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2013年7月27日土曜日

Spellsy's Stat Series:CLGのプレイスタイル分析


cloth5.comさまのSpellsy氏による Spellsy’s Stat Series: Analyzing Counter Logic Gaming’s Playstyleの訳です


シリーズで第2回目はCounter Logic Gamingについての分析です。



略歴

Counter Logic Gaming は最も長く続いているプロチームのひとつであり、創設からスポットライトを浴び続けていたという非常に豊かな歴史がある。今シーズンにおける直近の変更で彼らはおもしろく大胆なプレイスタイルの変更に繋がる重大なメンバー変更を行った。
ベテランのHotshotGGとDoubleliftをより重視した2-threat戦略を敷いていた。
しかしながら、メンバー変更が行われてからはプレイスタイルの大きな変更を目の当たりにしている。

Doubleliftは依然として彼らの戦術の鍵を担っており、それと共にGold取得量がtop lanerとmidも少々増え、junglerとsupportは減った。これは彼らのプレイスタイルを2-threatから、一般的によりバランスの良い3-threatに変更し、Karthusのようなhyper-carryを midに据えることで、DoubleliftにUrgotのようなチャンピオンプールを活かす余地を与えた。
この自由はチームの戦術を活性化させているが、彼らは依然としてobjectiveを重視せず、終盤に重点を置いたスタイルを維持している。

メンバー変更のもう1つ大きな変化はチャンピオンプールとteamfightでの戦術だ。
多くの人はメンバー変更の後、新しいロールでのチャンピオンをじっくり覚えるために少量の種類のチャンピオンの中から得意なチャンピオンを見極めようとしてくるだろうと考えていた。しかし、CLGは逆だった、現在ではリーグ中、最もバラエティに富んだピックと戦術を執っており、平均で35種類の中、VESと並んで40種類のチャンピオンを選択している。
CLGは彼らは最も良いスタイルを覚え、彼らの戦術を見定めるために異なるチーム構成を試している。


序盤の戦術

CLGは“late game team”で知られ、これを序盤の戦術に大きな影響を与えている。
彼らはobjectiveを重視しない。代わりにCounter GankとAnti-pushingに焦点を当てた非常に防御的なスタイルでプレイしている。CLG以外の試合で最初のTowerが破壊されるのは平均して 6:12、CLGのゲームでは平均して9:03だ。そして、CLGは65%の試合でFirst Bloodを獲るのに対して、最初のDragを狩る試合の割合は1/4以下だ。この戦術は明らかにレーンフェイズを長引かせており、通常、彼らが前へ飛び出していくことはない。8試合中、10分の時点でgold advantageを得ていたのは1/4にあたる2回だけで、そのうち1回はearly game Pantheon stratによるものである。

この序盤を長引かせ、Objectiveを重視しない戦術はBigfatのJungleのスタイルにも見て取れる。
彼はGankに費やす時間(14% vs 10%)とanti-pushingに費やす時間(21% vs 15%)は平均を上回っている一方で、Pushは平均を下回っている(5% vs 9%)。BigfatlpはC9のMeteosに比べると3倍以上Towerを守ることに費やしている(20% for Bigfat vs 6% for Meteos)。このGankとTowerを守るというジャングルのスタイルは中盤にグループアップするまでのおよそ20-30分間に、ap / ad carryの双方をよりfarmさせるというものだ。
Towerを交換するよりも守ることでレーンフェイズを長引かせ、DoubleliftとLinkにより安全にfarmできる場所を確保し、彼らの得意な時間帯である後半へ試合を持っていくのだ。




チームファイト、ピック、中盤から終盤にかけての戦術

先に述べたとおり、CLGは多様なチャンピオンをPickしている。それらは依然CLGの特徴である中盤から後半を非常に重視した戦術に根差したものだ。皆が指摘するようにCLGの試合は長い。他の平均が37:30ほどに対して、CLGは45:12だ。20%も多い。この長時間ゲームのスタイルは、Tirstana/Cait, Shen/Jayce, Orianna/Karthusのようにピックにも現れている。ゲームのペースの考えについてはCLGは素晴らしく、全てのチームを自分たちのゲームスタイルに引きこんでいる。

彼らはどのようにしてゲームを長引かせてる見てきたが、中盤には何をやっているのか?CLGは序盤を長引かせ、中盤でも彼らは同様のheavy farm strategyを執っている。彼らは3人ともできる限り、レーンに別れてfarmを行っている。


Doublelift’s Farm




CLGを語る上で外せないのがdoubleliftのfarm量だ。
彼は平均的な試合時間あたりのfarm量が最も多い。(322 cs vs. 287 average)
そして多くの人が疑問に思っているかもしれないが、彼はいつどこでそれだけfarmしているのか?
誰がその分のfarmを諦めているか?Doubleliftは最初の10分で平均よりも多少farmしている程度だが、中盤の10分から30分までにかけて他のADCは平均170csなのに対してDoubleliftは210csだ。
レーンフェイズから移り変わる際にほとんどのチームはプッシュやobjective controlのためにグループアップするものの、CLGとDoubleliftについては全くその逆で、散らばってmid laneで可能な限りfarmする。これはDragonもしくはTowerを失ってしまうかもしれないが、farmによって非常に育ち、3レーン全てをプッシュし続けることでinner turretまでプッシュすることは困難となり、ゲームは長引くことになる。
およそ30分以降になって、Doubleliftが300 csを超え、3 big items (BT, PD, and Last Wisp or other equivalents)を整えてからCLGはグルーピングし、teamfightを始める。

Doubleliftは最初の30分に非常に多くのfarmを行っていることは分かった。それはどこからきて、誰のfarmで、この効果がteamfighting strateyに影響しているのか?

グラフを見て欲しい。Topは平均程度、LinkとDoubleliftのfarmは多く、その分Bigfatlpがわりを食っている。45分の段階で最もfarmしているmeteosと比べた場合およそ倍の差がついている。(94 jiji vs 186 meteos)

CLGは中盤に3つのレーン全てでfarmする彼らを守るのがCausterやjijiの役目であり、jungleさえCarryに捧げるため20分を境にfarm量が落ちる。前線が育ちきることのないという戦術はCloud 9と非常に異なるものだ。CLGは多様なPickを行い、一般化するのは困難だが彼らはinitiate能力に長けるPickをすることは非常に珍しい。C9がZacやAsheなどをPickするのに比べて、CLGはNocturneやOriannaなどのCounter-initiationよりのPickを行う。CLGは防御的なスタイルで相手にinitiateさせ、それからcounter-engageingを行い、育ったdoubleliftを相手から守っている。junglerの彼はfarm不足により、playmakerとしての役割を果たせていない。彼は思うようにinitiateできない、なぜならDoubleliftとLinkにfarmさせることに専念した代償にtank itemを持っていないからだ。その結果CLGは非常にdefensive teamfighting strategyを執ることになる。


結論

CLGは新しいメンバーを馴染ませ、多様なピックをしつつ、非常に特殊なlate game styleを確立している。特に面白いのは平均試合時間が35分と最も短いTSMのようなチームであっても、CLGを相手にはlong gameとなっており、CLGが彼らの試合のペースを操っていることだ(42, 61, and 38 min games)。彼らはこのlate gameの試合運びを序盤でlane phaseを長引かせ、中盤ではファームと守ることに重点を置き、doubleliftを守ってcounter-engageするというteamfight strategyをとることで非常に防御的なプレイスタイルで成し遂げている。
CLGは防御的な要素によって、全てのチームに自分たちのルールの下でプレイする強いるというとても面白いlate game strategyに成功している。


統計についての記述

統計は全て今シーズンの第5週までのものを仕様。CSのグラフと統計は10試合を30秒刻み。平均CS量はCLG戦以外の15試合から算出。
ジャングルの時間分布の円グラフは最初の10分 (1:45/55 – 12:00) は7試合の70分間から。その他の平均は30試合程度から。
ジャングルのより詳細な記述はredditの投稿を参照のこと(円グラフがあります)。

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