LoLeSportsに掲載された Power Rankings 3/31/2015 の訳となります。
Power Rankings 3/31/2015 | LoL Esports
なんと劇的なLCS Spring Splitの幕切れだろう!
プレーオフのシード権争い、あるいは昇格/降格を巡る戦いは最後まで予断を許さず、全ての試合が重要だった。タイブレーカーは特にだ。
アジアでは、幾分あっけない結末に終わったDemacia Cupで、驚くべき番狂わせを起こして一際目立ったチームがあった。
LCKはWeek 11に突入する。
プレーオフやMid-Season Invitationalも間近に迫る現在の状況を確認してみよう。
KOREA
- GE Tigers (11-1) [23-4]
- SKTelecom T1 (9-3) [19-9]
- Jin Air Green Wings (7-5) [17-11]
- CJ Entus (8-4) [16-12]
- NaJin e-mFire (5-7) [13-15]
- KT Rolster (4-8) [11-18]
- Samsung Galaxy (1-11) [4-23]
- Incredible Miracle (3-9) [8-19]
(Match Score) [Game Score]
『血が出るのなら、殺すことだって出来る。』
6位のKT Rolsterに倒され、ついにGE tigersはLCK regular seasonで最初の敗北を喫した。
GEがすでに保障されているプレーオフでの地位は、たった1度の敗北で脅かされることは無い。
しかしそれは確かに、IEM Katowice後のチームの在り方に疑問を投げかける。
SK Telecom T1は、特に勢いよくプレーオフの舞台に躍り出るだろう。
このラストスパートで重要になるのは、metaが両トップチームにどう影響を与えるかということだ。
2013 Worldsを制したSKT T1 Kのメンバーの多くはチームを去ってしまったが、彼らはいまだLeague史上最高のプレイヤー、Fakerを擁している。
CHINA
- Edward Gaming (14-1-3)
- Invictus Gaming (6-5-7)
- OMG (8-1-10)
- Vici Gaming (6-3-9)
- Snake (8-2-9)
- LGD Gaming (6-4-7)
- Master3 (4-7-7)
- Team WE (2-8-8)
- Qiao Gu (4-0-2)
- Team King (4-7-7)
- Star Horn Royal Club (4-10-4)
- Gamtee (1-7-10)
- Energy Pacemaker (1-9-7)
Record format is (W-L-T)
Chinaのランキングに13のチームがあることに気が付いただろうか。
通常Challengerレベルのチームは、同じ地域のプレミアリーグのチームに劣っているものだ。
しかし楽しい新時代を迎えるには、ときにその常識を打ち破ることも必要になる。
Qiao GuはChinaで波乱を起こしてきた。
2週間前にまずOMGを倒し、SnakeとTeam WEを下してDemacia Cupの3位を勝ち取った。
反面、Demacia Cupはほとんどの対戦が一方的な内容で、8試合中6試合が3-0に終わった。
私たちが薄々感じていた通り、EDGは強く、Team WEは上り調子で、Snakeは馬脚を露した。
China's Challenger League (LSPL)が擁する才能の豊富さを考えると、LPLの下位チームたちが相応の働きをしてこられたのかどうかは甚だ疑問だ。
とはいえ次のsplitが更に面白くなりそうなことは、不幸中の幸いだ。
NORTH AMERICA
- Team SoloMid (13-5)
- Cloud9 (12-6)
- Team Impulse (11-7)
- Counter Logic Gaming (12-6)
- Gravity (10-8)
- Team Liquid (9-9)
Cloud9にとっては厄年かと思われたが、最終的に彼らはNorth America2位の座を勝ち取った。
Counter Logic Gamingとのタイブレーカーも含め、彼らは最終週を3-0で締めくくった。
そこでは世にも珍しいJarvan IV mid、Draven ADC、そして2013年以来初めてのZacが、Meteosによって披露された。
TSMとCLGを納得の試合内容で破ったCloud9は、かつての姿を取り戻したようだ。
彼らはタイブレーカーを制したことで一回戦が不戦勝となり、決勝はCLGとC9による再戦となる可能性もある。
Cloud9と同様に、苦難のシーズンを乗り越えたTeam LiquidもなんとかTeam 8を倒し、タイブレーカーで勝利を収めプレーオフへの参加を成し遂げた。
Pigletを使い負け続けたLiquidの判断に否定的だった者の一人として、言っておかなければならない。
最近の、特にWeek 9での彼のプレイにはとても感動させられた。
EUROPE
- SK Gaming (15-3)
- Fnatic (13-5)
- H2K (12-6)
- Unicorns of Love (9-9)
- Gambit Gaming (10-8)
- Copenhagen Wolves (8-10)
はっきり言って、天地がひっくり返ってもElementsにプレーオフのチャンスは無いだろう。
このチームが嫌いだというわけではない。プレイヤーたちのことは好きなくらいなのだが、彼らはSpring Splitの大部分で精彩を欠いていた。
彼らがあわや降格戦に陥るところだったという事実は、Europeの勢力の乏しさを示唆している。
SK gamingは国際大会でこそ苦戦を強いられたものの、Spring Splitを通じてEuropeを蹂躙し、IEM Katowice以降は4-0の戦績を残している。
とは言っても、EU LCSプレーオフではまだ爆発の可能性が残されている。
6チーム全てが眩い輝きを放ち、Europeを制する可能性を垣間見せてきた。
土壇場で真価を発揮するのはどのチームなのか、目が離せない。
TAIWAN
- Yoe Flash Wolves (19-2)
- Hong Kong Esports (15-6)
- Taipei Assassins (17-4)
- AHQ e-Sports Club (13-8)
Taiwanは来週行われるプレーオフまで休止中だ。
4月10日の配信(http://live.garena.tw/)を見逃さないようにしよう。
JAPAN
- DetonatioN FocusMe - Champion
- DetonatioN RabbitFive - Finalist
- 7th Heaven - Semifinalist
International Wild Cardに出場する、最初の代表が決定した。
ベルサール秋葉原に満員の観衆が注目する中、DetonatioN FocusMe 所信表明
RabbitFiveの出だしは順調で、1試合目は途中まで優勢だった。
しかしFocusMeは、続く2試合に整然かつ圧倒的な試合運びで勝利し、3-0の全勝を完遂した。
International Wild Cardのステージまで1か月の猶予がある。
問題は、彼らが国内での戦績を海外で再現出来るかということだ。
あのパフォーマンスからFocusMeがJapanの王者であることは疑いようも無いが、すぐそこには強大な世界が、新たな挑戦者を待ち受けている。
※元記事にはBRAZIL、LATIN AMERICA、CIS、SOUTHEAST ASIA、TURKEY、OCEANIAのランキングもあります。
INTERNATIONAL
- Edward Gaming (14-1-3)
- GE Tigers (11-1)
- SKTelecom T1 (9-3)
- Invictus Gaming (6-5-7)
- OMG (8-1-10)
- Vici Gaming (6-3-9)
- Jin Air Green Wings (7-5)
- Team SoloMid (13-5)
- Snake (8-2-9)
- LGD Gaming (6-4-7)
- CJ Entus (8-4)
- Cloud9 (12-6)
- Yoe Flash Wolves (19-2)
- SK Gaming (15-3)
- Team Impulse (11-7)
- Fnatic (13-5)
- Master3 (4-7-7)
- Hong Kong Esports (15-6)
- H2K (12-6)
- Counter Logic Gaming (11-6)
今週の一番大きな変化は、間違いなくCloud9が世界レベルに戻ってきたことだろう。
3-0でNorth Americaの2位の座を確保した先週は、多くの変化があった。
metaがMeteosのtank jungleスタイルを後押しし、Sneakyは真のスーパースターとして際立った。
North Americaは今、2つの希望を取り戻した。
Chinaは相変わらずトップ10の大部分を占めている。
そして私たちはDemacia Cupのプレーオフを終えて更なる確信を得た。
Snakeでも、OMGでも、Viciでもない。Invictus Gamingこそが絶対王者EDward Gamingに次ぐ2番手だ。
しかしその彼らでさえ、決勝では3-0で一蹴されたのだ。
どうやらEDGは、他を寄せ付けない大きなリードを保っているようだ・・・今のところは。
North AmericaやEuropeで多くのBest of 5が行われる今週末、順位変動の起こる公算は大きい。
Taiwanでプレーオフがある来週も同様だ。
翻訳:Kat