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2021年9月15日水曜日

VGUに関するコメント集(2021年9月)

 Riot GamesのLead Champion DesignerであるRiot Axes氏と、Lead Champion ProducerであるReav3氏が、RedditにてVGUやチャンピオン制作全般に関連した質問に答えていたので、内容を紹介します(2021年8月末~9月前半時点)。


Riot Axes氏(リードチャンピオンデザイナー)のコメント

Q. かつてのようにもっとVGUをしてほしいです。綺麗なグラフィックになったチャンピオンは気分がいいので、なんならVUでもいいです。新型コロナウイルスを言い訳にしたり、VGUを嫌がったりしないで、ちゃんと働いてください。そのチャンピオンのプレイ人口がちょこっと減るくらい、なんてことないでしょ?

A. はっきりさせておきたいのですが、私たちはVGUを嫌っているわけではありません。ですが2つの問題から、一度にできること・やりたいことに限界ができています。

1) (VGUは)そのチャンピオンの既存プレイヤー層に激しい波風を立ててしまいます。旧性能を尊重し、混乱を少なくしたVGUでさえ、そのチャンピオンで遊ぶのを辞めてしまうプレイヤーが出ます。みんな自分がプレイしないチャンピオンについてはもっとVGUをしてほしいと思っているのですが、自分のメインチャンプのゲームプレイを大きく変えてほしいと思う人は少ないのです(ミニアップデートなどがあった場合は別)。それを心に留めつつも、うまく実施されたVGUならいっしょにプレイしていてクールなものになります。それでも一部の人が愛したものを削除することにはなります。

2) (VGUは)全スキンをアップデートするため、新チャンピオン制作よりもはるかに高いコストがかかります。ええ、そうやってアップデートしたスキンはすごくよく売れるのですが……それでも同数の完全新規スキンを作るほどではありません。この時のコストはアート方面に大きな負担をかけるので、VGUではなくVUをやるというのは解決法になりえません。(それに「小さなインディーゲーム開発企業」ミームも食らいましたけれど、現実的な雇用の話をすれば、VFXアーティストが足りるということは絶対にないんです)

2021年の数以上のVGUを行いたいとは思っていますけれど、近い将来の範囲で言えば、VGU速度が大きくアップするということはないでしょう。(原文


Q. VFXアーティストを雇うのってそんなに苦労するものなんですか?

A. ええ、私が働いたスタジオではどこでも、優れたVFXアーティストにはとても強い需要がありました。ほとんどがより技術的で特化されたアートの専門家です。(原文


Q. リワークで辞めちゃう人が出るのはわかる。でもアムムのミニリワークがいい感じだったのに、リリアはプレイの楽しいところをめちゃくちゃにされたのが納得行かない。そのチャンピオンの本当の問題を解決せずにプレイヤーを離れさせて、メインズには「少なくともプレイ感触は前と同じだから」と話してるの、ひどくない?

A. そういうつもりではないのですが真面目な話、それはリワークが皆さんを混乱させてしまう時に限りません。最高にうまく行ったリワークですら、激しい波風を立ててしまいます。サイオンVGUはそうでした。パンテオンVGUも。イレリアVGUも。ボリベアVGUも。このようなことをする時の現実なんです。以上のVGUは全てが痛みを上回る成果をもたらしましたが、VGUには新チャンピオンのようなコンテンツには存在しないデメリットが確かに存在します。

VGUは『リーグ・オブ・レジェンド』の品質を向上させると信じているから、今後も続けます。現在のVGU数は一部の人たちが要求するほどではありませんが、VGUの良いところと悪いところのバランスを取るためです。私たちのリソースが有限で、VGU以外のコンテンツよりも機会費用が高くつくためでもあります。(原文


Q. コミュニティの意見を取り入れるためのVGU投票はいいと思うんですが、「Riotが気にかけてるVGUはこの5体だけ!」というメッセージになっているのが気に入りません。お気に入りのチャンピオンが見捨てられているって感じることのみじめさ。

A. ちょっと伝わりそこなっていることがあるような?

「2021年の数以上のVGUを行いたいとは思っていますけれど、近い将来の範囲で言えば、VGU速度が大きくアップするということはない」と私は書きました。

もうちょっと補足しましょう――私たちは年に1体を超える数のVGUをしたいと考えていて、来年は1体を超える数のVGUを行う可能性が濃厚です。来年リリース予定の新チャンピオン枠が、全てVGUに置き換わるとかではありません。賢いリソースのやりくり方法を見つければVGU速度は上がるでしょう。あまり混乱を起こさないものなら特に(ただのVUとか、エズリアルのような軽めのVGUをジャックスのようなチャンピオンに施すとか)、熱心に取り組みたいと思うでしょう。(原文


Reav3氏(リードチャンピオンプロデューサー)のコメント

Q. LoLにはもっとニッチなチャンピオンが必要だと思うな。

A. もちろんです。2022~2023年には、ニッチなチャンピオンたちがもう少し増え始めるかと思います。全体的に、幅広くアピールする人間チャンピオンは少なくなります。(原文


Q. 2015~2016年の黄金期が戻ってくる!ヤッター!

訳注:2015~2016年に実装されたチャンピオンは以下の通り。

  • 2015年:カリスタ、レク=サイ、バード、エコー、タム・ケンチ、キンドレッド
  • 2016年:イラオイ、ジン、オレリオン・ソル、タリヤ、クレッド、アイバーン

A. 2015~2016年の時期が好きなプレイヤーが多いのは知っています。でも、その頃のような方針に急激に戻るとは考えていません。

当時は「普通じゃない」上にユニークなデザインのチャンピオンたちが見られましたが、その多くがLoLというゲームでプレイ人口が最小の部類に入ってしまっています。真にユニークなチャンピオン制作はその想像力を称賛されますが、そのチャンピオンをプレイする人がいないのなら成功したとは言えない、と私は考えます。

あらゆるチャンピオンが大量のプレイ人口で大人気になる必要はありませんけれど、2015~2016年実装の中にプレイ人口がとても低いチャンピオンがいるというのは、彼らの姿をゲーム内で見ることがほとんどないということです。このため、ここ数年は幅広い層に魅力のある方向に大きく舵を取ることになりました。2021年は「さまざまな民族や文化の多様性をもっとLoLに導入する」という目的を達成するため、幅広い層に人気が出る人間チャンピオンが増えることになりました。LoLというゲームそのものが多様であると感じられるようにしたかったので、チャンピオンのテーマを幅広く魅力があるものにしようと、持ちうる限りの技術を駆使しました。すなわち、実際にLoLの試合をプレイする時に文化的な多様性を実感できるようにするため、チャンピオンたちがたくさんの試合でプレイされるよう十分な人気を得る必要があったということです。

多様性と表現は今後も変わらない目標で在り続けますが、ロードマップにはもっとニッチだったり、もっとユニークな人間チャンピオン(好例としてはパイクやジン)を織り込みたいとも思っています。モンスターっぽい人間やクリーチャータイプ、非人間的外見のチャンピオンもロードマップに加えたいと思っています。ですので今後は、2015~2016年と最近のアプローチの中間を目指していくでしょう。

ひとつ注意してほしいのは、チャンピオン制作の時系列はとても長い単位で進むので、方針変更の成果は2022年末~2023年まで現れてこないだろうということです。(原文


Q. Lonewingy氏は今何をしてるんですか?

A. 彼女とSojyooは次にリリース予定のマークスマンの作業をしています。彼女はヴェックス(ちょっと前にPBEに実装)のアーティストでもあります。2022年予定の未発表VgUも担当していて、2022年実装を目指している新チャンピオンの作業にもじきに取り掛かります。とはいえ、予定は常に変わる可能性があります。(原文


Q. その未発表VGUというのは、前回のVGU投票で候補にいたチャンピオンですか?

A. 前回の投票にはいませんでした。(原文


Q. VGU投票の候補が「VGUが必要な中で特に優先度の高いチャンピオン」を示しているのなら、次のVGUが投票候補にいなかったチャンピオンなのはどうしてなんですか?どうしてこんなに長く待たなくちゃいけないんですか?そもそも他のVGU候補よりもVGUが必要なチャンピオンなら、どうして投票結果からVGUが決定されなかったんですか?

A. 候補者リストで優先度が高いチャンピオンを適当に選ぶよりも複雑なプロセスが、VGU対象のチャンピオン選定に必要だからです。VGUチャンピオンの選定にはたくさんの要因が考慮されます。そのチャンピオンの所持スキン数、チームが情熱を傾けているもの、現在使えるリソースなどです。

たとえば、チームに新しいデザイナーが入ってきて、そのデザイナーにプロジェクトを1つ担当してもらいたいと思った場合、シヴァーナのVGUを適当に投げつけるということはしません。シヴァーナVGUはとても込み入った複雑なプロジェクトだからです。もっと易しいプロジェクトから任せて、チームで力を発揮できるようにしていくでしょう。

また、1年にVGUを2体やりたい場合でも、大量のスキンのVGUまでこなせるリソースがないとか、シヴァーナのように各スキンに2形態あるとかだと、開発サイクルは長くなります。ウディアには複数の形態とアルティメットスキンまであるので、既にとてつもない時間が消費されています。なので2番目のVGUには複数形態のあるチャンピオンとか、ものすごい数のスキンを持っているチャンピオンとかは選ばない方向で、その年に完了できる可能性が高いものを選びたいと思っています。プロジェクト開始時にはデザイン面のリソースがかなり限られてもいるので、デザインに大量の時間が必要になるキットのフルリメイクはやらないとも思います。それをやっている時間は全くないからです。

特定のデザイナーやアーティストが、特定のVGU候補にとても情熱を傾けていて、デザインの取り掛かりやコンセプトアート制作で素晴らしいものを作ってくれることも時々あります。本当にワクワクするものができてくると、チーム全体も制作への熱意が燃え上がり、総合的にとても高品質なプロジェクトになることがほとんどです。(原文


Q. デザイナーはシヴァーナVGUが難しいと考えていて、情熱的にやりたがっている人もいないので、彼女はVGUされない……ってコト!?

A. 実際には、チームにはシヴァーナにすごく熱意のある人が多くいますし、VGU投票でウディアが1位にならなければ彼女をVGUしていたでしょう。シヴァーナVGUについてはプレイヤーからとても多くの要望が寄せられてもいますので。複数形態のあるチャンピオンのVGUを連続で行うには、とんでもない作業量が見込まれます。特にスキン制作作業を実際に行うことになる外部委託先の負担がものすごいことになってしまうでしょう。(原文


Q. オリアナ、ジャンナ、ジャーヴァンⅣ、ジャックスのようなチャンピオンにVUを施したらどうでしょうか?VGUほどのリソースは必要ないと思いますし、多くの人が歓迎すると思います。

A. 外部委託のパイプラインが大きく増強されたせいもあって、VUは私たちが最近多く話し合っているトピックです。チャンピオン制作全てを内製で行うには多くのリソースが必要になり、そのリソースに必要なリソースの大部分はアーティストです。そもそもチャンピオンチームでVUを行うと、その年に実装する新チャンピオンやVGUが1つ減ることになります。現在はVU作業の10~20%のみが内製、残りはアウトソーシングできる状態になっているとすれば、現実的にはなります。嘘ではなく、VUを再び行うのにやぶさかではありませんし、将来的に再開できるのなら嬉しく思っています。(原文


Q. 人気の変化で最も驚いたチャンピオンは誰ですか?

A. ボリベアだったと思います。リワーク後は人気が上がると予測していましたが、予想を上回るエンゲージメントの上昇量でした。(原文

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