redditの投稿、「In-Depth Tips for Lane Management as an ADC.」の訳です。
In-Depth Tips for Lane Management as an ADC. : leagueoflegends
どうもみなさん。一週間程前に /r/summonerschool でこれを投稿したところ、多くの実用的なフィードバックが寄せられました。そこで、LoLの全コミュニティの為に投稿したいと思います。
なぜならこれは、leagueでは全く目立たない技術であると私は考えているからです。
何か間違っている部分があれば、教えてください。また、疑問があれば気軽に聞いてくださいね!
・古い投稿を見る
レーンマネジメントとは何か?
それは、かなり広い意味を持つ用語で、ゲームの巧みな側面を表します。
経験値やCSをゆっくりと取ることで、相手との差をつけよう、という試みから生み出されました。
レーンマネジメントを一つ一つの状況にあわせた、4つのカテゴリーに分けたいと思います。
・Holding Lane
これは決まって、あなたと相手のどちらかが、レーンクリア能力において不利である時、ゲーム序盤にどのようにしてレーンを制御したいのか、という場面になります。
Holding Laneは「レーン上のどこで、自軍のミニオンの位置を保とうと力を尽くすか」という技術です。
まず、あなたと相手のミニオンを良く見ましょう。理想は、自軍のミニオンウェーブが相手とほぼ同時に死んでいるか、少し早めであることで、これでレーンを押してしまう事を防げるからです。
これでガンクを受けづらくなり、ラストヒットが取り易くなります。
・Slow Push
Slow Pushをするレーンは、大抵、相手のヘルスやマナ等が少なく、弱っている時に起こります。
これがどういうことかというと、自軍のウェーブをゆっくりと大きくして、敵のタワーに押し付けるのです。Slow Pushに決まったやり方というものはありませんが、適した方法の一つとして、フルヘルスのミニオンに一回づつオートアタックを入れて、後はラストヒットを取ることに専念するというやり方があります。
これは、相手が弱っている時に行ってください。
なぜかというと、これによって相手にタワー下でのCSを取ることで精一杯にさせることで、相手にハラスする機会を得ることが出来ます。
そして、おそらくは、相手のCSを多少なり阻害できるという点でも、とても優れています。
Slow Pushをするときは、レーンが押されるので、しっかりとワードで視界が取れているか確認してください!!
相手のヘルスが低いときであっても、攻撃を受けやすくなるからです。
・Hard Push
Hard Pushは、相手がどこかへ行っている事がわかっている場合などに行います。
これを行わない低Eloのプレイヤーはとても多く、15分までに20-40CSを落としています。なぜHard Pushを行うのかというと、レーンを押さずに帰った場合に幾らかCSを落としてしまうのはもちろんですが、それよりもっと重要なのは、後から来たウェーブによって、ランダムでレーンを押してしまう危険があることなのです。こうなったら最悪です。
あなたがレーンに戻る頃に、ウェーブが3/4程相手タワーの方へ押していた場合、ただ突っ立って相手が5分程Freeze laneを行っているのを眺めるだけで、多量のCSを逃すことになるのです。
Hard Pushをすることで、ウェーブをタワーに押し付け、それが十分に早ければレーンを完全にリセットできます。これがHard Pushをするときの最終目標です。
一部の低Eloのプレイヤーは「レーンに長く居座っていたら、CSと経験値の有利を得られるのではないか」という誤解もしています。
そのような場合もあるかもしれませんが、結論を言うと、あなたはそれほど多くのCSと経験値を得ないままレーンに戻ります。大抵は、6CSほど相手より多く取り、自由に帰るだけに留まるのです。
加えて、相手の方があなたより少し早く戻ってきた場合、相手のCSを落とさせる機会は逆に減っています。なぜかというと、相手はあなたのミニオンにダメージを与えて、カウンタープッシュを仕掛けてくるからです。
Hard Pushを行うことで、あなたのウェーブはレーンに戻ってきたときに、最適の場所に位置しているのです。
・Freezing Lane
Freezing Laneは、私に言わせてもらえば、ひどく誤解されています。
多くのプレイヤーがFreezing Laneについて考えるとき、彼らは試合中ずっとフリーズを行えば、150CSが向こう側から湧いて出てきて、試合を壊すことが出来ると考えます。
TopレーンがTankとして試合を壊していれば話は別です。しかし、ADCのFreez Laneに焦点を置いた場合、そのようなことは言えませんから(もし、本当に聞きたかったら今度述べます)、これはFreezing Laneの役割では無いと言っていいでしょう。
Freezing Laneは、相手があなたより有利ではないのにPushしているのをとがめる良い手段です。
理想は、タレットの範囲のぎりぎりでウェーブを止められることです。
どのようにFreeze Laneを作るのか、ですって?
Freezing Laneは単純にmeleeミニオンの攻撃を3回受けるだけで作ることが出来ます。
ミニオンが攻撃してくるときに、頭の上に小さな"!"マークが出ているので、成功したかどうか分かります。一度これを行えば、後はレーン上のミニオンの通り道からそれるだけで、攻撃対象から外れます。Bushの方に向かうのがよいでしょう。
これで、3体のmeleeミニオンは対象をあなたから同一のミニオンに移し、攻撃するはずです。こうすることで、1体のミニオンに非常に高いDPSを与え、ウェーブが全滅するまでこれを続けるでしょう。
それが3体よりも多かったり、少なかったりするとミニオンウェーブがランダムな動きをしてしまい、あなたのタレットの範囲に入り込み、ラストヒットを取ることで精一杯になってしまいます。長い間、上手くフリーズさせ続けるのは難しいです。
あなたが本当にゲームを破壊していて、全く死ぬ心配が無い場合でもない限り、一般に、3-4ウェーブほどに留めておくのがよいでしょう。フリーズはたやすく失敗します。たった二回のオートアタックですら、完璧にラストヒットが取れなければ、あなたのミニオン達は沢山攻撃してダメージを与え、敵のタワーの方へ向かっていくからです。
私は相手が帰った後にHard Pushをしておくとかなりの確率で完全なフリーズが行えることを発見しました。あなたがレーンにいないと彼らが戻ってきたときに機械的に「おっ、相手は居ないな。押してしまおう」と考え、非常に稀ですが、彼らがウェーブを自身のタレットまで完全に押し切ってしまうからです。たったの2ウェーブでもフリーズさせて止めてしまえれば、12-13CSを邪魔することが出来る、というわけです。
レーンマネジメントを上達させるには?
実にいい質問です。
私は、多くのプレイヤーが移動していないときに、どうやってオートアタックを行わないようにするのか知らない、ということに非常に驚きました。単に、静止中にオートアタックを行わないことがレーンマネジメントを上達させる一番の方法なのです。
この選択肢を持つことで、するつもりの無いミニオンへのオートアタック、Slow Push、CSを落とす等、移動によって付きまとうリスクを抑えることができるからです。オートアタックのキャンセルはADCにおいてとても大切です。
多くの投稿を目にするので、ここではオーブウォーキング(「通常攻撃+移動+通常攻撃+移動」を繰り返し、硬直を最小限にする行為)について詳しくは述べませんが、オーブウォーキングについて学びたいのであればTeam Dignitasに良い記事が掲載されています。
または、Youtubeに私の大好きなVayneでの、どれほどオーブウォーキングが大切なのかという例が載っています。
オートアタック毎に、どのようにダメージを受けないよう、位置取りをし直しているのかを見てください。それぞれのチャンピオンに特有のオートアタックのモーションがあります。何体かは他のチャンプよりも、弾丸の発射の際や、発射後に追加の余計なアニメーションがある為に遅くなります。
オートアタックキャンセルをすることによって、ダメージを与えた後にある、発射のアニメーションを中断することができ、素早く位置取りをし直し、ラストヒットの精度を上げることが可能になります。
この記事は既にとても長くなっていますが、とても退屈にはしたくないので、技術とゲームプレイの向上についてはここまでにして、この新知識をもって終わりにしましょう。
ミニオンウェーブは1:30から30秒ごとにリスポーンします。序盤は、あなたやミニオン達は26秒程度でタレットまで行くことができます。中間にたどり着くにはだいたい32-34秒です。
ですから、もしウェーブを押して完全にレーンリセットを行いたいのであれば、理想として、相手の次のウェーブが来る前に自軍のミニオンをタレットに押し付け、全滅させることになります。これが出来なければ、自らレーンを押してしまいます。なぜでしょう?
理由は、敵のミニオンウェーブの前進が止められるごとに、次の自軍のウェーブで押さざるを得なくなるからです。どのように検証をしたかというと、ゲーム内の時計を見つつ、後続が来る前にウェーブを押しきることができるか判定しました。実際の計算はみなさんに任せますね。
では、終盤では?
レーンマネジメントは、確かにゲームの序盤や中盤でのほうが大切です。
だいたいレーニングの段階が終わった後に、一度、次のウェーブをクリアする間に試合を作るためにマップを見ましょう。
25分あたりでのFreezing LaneはNasusでもない限り、大体の試合で有効ではないでしょう。
終盤では、タレットへのプレッシャーを与える方法は12csを失うよりも大切になります。
実は、レーンを操作する非常に優れた技があるのです。CSを失うのが痛手なのは分かっていますが、時にはそれがチームの大きな利益に繋がることがあるのです。
もし、LCSのチームが30体以上のmageミニオンのウェーブを作っているのを見て、いつの間にいったいどうやって作ったのだろう、と疑問に思ったことがあるかもしれません。
このようなウェーブを作ることはとっても簡単ですが、時間がかかります。
やることはただ、手ごろでFreezing Laneに近い状態にある相手のミニオンウェーブを見つけ、後は3体のmageミニオンを倒してmeleeミニオンが自軍のウェーブで倒される状態にしておくだけです。
ゆっくりとミニオンウェーブができて1:30-2:00程で膨れあがります。あなたのタレットの範囲ぎりぎりでこれが出来れば最高です。時間のかかる分だけウェーブが大きく成長します。
これを使って、マップの2箇所で大きなプレッシャーを与えることで敵に分断させるか、集団戦を好きな場所で起こすことが出来ます。
非常に便利な2枚の画像があります。過去の役立つ投稿からいただいたもので、実はその投稿のリンクは分からないのですが、画像だけでも置いておきます。その投稿を誰かが知っていると思うので、訂正していただければ、私を笑いものにする名誉を与えましょう。
・この画像はマップ上のミニオンの移動時間を示しています。midレーンの移動時間は乗っていませんが、おそらくは6-8秒ほどTopやBotよりも到着が早いでしょう。
・この画像はなぜFreezingが永遠に続かないのか、永遠だと考えるべきではないのかを示しています。このチャートにはランダム要素が含まれていませんが、非常に正確で優れた図です。元の投稿は両方ともとても優れていたので、覚えていれば、とひどく悔やんでいます。だれか知っている人がこのリンクも教えてくれると信じています。
・この画像はゲームのある段階での最大CS数を見るのに便利な表です。自身でどのぐらいのCSを取れるのか一人で挑戦してみるとよいでしょう。きっと驚くはずです。ある2人が最高でも1ウェーブ落としてしまったと教えてくれました。つまり、最高でも5分で44CSだったそうです。
ちゃんと情報を加えきったと思いますが何か分からないことがあれば聞いてください。
よろこんでお答えします。
各々のチャンピオンでのレーンの戦術については更に深く語ることが出来ますが、みなさんに聞かれた分だけにします。サモナーのみなさんに幸運を!
追記:小さなフォーマットの変更とCS表のリンクを更新
追記2:画像が/u/SoloRenektonOnlyさんのものだと教えてくれた皆さん、ありがとう。多くの助けとなったものがこちらです。
パート1:規則的なミニオンのルール
パート2:不規則なミニオンのルール
パート3:オープニングスプリクト(開幕の台本)の作成法
追記3:すばらしい!TL;DR 3つの重要なレーンマネジメントのステップを記しました。これらのステップは状況により、それぞれ異なる利益をもたらします。
追記4:なんということでしょう。Reddit gold!正直、こんなに成功するとは全く予想していませんでした。親切な名無しさん達、ありがとう。賛辞をくれた方、議論をしてくださった方、投稿に付け加えしてくれた皆さん、ありがとう。既に、ADCそれぞれの情報を含めた、適切なレーンマネジメントでの利益の得かた、Hard Push、Freeze、等への対処の仕方を書こうと計画しています。もう一度、ありがとうサモナーの皆さん。幸運を!
追記5:コメントありがとう!少なくとも、part2には時間がかかり、みなさんに文章ではなく、より多くの視覚的情報をお届けしようと試みています。数日、書いてフォーマットを整える時間を下さい。次の週末には更新するはずです!
追記6:ちょっとした更新。ガイドを前進させましたが、投稿前にいくつか適切な調査をしなければならない事があります。次の2週間のうちに3つの調査を行い、できるだけ早く完成させたいと思います。それでは!
(訳注:追記6は2/19に行われました)
翻訳: Clayrd