3年以上前、まだプロチームが存在していない頃にとあるチームに所属していたHotshotGGはそこのリーダーと仲違いして新しくチームを結成することにしました。
そのチームの名前は"Counter Logic Gaming"と言います。
CLGの最初のメンバーは以下の通りです。
- Locicero
- Grandjudge
- Chauster
- Nolja
- HotshotGG
- Clever
- Sabertiger
- Bigfatjiji
- Lilballz
- Kobe24
このうち、GrandjudgeとNojiaは韓国、Liliballzは台湾に住んでいるため北米の大会に出ることができませんでした。
Lociceroは学校、Savertigerは軍隊、Cleverはもっとカジュアルにプレイしたいということで折り合いがつきませんでした。
残りのHotshotGG、Chauster、Kobe24、Bigfatjijiの4人にAll or NothingというチームでサブをしていたElementzを加えた5人がCounter Logic Gamingとして活動する最初のメンバーとなりました。
彼らの最初の大舞台となったのは2010年の10月に行われたWorld Cyber Gamesです。
この大会に出場したのは各地域の予選を勝ち抜いた4チーム、China Hero、Another Story、SK Gaming(I WEAR A CAPE IRL)、そしてCounter Logic Gamingです。
この大会の決勝でCLGはSKに対して2-1で勝利し、世界中にその名を知られることになりました。
WCGの少し後にReginaldとDan Dinhの二人はCLGのメンバーとしてNewegg Winter Wanfest 2010の参加リストにその名前は記載されていますが、残念ながら彼ら二人がプレイしたかどうかはわかっていません。
その後、数々の大会に出場しましたが、2011年の初めにジャングラーのKobe24が学業に専念することを理由に競技シーンから引退することになり、後任のジャングラーとしてTeams Solomidに所属していたsaintviciousが加入することになりました。
2011年、8月に行われたIEM CologneではChausterの代役としてEpiK GamerのSalceを、MLG RaleighではVoyboyをそれぞれ起用して優勝しています。
しかし、6月に行われたSeason 1 Championshipでは5位という結果に終わり、10月にはIEM GuangzhouではWorld Eliteに、IEM NewYorkではSKとSypherにそれぞれ敗れています。
当時、北米でもようやくサポートの重要性が認識され始め、CLGではElementzがサポートを務めていましたが、CLGのbot laneはあまり機能していたとは言えなかったようです。
bot laneの弱さをカバーすべく、bigfatjijiがAD Carry、HotshotGGがサポートをやるなどロールの入れ替えを試みてはいたものの、上手くいかなかったようです。
そのため、HotshotGGはChausterやbigfatjijiと話し合い、11月にはAD CarryにDoubleliftを迎えて、Chausterをサポートに据え、Elementzをベンチに下げることにしました。
これに対してElementzは強く反発しましたが、結局チームを去ることになります。
2012年になり、1月にはAbsolute LegendsのメンバーがCounter Logic Gaming EUとしてその旗下に加わりました。
2月に行われたOnGameNet LoL InvitationalのGrand FinalでMIG Frost(現在のCJ Entus Frost)に敗北して2位という結果に終わり、
3月のIEM World ChampionshipでのMoscow FiveとのSemifinalでは2-0で破れ、3位に終わりました。
IEM World Championshipの終了後、Azubu The Champions Spring 2012に参加するために韓国へ遠征を行いました。
この遠征での生活をsaintviciousは自身のVlogでこれまで経験した中で最も酷いものだったと語っています。
生活面での不調がプレイに影響したのかは定かではありませんがAzubu The Champions Spring 2012はMiG Blazeに2-0で破れ、ベスト8止まりでした。
韓国からの帰還後、韓国遠征で不振だったsaintviciousに対して、新設するCLG.Blackに行くかそれとも辞めるかという通告が行われました。
saintviciousはbigfatjijiとLiQuiD112の話し合いの末、Curse Gamingへ移籍することになり、Curse GamingからCrumbzzがTeam Dignitasへ、Team DignitasからVoyboyがCLGにそれぞれ移籍することになりました。
この一連の移籍により、CLGにVoyboyが加入したことでtopのHotshotGGはジャングラーに転向しました。
6月に行われた2012 MLG Pro Circuit/Springでは決勝でSolomidに敗れはしたものの、Voyboyの代わりに起用したxHazzardが活躍しました。
xHazzardは同じく6月に行われたGIGABYTE Esports LANにも出場しており、同大会でCLGはTSMに敗れ、3位でした。
7月のAzubu The Champions Summer 2012ではAzubu Frostに2-0で破れ、ベスト8止まりでした。
9月末にはSeason 2 World Championshipの北米予選では3位通過、本戦ではグループリーグ敗退でした。
なお、CLGはSeason 2 World Championshipにおいて北米勢で唯一勝利したチームです。(vs SK Gaming)
結局、VoyboyはSeason 2 World Championshipの後にCLGでは目立った実績を残せないまま解雇されてしまいます。
Voyboyが解雇された後、HotshotGGはtopに戻り、ジャングラーにChausterを据え、SupportにLocodocoを起用しました。
Locodocoは韓国に遠征する以前からCLGのメンバーと知り合いであり、韓国遠征時にはメンバーのカウンセラーをやってもらったそうです。
Locodocoが本来得意とするロールはAD Carryであり、Supportとしての起用は採用当初から疑問が持たれていましたが、彼の加入後の初めての大会となる11月に行われた2012 MLG Pro Circuit Fall Championshipでは北米勢最高の4位でした。
続く、12月始めに行われたIGN ProLeague Season 5でも北米勢最高の5-6位です。
ただ、MLG Pro Circuit Fall ChampionshipやIGN ProLeague Season 5では明らかにミスが目立ち、チーム内でのコミュニケーションも上手くいっていたとは言えなかったようで、起用から1ヶ月ちょっととなるIGN ProLeague Season 5の3日後にはLocodocoは解雇されてしまいました。
その後、CLGはSupportのトライアウトを開始しました。
多くの参加者の中から選ばれたのはTeam FearのAD CarryだったAphromooでした。
2度目となるAD Carryからの起用に疑問を持たれましたが、今日に至るまでAphromooは着実にサポートとしての経験を積んでいます。
また、同時にCLG.EUの傘下からの離脱とCLG.Blackの解散が発表され、CLG.BlackのメンバーのうちLiNKだけはサブとしてCLGに残りました。
2013年に入り、CLGにおける最初のニュースはBigfatjijiが自らベンチに退くという発表でした。
彼はFacebookで自身の胸の内を語り、midの後任にはLiNKがつとめることになりました。
2月にLeague of Legends Championship Series North Americaが始まり、初戦でTeam Solomidとの対戦で勝利しました。
なお、この戦いでHotshotGGはNo Runeだったと話しています。
現在はLCS NAにおいて11勝12敗で4位につけています。
現在のメンバーはHotshotGG、Chauster、L1nk115、Doublelift、Aphromoo、Bigfatjijiです。
Voyboy、Saintvicious、Locodoco、Salce、xHazzard、Kobe24などCLGの一員としてプレイしていた人の多くは今でもプロプレイヤーとしてあるいは関係者としてLeague of Legendsに携わっており、今後も北米のトップチームのひとつとして活躍してくれることでしょう。
CLGaming.net
http://clgaming.net/
Counter Logic Gaming - Leaguepedia - Competitive League of Legends Wiki
http://leaguepedia.com/wiki/Counter_Logic_Gaming
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