北米のLCS出場チーム、LMQの所有権を巡る一連の騒動についてまとめました。
7月26日にLMQはゼネラルマネージャーのSharon Li氏の解雇と今後のマネージメントをLuyu Esports LLCが行うことを発表しました。
Sharon Li氏はこの件について全く知らされていなかったと主張、28日にFacebookで声明を発表しています。
一方、新しくGMとなる Alex Gu氏はSharon Li氏の声明にFacebookで反論しており、LMQに対してTian Ciが資金提供を行っていたと主張しています。
要約するとそれぞれの主張は以下の通り。
- Sharon Li氏: Alex Gu氏からTian Ciが断念したと聞かされ、資金は受け取っていない。その後、代わりにチームを運営していた。
- Alex Gu氏: Sharon Li氏がチームの口座を管理。Tian Ciはチーム獲得に必要な資金を送金済み。
- Tian Ci: 資金は送金済みなのでチームの権利を主張。
LMQ Ownership | LoL Esports
LMQがNA LCSに昇格した際に、LMQのオーナーとして登録されたのはA&K Esports (AK)でした。
書類提出後すぐに、AKはチーム契約書上の名前をLoLClassに変更しようとしました。
LCSの規約には"1つの組織が複数のチームの所有者になってはならない"という項目があり、LoLClassは他のLCSチームのスポンサーとなっているため、LMQの所有権を破棄するか、他のチームへのスポンサーシップを取りやめるかのどちらかを選択しなくてはならなくなりました。
最終的に、LoLClassはLMQの所有権を断念し、LMQの所有権を他の組織に譲渡するための時間が与えられました。
この期間中、Guangdong Tian Ci Performing Planning Co, Ltd (TC) は7月にLCSに本物のLMQのオーナーはLoLClassではなく、彼らであると主張し、LoLClassは最初から米国でのチームの管理を支援を任命したにすぎないとする証拠を提出しました。
LCSの調査によればLMQのプレイヤーたちは全く関与しておらず、TCとAKの協定について全く知らされていなかったとのことです。
さらにTCはLoLClassとの関係を全て打ち切り、LMQのプレイヤーの契約をLuyu eSports LLCに譲渡していました。
今回の件を受けてLCSは2015年シーズンではオーナー資格要件について見直すことを明らかにしています。
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