EUWのChallenger Tier １位、SK Gamingのコーチを務めるIncarnati0n氏のAMAです。
Incarnati0n - AMA : leagueoflegends
Incarnati0n氏はEUWでChallenger Tierの１位に位置する欧米で最も優れたMid Lanerの1人と考えられています。
しかしながら、彼は過去に暴言や悪質な行為、DDoS（後に本人は実際には行っていないと主張しましたが、脅迫したことは事実です）などで複数のアカウントをPermanent BANされた経験を持ち、遂には「Lifetime BAN（アカウントではなくプレイヤーに科せられる処罰）」の処罰を受けました。
Riot Gamesは裁定に従ってその後も彼が作成したアカウントを停止しましたが、現在はRiot Gamesは彼のアカウントを停止していません。
ただ、公式には彼がプレイすることは認められておらず、Incarnati0n氏はコーチを務めるSK GamingのスタッフとしてRiot Games公式のイベントに参加することを許されていません。
参考
Player ruling : Life time banned player
eSports Competition Rulings on EU : Player Permabanned
Q. EUWのサモナーネームは？Apdo Dog2ですか？
Apdo Dog2です。
* 他にもReversio , Qas0 も彼のアカウントと言われています。
Q. 現在のMidでのTop 3は？
Zed, スキルキャップが高くて敵をアウトプレイしやすい、強力なレーナーとチャンピオンが好きです。
Orianna & Syndra , 上手く使えるよう練習して、非常に得るところのあったので、これらの強いレーナーが好きです。この数週間でこれらのチャンピオンをプレイするにあたってポテンシャルを最大限に発揮するためにキーファクターとなるウェイブコントロールを習得しました。
Q. 競技シーンで評価が低いチャンピオンはなんでしょう？
変更後のTalonはまだ大きなポテンシャルがあると感じています、Eの変更はそれほど酷いものではなく、彼はニッチピックとなっただけでした。彼は特定のチャンピオンとチーム構成に対して非常に強力です。DianaもRod of AgesからZhonyaを作るようなAP Bruiserのようにすれば強力なピックです。マナ消費が低く、ベースダメージが高いことはmid & top lanerとして非常に強力です。
Q. Solo Queue playerでLCSへ出場するだけの実力があるものの、まだ競技シーンに登場していないプレイヤーはいますか？
プレイしていないレーンはわかりませんが、Febivenは非常に優れたプレイヤーです。彼がLCSでプレイするのを楽しみにしています。
Q. 配信は出来ないのですか、それともしないのですか？
公式には私はプレイすることを許されていません。Solo QueueでプレイできているということをRiotからの大きなジェスチャーです。私はマネタイズするチャンスを不意にはしたくはありません。将来的にはあるかもしれません。
Q. LCSでプレイした場合、EUのmidとしてあなたはどの辺りに位置するでしょうか？
上位陣と渡り合えると思いますが、オフラインはオンラインと別物なので、推測抜きには語れません。いつの日かステージでお見せできるといいですね。
Q. Wickdのチャンピオンプールについて
Wickdのチャンピオンプールに問題があるとは思いません。もし、Zorozeroがプレイしているのを見れば、上手くプレイすることに広いチャンピオンプールを必要としないことがわかるでしょう。なんでも使えることよりも、チーム構成に適切なチャンピオンを上手く使えることが重要だと思います。
Q. 韓国のプレイヤーが移籍することによるEUシーンへの影響、EUは韓国のプレイヤーの移籍が少ないことによって北米や中国に遅れを取ることになると思いますか？
韓国のプレイヤーの移籍が少ないことがEUが遅れをとる要因にはならないと思います。私は西側シーンはインフラの欠如に問題があると考えています。韓国のプレイヤーが移籍することは悪いことではありませんが、SKとしばらく共にした後ではWorldsでの優勝に向けて、EUの利益となるかどうかは疑問です。私はチーム内が良い空気であることが重要だということを理解しています。負け始めたら、ほとんど英語を話さなくなり、コミュニケーションが難しくなり、そうするとおしまいです。彼らが上手くやれるところを想像出来ません。Seraphを見ればわかるでしょう。
Q. Apdoと話したことは？
まだありません、話したいとは思っていますが！
Q. SKのコーチとして、JesizがWorldsで厳しく非難されたことについてどう思いますか？また、Coastでプレイすることについてどう思いますか？
Jesizとはしばらく親しくやってきました。彼は自信に問題を抱えており、明らかにWorldsでは影響を受けていました、彼は半年連れ添ったジャングラーがいなかったのですから無理もありません。
友人のデンマーク人、Bjergsenとのマッチアップでは上手くいきませんでした。何かを証明できることがある感じていたようですが、敗北したことで少し自信を失ってしまいました。
彼がCoastでどうするのかはわかりません、彼の未来は彼の自身の手で切り開くものです、とはいえ彼の幸運を祈っています。
Q. SKでコーチを務めたことについて
SKで働くことは素晴らしいものでした。新しいことをたくさん学び、e-sportsがどのようにして運営されているのかについて重要な経験を得ました。
Q. SKのメンバーについて
Fredyは非常に安定していて、ジャングラーをTopに引き寄せる強力なTop Lanerです。レーナーとしても優秀です。昨シーズンのTopは孤島だったので彼にはこれと言って弱点は見つかりませんでした。Fredyは世界で5本の指に入るTop Lanerだと思います。
Svenskerenは非常に優れたジャングラーで、多分Jankosと並んでEUでは最高のプレイヤーです。彼は常に敵のジャングルにインベードし、そのことで敵にプレッシャーを与えます。時々彼は自信過剰となり、高い代償を支払うことになります。彼はWorldsであまりプレイしていないので世界的にどのくらいなのかわかりません。
JesizはAP Carryが得意ですが、LCSではMidにBAN枠が4-6枠割かれた場合にチャンピオンプールが少し狭いことがわかりました。彼はAssassinより、Mageのほうが大分得意です（AhriはAssassinに含みません）。
Bot Laneは最も課題でした。nRatedのチャンピオンプールはイマイチです（Wolrdsを見ればわかると思いますが、Namiに自信がなかったのでNamiではなくSonaを選択しました）、ただ、彼はそれで大半をやり遂げるスマートなプレイヤーでした。Candypandaは今シーズンモチベーションに少し苦慮していました。ただ、後に立て直しました。プレイを続けるかぎり、スランプに陥ることはあります。その時にあなたのチームの力を借りることになるでしょう。彼は優れたAD Carryでよい友人でもありますが、技術的には彼は悪くない程度のADCの1人です。
Q. MonteCristo氏がWild TurtleよりもCandypandaのほうが優れていると発言したことで多くの非難を浴びたことについて
Botは1v1ではなく2v2なので評価は難しいところですが、CandypandaはWildTurlteと多分同じレベルだと思います。
Q. Fizzのビルドについて
通常、FizzではSorcerer's ShoesもしくはCDR BootsからLichbane、Zhonya、相手のMRに応じて、Rabadon or Void Staffへと進みます。
Dadeがマスタリーを21-0-9、Wを優先してmelee相手にそれほど悪くはなかったので、テストしていますが、経験量によるでしょう。私はCDを下げて逃げやすくするために、ほぼ全てのシナリオでEを優先します。
最後のアイテムにはDFGを選択します。多くの人が好むGAは有効な選択肢です。しかし、DFGは終盤"Flash - DFG - Q - W" コンボで脆弱なプレイヤーを体力全快の状態から即死させることが可能です。
Q. あなたを含め、EUWでチームを作るとすればどうなりますか？
- top: Fredy
- mid: me!
- jungle: Diamondprox
- marksman: Rekkles
- support: Krepo
Q. Krepo と Diamond を選択した理由は？
Diamondと一緒にプレイして、彼は一緒にプレイして楽しいジャングラーだからです。彼のmidlaneへ作り出すプレッシャーと彼の生み出すビジョンコントロールはmid lanerに夢見るものであり、私のプレイスタイルに完全にフィットしています。
Krepoは現在非常に過小評価されています。彼は長い間平均以下のプレイヤーと一緒にプレイしていました。彼は機能するまで真面目に練習に励む数少ないサポートの1人です。彼は常に優秀であり、NielsやRekklesのような優れたADCと共にプレイすれば活躍することでしょう。
* Niels: 元SK Gaming PrimeのADC。Zvenillan、Níels XDなどEUW Challengerに複数のアカウント有り。
Q. EUWのSolo Qで注目しているプレイヤーは？
- top: Odoamne
- jungle: Loulex
- mid: Godbro & Febiven
- marksman: Niels (Zvenillan)
- support: Swaglord H1iva
Q. 現在一番好きなマッチアップは？
Fizz vs Zed、それぞれに面白さがあります。
Q. 北米のChallenger 1位になることは考えたことはありますか？
真面目に考えたことはありません、今はEUWに専念しています。
Q. midでJarvan(もしくは似たチャンピオン、bruiser)のプレイを考えたことはありますか？
Melee bruiserは通常特定のチャンピオンにのみ有効なニッチピックです。例えば、OriannaやSyndra相手にはプレイしたくないでしょう。逃げるスキルを持たない、弱いレーナー相手にはプレイするでしょう。私はメタに即していないチャンピオンをプレイすること自体は好きです。
Q. レベルの高い試合でのYasuoについて
Yasuoはまだ使えます。ただレーンが弱く、彼が機能するような構成が必要となるので無条件にピックすることはできなくなりました。
Q. Viktorについて
新しいViktorをかなりの回数試してみましたが、彼はmeleeに対して優秀です。多分、midよりもtopが向いているでしょう。
Q. Riven midについて
特定のチャンピオンでは有効ですが、無条件でのピックには値しません。
Q. Midとして一部のADCがプレイされるのは有効ですか？
midでADCをプレイする場合には対戦相手を熟知し、ジャングルによるgankに特別注意しなくてはなりません。もし、midでADCがビハインドになってしまったら、ほとんどのmid lanerはレーンで非常に悲惨な目に合ってしまうからです。
Q. どうやってゲームのフラストレーションの息抜きをしていますか？
ゲームしてる最中はフラストレーションを感じなくなりました、特にsolo Queue以外では。私は他人ではなく自省することによって、多くの点を改善しました。私はsolo queueをプレイヤーとしての自身のパフォーマンスを改善に活用するキーパートだと考えています。
Q. これまで対戦した中で最も手ごわかった対戦相手は？
Solo QueueのFebivenとNukeduckは手強い相手です、非常に優れたmid lanerです。競技シーンでは、BjergsenとFroggenでしょう。ステージ上でタイトルを争ったわけではないので正確にはわかりません。
Q. Azirについて
彼は非常に強力なシージポテンシャルを備え、強力なポーク性能を備えています。もし、使えるようになれば多分最も優れたmidlane championの1人でしょう。
Q. もし、LCSに出場できていれば"欧米で最高のmid laner"の称号を手にすることができたと思いますか？
過大な期待に応えることができれば良いと思いますが、Solo Queueはスキルを測るにあたって最良の指標ではありませんが、ただ指標は指標です。また、他のmid lanerが実際にLCSでプレイしたリプレイやVodを見れば彼らのプレイがどのようなものかわかります。私は多くのMid Lanerがウェイブコントロールの重要性を理解しておらず、技術とレーンの内外のリスク・リターンの計算についても欠如していると考えています。
Q. Twisted Fateについて
終盤、Sorcerer's Shoesでも40% CDRとなるので、CDR bootsは金銭的に非効率です。
AthenaもしくはMorello'sがTFのコアアイテム（vsAD,APで変わります）となり、2つ目のアイテムとしては私はZhonyaが好きです。
30分になろうかという時にはVoid Staffを持ってなければ購入しましょう、ダメージが足りなくなります。Rabadonは十分な量のAPがあればLichbaneに比べて、コストと比べた場合の効果が高くなります。
マスタリーは21-0-9です。サモナースペルはレーンで勝てないようであればGhost + Flash、ZedやYasuoのように1v1で勝てるポテンシャルのあるチャンピオンならIgnite + Flashにします。Solo QueueでExhaustを使うのは好きではありません。
Q. 何故欧米で珍しいCarry playstyleなのは何故でしょう？また、競技シーンでプレイしていないにもかかわらず、韓国のプロたちはあなたのことを欧米で最高のmid lanerと考えているようです。何故でしょう？
私は自分のチャンピオンの特性と相手の限界、長所、短所を熟知しているからです。敵が行動を起こす前に相手の次の手を予想することで、相手の頭を抑えることが可能です。そのため私は自分のプレイスタイルは計算された積極性に溢れていると言えるのです。これによって私はレーンでの1v1でキルを取ることが可能で、他のほとんどのプレイヤーを相手に簡単に試合をCaryできるのです。
