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2013年10月28日月曜日
日本のチーム、"All for One"へのインタビュー
リクエストのありましたTeamliquidに掲載されたAllforOneのマネージャーおよび選手たちへのインタビューの訳です。
2回にわたってお届けする日本のLeague of Legendsについてのインタビューの初回となります。
Riot Gamesは2014年の上半期に日本でサービスを開始すると発表し、そこで日本のシーンにちょっとスポットを当ててみたいと思います。
ご存知の通り、日本は他の国々と比べてPCゲームは人気がありません。
このインタビューでは日本でLeague of Legendsがどのように受け止められているのか実態に迫ってみたいと思います。
2回目はJCGのmatsujunさんへのインタビュー(未訳)です。
TL-Chexx:インタビューに応じてくれてありがとう。まずは自己紹介をお願いします。
Nick N.:はじめまして、こちらこそありがとう。All for One(AF1)のマネージャー、Nickだ。
AF1 Burst のメンバーは
Estelim(Mid)
Awaker (Top)
tAltAltAl (Jungle)
Tanu(ADC)
Rusalka(support)
AF1 Assault のメンバーは
bDreamer(Mid)
Carilrui(Top)
Sneel(Jungle)
Type89(ADC),
Zenith(support)
AとBというのは他のチームを参考にしたわけではなく、単なる偶然だ。
TL-Chexx:日本のチームとの馴れ初めについてお聞かせください。
Nick N.:以前、NAのチームと一緒にやってて、2年くらい前、MegazeroとMerybのいるチームのマネージャーをやったんだ。その時は上手く行かずに、4notというチームにジャングラーが引き抜かれて解散したんだけど、その後、新しくマネージングするチームを見つけようと思って、Ranked 5s ladderを調べてたんだ(そのときはeSportsに関わっていたかった)。それでJpakと友人に連絡を取ったんだ。入った頃はとても上手く行ってったんだけど、それは自分によるものじゃなかった。当時、自分も優れたマネージャーじゃなかったし、もっとチームのために出来ることがあった。大会の後(確かGGcだったと思う)、Jpakと友人のためにスポンサーを探し始めた。私は十分な経験を積んでおらず、ただスポンサーが欲しかったので少し急ぎすぎた。ALに加入した時は大丈夫だったんだけど、それから徐々にばらばらになり始めた。プレイヤーたちはお互いを尊敬してなかった。我々はメンバー変更を繰り返し、最後にマネージングした時のメンバーはKikomeplease, Naya, XJ9, Sneaky, Evaniskusだった。それからメンバーの一人がscrimに来なくなり、他のメンバーも私もやる気が失われていったんだ。
その後、私は辞め、数ヶ月間は普段の生活に専念して、趣味として気軽にシーンに戻った。ただリーグが盛り上がるのを見てみたかった。だからブラジル、中東、インド、そして日本のような小さいシーンを手伝うようになりました。ブラジルの成長は非常に速く、手伝いが必要はないように思いました。中東のチームの人は皆私に会いたがった(笑)。残念ながら、私はLoLのシーンを良くする手伝いをするためだけにドバイやクウェートに旅行するお金がありませんでした。すぐにシーンを移り、インドのシーンの手助けに時間を割き始めた。インドは私が手伝い始めた時には500人ほどだったが、今では2000人を超えるプレイヤーが毎週トーナメントを開いている。私はそこで実績を築くことが出来なかった。私はFragnation.inのスタッフに花を持たせた。彼らはインドで素晴らしい仕事をしているし、手伝いは必要ない。
ある日、Twitchの配信で日本のpaparazziという配信者を見つけ、日本のシーンについて質問した。彼は日本のLeague of Legends communityの人間を紹介してくれて、それから日本のチームを手伝い始めた。私はいくつかのNAチームに日本のチームとScrimしないかと連絡を取った。それから間もなくして日本に大きなチャンスが訪れた。 TSMがトーナメントに参加する代わりのチームを探していたのだ。私は良いチームは知らないか尋ねられ、提案したRampageを彼らは喜んで採用してくれた。Rampageは良い結果を残せなかったが彼らにとっては素晴らしい経験となった。その後、NAは日本のチームに対して強過ぎたため、彼らのスキルレベルに合うチームを探す必要に迫られた。いくつかのブラジルのチームに連絡し、日本のチームは結果を出しました。一方でブラジルのチームは190から220程度のpingでプレイしていた。また当時のTPAのマネージャーだったEricaとも連絡を取り、彼女はGarenaと連絡を取って成長を続ける東南アジア(SEA)のチームへ伝えられた。現在、我々はSEAのチームとのスクリムで練習に励んでいるが、中にはGarenaとNAのサーバーでLag Spikeが発生するプレイヤーもいるため難しい。
TL-Chexx:どのサーバで練習しているのですか?
Nick N.:Solo QueueはNAで、ScrimはSingaporeとNAの両方で行っている。
TL-Chexx:中国や韓国のアカウントは取得しないのですか?
Nick N.:中国のアカウントは簡単に取得できるが、中国には12のサーバがあり、都合の良いサーバは全て満員だ。韓国のアカウントはほとんど取得不可能だ。
TL-Chexx:言語の壁と時差にはどのように対処していますか?
Nick N.: 少なくとも両チームに英語が話せるメンバーが在籍している。またスクリムを行うのは9:00 ESTからなので私が起きてる時間だ。
TL-Chexx:日本のLoL communityのレベルはどうですか?
Nick N.:うーん、難しい質問だ。ベトナムくらいだと言っておく。ベトナムのチームを知ってる人は多くない。日本のチームはWorld Finalsのワイルドカードに出るべきだと思う。
TL-Chexx:SEAのチームと練習していると言ってましたが、どういった感じですか?
Nick N.:我々はSEAのチームと長い時間練習している。最近ではAF1BはBlack Beanとのスクリムで1-2で負けた。我々にとっては良い練習になったが、もっと強くなる必要がある。 一方、RampageはSEAのチームとのスクリムでほとんど勝利を収めている。このことから、この両地域がほぼ同程度だと思っている。
TL-Chexx:現在での日本のLoL事情について説明してもらえますか?どこのチームが最も強く、どのような大会が開かれているのですか?
Nick N.:大会と言えるのは JCG (Japan Competitive Gaming)だ。それも改善の余地があるけれども。大会はほとんどない。もっとあっていい。現在、開かれている大会はJCGだけだと思う。
日本で最も強いのはRampage。次いでDet FM、他の7チームくらいは似たり寄ったりだ。
TL-Chexx:この間、redditでanalystを募集していたようですが、コミュニティーからあのように応援があると思ってましたか?
Nick N.:あれには非常に驚いた。早々にdownvoteされて、削除することになるだろうと考えていた。私自身、"やってみて、どうなるか試してみよう"ぐらいの気持ちだった。大きな反響があったことにはとても感謝している。
TL-Chexx:長い目でみたチームの目標は?
Nick N.:日本でゲーミングハウスを作り、League of Legendsで稼げるようにしたい。そしてもちろん、日本のLeague of Legendsシーンを盛り上げていきたい。
All for OneのAwaker, Estelim , Zenith たちにも日本のLeague of Legendsに関していくつか質問してみた。
私と同じように日本のコミュニティーに興味を持ってくれると嬉しい。
TL-Chexx: どこでLoLを知りました?
Awaker: 別のゲームで知りあった友人から紹介されました。
Estelim: 友人からではなく、お気に入りの動画投稿サイトで知りました。彼がLoLをプレイしていたので始めました。シーズン1からプレイしています。
Zenith: 別のオンラインゲームをプレイしていたときに友人から聞きました。MOBAはそれまでプレイしたことないジャンルで、ハマってしまいました。
TL-Chexx: 日本でのLoLの人気はどうですか?
Awaker: 日本でも有名なFPSプレイヤーが実況プレイをするようになって知名度が上がってきました。ニコニコ動画のようなサイトでも多くの人気のあるプレイヤーが投稿を行ってます。人気となっている一番の理由はLoLのようなゲームが日本にはなく、新鮮だったからでしょう。
Estelim: 日本ではDotA-like gameはあまりよく知られていなかったので、LoLは新しいジャンルと受け止められました。LoLが日本で有名になるまでの一時期、HoNのようなDotA-like gameがプレイされていましたが、LoLは他のゲームと比べてカジュアルでとっつきやすかったことが人気がでた理由だと思います。
Zenith: LoLをプレイしてる人はみんな面白いと言いますが、日本ではPCゲーム自体があまり流行ってないから・・・
TL-Chexx: Riot Gamesの2014年の上半期に日本でサービスを開始するという話についてどう思いますか?
Awaker: 楽しみにしてることのひとつは低pingでプレイできるようになることです。もうひとつ、ユーザーと大会が増えたらもっと面白くなると思います。 私はあまり英語を上手く話せないので、Solo Queueでもコミュニケーションの取れるチームメイトとプレイしたいです。
Estelim: 低Pingでプレイできるのが楽しみです。日本サーバが出来るのを心待ちにしています。しかし、日本人にはマナーの悪いプレイヤーが大勢いて、日本サーバーが出来たときのどんな罵詈雑言が飛び出すか想像できません。それについてはあまり期待してないかもしれません。(笑)
Zenith: 低Pingでプレイできるようになるのは本当に楽しみです。やっと、inSecできます。
TL-Chexx: Riotが日本で成功するために必要なものはなんでしょう?
Awaker: Riotがプレイヤーから金を巻き上げて、日本のゲーマーたちから反感を買うことはないと思っているので、このままで大丈夫だと思っています。あと、日本では宣伝に力を入れる必要があると思います。そうでないと新規のプレイヤーの加入が見込めませんから。日本人は周りがやっていると釣られ易いので、日本では配信を奨励すると良いと思います。
Estelim: 新規プレイヤーを増やして、認知度を上げるのが重要だと思います。プレイしてもらえれば多くの人にLeague of Legendsを好きになってもらえると思います。
Zenith: 日本人のゲームに対するイメージを変えることが出来たら、Riotは日本で大きな成功を収めることができるでしょう。東京ゲームショーのようなゲームコンベンションでオフライン大会を開き、LoLがどのようなゲームを紹介できるとよいでしょうね。
TL-Chexx: 一番注目している地域はどこですか?
Awaker: ユニークなメタと戦術を行っている中国に注目しています。NAやEUで見られないなじみの薄い戦術やPickを行うので非常に面白く、call shotやteam compを考える時に新しいアイデアを提供してくれます。
Estelim: 大好きなmid lanerたちのいるEUです。
Zenith: 韓国はチーム力が最も高い地域で、個人の技術もあまりに高過ぎる。私は彼らの技術を手に入れようと韓国の動画をいつも視聴しています。他の地域では台湾のTriple Smiteのような戦術や中国のユニークなPicks/Banはとても面白いです。
TL-Chexx: 尊敬しているプレイヤーはいますか?
Awaker: WickdさんとSoazさんですね。彼らのPickと洗練されたプレイをかなり参考にしています。
Estelim: FROGGENさんとBJERGSENさんが好きです♥
Zenith: Oceloteさん! Season 2 Championshipからずっと応援してます。彼が喜びのあまり泣きだした時は感動しました。彼のスカーフが欲しい!いつかOceloteさんと一緒に写真が撮りたいです!
TL-Chexx:目標は?
Awaker: WCSの日本代表チームに入ることです。もちろん、日本のNo.1 Top Lanerになりたいです。それにはまずたくさんの障害を越える必要があります。目標は高いほどやりがいがあります。
Estelim: 一番上手いmid lanerになりたいです。
Zenith: 日本で一番になりたいです。そして、趣味として好きでやってる事でお金を稼ぎたいです。
Nick N.:Teamliquidには日本のような小さなシーンへインタビューしてもらい感謝している。Twitterで@AllforOnejpをフォローしてくれ。
出典:
Teamliquid : [JCG] AF1 interview about LoL in Japan
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インタビュー&AMA/インタビュー
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