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2014年2月14日金曜日

早まる引退:新しい定年は65歳から25歳へ

LoL Esportsに掲載された、Michael ''Gilean'' Mooridian氏著の“Early Retirement: 25 is the new 65(早まる引退:新しい定年は65歳から25歳へ)”の訳です。文中の選手名は全て敬称略となっております。


これまでEsportsは、プレイヤーが競技シーンのキャリアを終えたと見なすことについて、「引退」と表現してきた。ここではその呼称が適切なものかを議論するつもりはないが、興味深い批評が浮上してきている。20代半ばで「引退」を宣告されたプレイヤーは、その後何をしているのだろうか?


BRANDON "SAINTVICIOUS" DIMARCO


他のプロプレイヤーと比べて、Saintは各チームへの所属期間が短い傾向にあるプレイヤーだ。だが、メンバーリストにその名前が載る時間が短期間であることよりも、誰がメンバーであるかが及ぼす影響こそ、大きいものだ。Saintは最初期のTeam Solomidに、top laneとして所属していた。その後、彼はCounter Logic Gamingのjunglerとして移り、最後にはTeam Curseで同じロールを務めた。Season 3の後、SaintはRiftでのプレイヤー活動を終え、Curseのコーチを引き受けることとなった。


SaintがTSMで過ごした時間については、語ることはそう多くはない。Reginaldがチームを結成した当初のメンバーとして彼は在籍し、少し後にチームを去った。CLG在籍期間はしかしながら、TSMよりも長い期間だった。彼がチームに参加したのは2011年2月であり、それから1年以上が経過しても、彼はチームに在籍し続けていた。CLGは既にWCG 2010およびNewegg Winter Wanfestでの優勝を通して評判を上げていたが、League of Legendsの歴史における地位を固めていたわけではなかった。

SaintがSeason 1 World Championship以前に短期間所属したCLGは、5位入賞という結果を得た。それから間もなく、チームは着実に歩を進め、わずか2カ月間の間に行われた、3つの異なるリーグのチャンピオンシップを総嘗めにした。

その後のCLGが再び前進することはなかったが、そのことは大して重要ではない。Saintは最初期の「偉大な」チームのリストにCLGの名を刻むという仕事を成し遂げたのだ。

Season 2の途中でSaintはCLGとは別の道を進み、現在の所属組織であるCurseに参加した。彼のCurse時代をCLG時代と比べるのは難しい。SaintがCLGを去ってから、競技的なLeague of Legendsの世界というものは劇的に変わったからだ。すなわち、LCSが成立し、競技シーンの上位層に新たなうねりが訪れた、ということだ。

それでも、SaintはNA LCS splitの最初期において、Curseが19-9という記憶に残る記録を残すために尽力し、Curseは引き続きSummer Splitにおいて、13-15という標準的な戦績を記録した。

現在の彼は?


見逃しているかもしれないので書き添えておくと、Saintは私たち皆に、大切なことをひとつ気づかせてくれた。競技スポーツにおける「引退」は一時的なものになる傾向がある、ということだ。HotshotGGおよびChauster両選手は、ごくわずかな間だが今シーズンの試合に出場したし、Saintもそれは同様だ。だが彼の復帰期間は、かつてCLGに所属したプレイヤーの中では長いものになるかもしれない。

Saintは実際に、今週末にはsupportのポジションを務める。Curseは声かけができ、経験豊富で、活発なshot-callerを探し続けていたためだ。Curseが見せるパフォーマンスによっては、彼は今シーズンでも記憶に残るプレイヤーとなるかもしれない。


ANDY "REGINALD" DINH


ReginaldがTeam Solomidのコーチに「就任した」という宣言には、不正確かつ誤解があるように感じられる。Reginaldは実弟であるDan Dinhと競技シーンで袂を分かった後、TSMを創設した。このチーム名は、創設前からDinh兄弟が共同所有していたウェブサイトである、SoloMid.netに由来している。


最初からReginaldは、shotcaller・midレーナー・戦略家・キャプテン・コーチ・アナリスト・ビジネスオーナー、……それ以上の役割を満たしていた。ReginaldこそがTSMだったのだ。Reginaldは自らにかかる重い負担を和らげるため、チームの競技的なroster(レギュラーメンバー)という枠の外で個人としての時間も全て費やし、ビジネス・チーム・個人的なゲームプレイの全てに自分の時間を割き続けた。

Season 3の終了後、しかし、ついにReginaldは決断を下した。いかに熟練し、才能があり、経験を積んだ人間であろうとも、あまりにも多くの役割を望まれれば、その全てをこなそうとするのは、不可能なのだ。ReginaldはTSMのアクティブなrosterから降り、EU LCSからmidレーナーとしてBjergsenをスカウトした。

現在の彼は?


Reginaldは現在、北米ナンバーワンのチームのために、ビジネスとコーチ・アナリストの両方について時間を割く、幾分運営面に寄ったスケジュールをこなしている。負担の軽くなった仕事配分は上手く行っているようだ。NA LCSにおけるチームの、9-1で第1位という戦績、およびWeek 4 Power Rankingsにおける新たな存在感が、彼の仕事の結果を示している。


MARTIN "DEFICIO" LYNGE


ほとんどのプレイヤーはメインステージで栄光のスポットライトを浴びることを夢みるものである。しかしDeficioは、Esportsにおいて全く違う使命を授かったプレイヤーのひとりであることを、覚えておいてほしい。


Season 3 Spring Splitにおいて、DeficioはCopenhagen Wolvesのsupportプレイヤーとして、まずまずの成功を収めたプレイヤーだった。プレイオフで、チームは5~6位に入賞したのだ。次のSplitに向け、Copenhagen Wolvesは全rosterを新しい構成へと移行し、チームはNinjas in Pyjamasとなった。チームの名称変更とrosterの全交替にもかかわらず、チームは前回のSplitと同様の結果を得ることとなった。EU regionalsでの5~6位入賞である。

だがDeficioは、多くの人であれば絶望してしまうような状況に、活路を見出したのだ。NiPは再びのroster全交替を行うことになり、Deficioは競技シーンでの役割を辞すことを自ら申し出た……ずっと憧れていた、マネージャーやコーチとして働く道のために。

運営側のポジションに就くことが、公式発表の少し前から彼自身の望みであるということを、その時点でDeficioは明言していた。ほとんどの競技プレイヤーは、自らがプレイヤーでいたがるものだ。しかしDeficioはシーンを遠くから眺め、戦略を洗練させることや、人と人との関わりを形作ることを助ける側に回ることを、好んで選び取った。

不幸なことに、IEM Cologneのアマチュアトーナメントで2位に入賞した後(新Copenhagen WolvesがNiPの後を追い、先行するのはSK Gamingだった)、Ninjas in PyjamasはLCSへと戻る権利を失ってしまった。

Deficioはだが、競技を通してではなくシーンへと戻る機会を見つけ出した……実況者である。

現在の彼は?


DeficioはNiPの組織と袂を分かち、その持てる資質を全て実況解説に注ぎ込んでいる。EU LCSの1週目から、彼は毎週LCS実況者として参加し、彼の持つ知識と経験で試合配信の質を高めている。


引退は始まりにすぎない


どのようなロールであろうとも、どのような組織のプレイヤーであろうとも、競技シーンでの全盛期を過ぎた後には、そのキャリアを締めくくらねばならない。上に挙げた3人からは、「引退」宣言とは次に何が起こるのかを告げる始まりにすぎない、ということがわかるのだ。


他の有名な引退プレイヤーたち


Kobe: NA LCS実況解説者
Dan Dinh: Cloud 9コーチ
Elementz: Team Coast元コーチ
Jatt: NA LCS実況解説者
Lilballz : TPA/TPSアナリスト、実況者
CloudTemplar: 実況者


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Game 4 Broke: TSM Bjergsen 選手のFacebookの訳

原文
Early Retirement: 25 is the new 65 | LoL Esports

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