Patch 4.12のContext(要旨と背景)の訳です。
Context(要旨と背景)をパッチノート訳とは別にしています。
Patch 4.12の訳についてはPatch 4.12 Notesをご覧ください。
北米(Contextのみ抜粋訳)
Patch 4.12 notes
やあ、サモナーの皆さん。
Patch 4.12へようこそ! League of Legends World Championshipsまでには数パッチしか猶予がなく、競技シーンと、全体的な展望が多様で健全なことを保証できることに対して、フォーカスを当てています。この目標を達成するための方法の一環として、何らかの方法でチャンピオン選択を歪めており、ゲーム的な健全さまで「あと一歩」というチャンピオンたち(AlistarやAhriのような)に対して目を向けています。どちらの側(強い/弱いチャンピオン)にとっても、私たちの主要な哲学は、強調すべき強みを探しつつも、弱みを強調するということです。これによってチャンピオンに戦略的な価値を留めつつも、有意義な交換(日本語訳)を保証します。皆さん、これを私から繰り返し聞いて、耳にタコができていますよね。我慢してください。
Twisted Treelineのファンの皆さんのために、Grez's Spectral LanternとLightbringerという2つのアイテムのオーバーホールを行いました(別の機能を持つ2系統のアイテムとなります)。3対3に飛び込む前に、確認しておいてくださいね。
最後に、Patch 4.12ではjungle timerも実装しています! 以下の概要を読んでいただきたいと思いますが、ゲームプレイの明確さにフォーカスする一環として、League of Legendsでは正しい技量が報いられることを保証したいと思います。Jungle timerの場合、時計を見て素早く計算することよりも、獲得した情報から皆さんが有意義な選択を行うことに焦点を当てたいのです。私たちの哲学についての詳細は、明確さについての開発ブログ(日本語訳)をお読みいただければ確認できます!
さあ、とりあえずは以上です! 以下の変更をお読みください。次のパッチでお会いしましょう!
Chris "Pwyff" Tom
ジャングルタイマー
Objectiveを倒して得た情報は、既に獲得している重要な情報なので、ジャングルタイマーによってそれを明確にしたいと思いました。ジャングルタイマーはミニマップ上のアイコンと同じルールで機能するため、これまで存在しなかった新しい情報を追加するものではない、ということに触れておくのも、価値あることでしょう。
Champions
Ahri
Qのダメージが少し増加し、消費マナが少なくなります。
Ahriは私たちがもっと見たくなるクールなフォックス・ギャルですが、現在はtop-tierのmid pickとしては落ち込んでいます。そうは言うものの、情勢に追いつくために余りある強化は必要ないと思いますので、もっと効果的にミニオンウェーブをプッシュする能力にフォーカスしました。これにより、roamする機会をもっと見出せるようになるでしょう。
Alistar
Aliの消費マナは少なくなり、ultは低レベルであっても、大量のダメージを軽減するようになります。代償として、Aliのジャングルは弱くなります。
私たちは間違いなく、サポートとしてのAlistarに帰って来てほしいと思いますが、その挑戦は、在りし日にかの牛が戴いたジャングルの王冠と両立できるものでないことは、確実でした。MalphiteのUnstoppable Forceの「ミニ版」をLv2で利用可能となり(Headbutt + Pulverizeのコンボです)、保証済のタワーダイブと、安全な場所から敵を押し出す能力が結びつき、彼はジャングルから飛び出す非常に威圧的なgank列車となっていました。私たちはAliに対し、Maokaiに施したように、成功するために必要なものを与えたいと思いますが、彼がそのために健全な位置に着くことも確実にしたいと思います。Unbreakable WillがLv1時点で70%のダメージ減少を持つことが、Alistarがタワーダイブを少し得意にしすぎるかもしれない(サポートとしてさえ)という小さな懸念はありますが、まずはこれらの変更が彼に及ぼす影響を見極めようと思います。
Caitlyn
そして世界中のYasuoたちが大喜びした。
Ezreal
弾の前に出る方法がわかれば、EzrealはEssence Fluxに自分の身を晒すことができます。慎重にお使いください。
EでWの中に入るだけです。
Garen
これはジャングルGarenをプレイする皆さんのためのものです。
Kassadin
Wのクールダウンは長くなり、Force Pulseのスロー効果が強くなりますが、持続時間は短くなります。
またこいつですよ。
現在、Kassのスーパー・スノーボール・ポテンシャルがどこで、いつ彼が優位になったら、継続的なスローをかけて立ちふさがった敵にパンチを喰らわすことで、彼が自分自身と自チームの両方を成功に導けるのか、ということについてフォーカスしています。私たちはそれでも、Kassの象徴であるRiftwalkを取り上げてしまいたくはないのですが(明らかに彼の核となる強さなので)、これらの変更により、Kassが攻撃的になれる時間が短くなることでしょう。
Kha'Zix
Kha'Zixについての追跡調査を少し行っています。特に前回のtanky junglerおよびマークスマンの強化が問題です。
Lucian
Lucianの通常攻撃射程は短くなりますが、Eのクールダウンはパッシブによる攻撃が当たるごとに短くなります。Eは消費マナも少なくなるので、試合中盤からレイトゲームにかけて、Lucianはかなりの頻度でダッシュできるようになります。
強いチャンピオンに対してアプローチする時の、私たちのデザイン哲学というのは、彼らの強力さを目立たせつつも、弱点を強調するということです(繰り返しお話しいていますよね)。これは有意義な選択(日本語訳)の概念に最も関係しており、チャンピオンの有する戦略的な価値を維持しつつも、敵が対抗できるトレードオフを持たせたい、ということです。特にLucianについては、総合的な強力さ(試合序盤とレイトゲームの強さ、高いバースト、高い機動力など)は、敵チームについて考えることなしに盲目的にピックできるという事態になっていました。少しの間、Lucianがこのように強力な競技的ピックとなっていたのはこれが理由です──彼はどんなチームにも適合でき、良好なパフォーマンスを発揮できたのです。
最終的に、私たちの変更は、スキルを投射し、機動力のあるマークスマンとしてのLucianの強みの一部を際立たせつつ、新しい弱点をフォーカスします──射程が短い、といったような。いくつかのアイテム(クールダウン減少!!!)を持ち、高レベルに成長したLucianは、対象にパッシブを当て続けられる限り、流れるようにEを組み合わせて動くことができるでしょう。これはつまり、集団戦においてLucianが最も機動力の高い中射程のADCのひとりとなる、ということです(いくつかの懸念がありはします……Eは全てのスローを解除するため、機動力が高くなりすぎるかもしれません。この点については注視していきます)。短い射程にすることは、しかしながら、Eのクールダウンを縮めるためには、Lucianがもっとリスクを取る必要があるということであり、レーニングフェーズの間はいくらか厳しいマッチアップになることでしょう(以前はどんなレーンであっても、彼は勝てていました)。これにより、Lucian独自の特徴を強調する余地が生まれます。これらの変更後の彼のパフォーマンスについては、注視していきます。
Quinn
プレイにおける一貫性をもう少し与えるため、いくつかのバグ修正を行います。
Rengar
このバグ修正は、Rengarのジャングル効率に大きく影響するかもしれませんが(Madred's Razorsの適用回数も2倍になっていたのです)、彼の全体的なパフォーマンスについて、追跡調査を行っていきます。
Items
The Bloodthirster
BloodthirsterのLife Stealはもっと増加し、シールドの消滅は遅くなります。シールドの最大値はしかしながら減少し、BloodthirsterのLife StealはUNIQUEとなります(それ自身に適用されます)。
Bloodthirsterのパッシブをシールドにリメイクした時、他の能力値(Life StealおよびAD)が別のアイテム経由で容易に入手できるようになったため、Bloodthirsterは少し一般的なものになりました。これらの変更により、この先もADを選びたい者にとって、Bloodthirsterはsustain / defense itemになります。余談ですが、BloodthirsterのLife StealがUNIQUEになるということは、BTを複数積んで+40%/+60%の追加Life Stealを獲得することができなくなるということですが、Vampiric ScepterやBlade of the Ruined King、Ravenous Hydraなど他アイテムのLife Stealは累積します。
Essence Reaver
レシピにB.F. Swordを含むようになり、Attack Damageが80になります。以下の文章では、その変更を繰り返し記述しているのみになります。
マナにフォーカスしたアイテムを得ると狂ったように強くなりかねないチャンピオンが数体存在するため、私たちはEssence Reaverを少し安全にすることにしました。野に放った後の状況を見ると、しかしながら、Essence Reaverをビルドに含むチャンピオンにとって、このアイテムは十分なパワースパイクを与えてくれないだけだったのです。そのため、Essence Reaverをもっと魅力的なアイテムにするため、調整を施すことにします。
Ardent Censer
+10 AP。文字通りです。
Ardent Censerもひどく控えめな性能でしたので、ひとつのアイテムとしてのポテンシャルを高めることにします(みんなにAttack Speedを!)。そう……APを上げました。
Manamune
Longswordの代わりにPickaxeがレシピに入り、価格が少し高くなり、ADが若干増加します。
この変更により、安いアイテムから前倒し購入を行い、アップグレードのために1000ゴールド以上貯まるのを待つよりも、スムーズなビルド順でManamuneを作ることが可能になります。
Sunfire Cape
もっと太陽のような炎に。もしくは、もっと燃え立つような太陽に。両方?!
Summoner Spells
今シーズンの初期に、サモナースペルのビジュアルとサウンドエフェクトをアップデートしました。その変更には満足しているのですが、Exhaustの場合には、Exhaustのアップデートによる描写の忠実さと、昔のExhaustのビジュアルインパクトを結合することで、両者の良い点を取れると思います。
Twisted Treeline
Twisted Treelineで見つかった数点のバグ修正と、統計的に非常に強力だったため、強さを少し調節したいと思った、Ichorsの調整に伴う小さなバランス修正を行っています。
Twisted Treeline, Crystal Scar & Howling Abyss
これらのマップでは、他のジャングルアイテムに遅れずについていくことを助けるため、Grez's Spectral Lanternを強化します。新しく改良されたLightbringerは、マークスマンにとって、マップ上の視界にフォーカスしたアイテムを持つ動機を増すことになるでしょう。
Grez's Spectral Lantern
このアイテムはリメイクされています──新しい能力値のみをリストアップしますね!
The Lightbringer
このアイテムはリメイクされています──新しい能力値のみをリストアップしますね!
Intro Bots
Intro Botsは新しいCo-Op vs. AIの難易度で、League of Legendsの完全新規プレイヤー向けにデザインされています。Bot AIの変更に加え、実際に数試合プレイすることにより、新規プレイヤーがLeagueの基礎訓練を受けられるよう、様々なチュートリアル・スタイルの特徴を盛り込んであります。入門システムについての全アプローチについては、開発ブログ(日本語訳)をお読みください。
New Audio Engine
Patch 4.7の時、私たちは新しいオーディオエンジンのためのファイルを、複数パッチ間に渡って送り出し始めたところでした。そのプロセスが完了し、4.12をもって新しいエンジンが可動することをお知らせできて、うれしく思います! 新しいオーディオエンジンには、すぐに改善が見られますが、プレイヤーの皆さんがゲームにもっと没入でき、League of Legendsの経験が前進することに触れられることに役立てることこそが、私たちにとってはより重要なことです。詳細については、以前の投稿をご覧ください。
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