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2022年6月24日金曜日

新チャンピオン「ニーラ、放たれし喜び」が公開

 2022年6月18日に新チャンピオン「ニーラ」のトレーラーが公開されました。これまでのロードマップなどで「ミステリアスで超個性的なボットレーンチャンピオン」とされてきたチャンピオンと思われます。新情報が入り次第、この記事を随時更新します。

ニーラ:スキル紹介より

2022/06/18 00:26 - 作成
2022/06/19 22:46 - 公開を受けての質疑応答を追加
2022/06/24 12:01 - 公式記事、質疑応答、PBEのスキル情報を追加

公式記事

参考リンク

G4B内参考リンク

チャンピオントレーラー



PBEのスキルツールチップ

(以下の画像は2022年6月23日時点のもの、W以外は長文ツールチップ)







リードチャンピオンプロデューサー、Reav3氏による質疑応答

Q. 素晴らしい武器デザインだよね。ウルミだったらいいんだけど。

A. ウルミですよ! :)(原文

訳注:ウルミとは、インドの武術であるカラリパヤットで使われる、しなる剣。参考:ウルミ(Wikipedia)


Q. 何よりもニーラの出身地が知りたい。

A. ニーラはビルジウォーター在住ですが出自は東の大陸です。カマヴォール(訳注:生前のヴィエゴが治めていた国)のある大陸です。(原文


Q. 現実の世界に当てはめると、インドの様式に似ているのかな?

A. ええ、チームはデザインにおいて南アジアからインスピレーションを受けています。(原文


Q. 今回の動画からどんなスキルがあるのか理解しようとしてたんだけど、ヒントもらえますか?

A. この動画からは読み取りづらいであろう独自のメカニズムがもうすこしあります。キットが完全公開された暁には詳細が明らかになるでしょう。ニーラが独自性の強いスキルを持っていることは確かです。(原文


Q. DotaのInvokerみたいな複雑な構成のチャンピオンを待ち望んでいるのですが、彼みたいなスキルセットについて検討したことはありますか?

A. アフェリオスがそのようなスキルセットを作ることを目標に製作開始されたチャンピオンでした。CertainlyT(訳注:Riotの天才チャンピオンデザイナー、現在はR&D部門に異動)はメイジよりもADCで作った方がより面白くなるだろうと考えていたので、アフェリオスは開発初期にメイジからADCに変更されました。(原文


Q. アフェリオスは結果的にそれほど複雑ではなくなったから再度その複雑なADCのアイデアを実行しようとしているのですか? それともアフェリオスの複雑さがプレイヤーに受け入れてもらえなかったから再挑戦しようとしている? 私はアフェリオスを複雑すぎるとは思っていませんし、これを複雑さの上限にしてほしくないです。

A. いえ、アフェリオスは成功したチャンピオンです。それぞれのチャンピオンが全ての人に受け入れられるわけではありませんし、それについては私たちも100%納得しています。アフェリオスがターゲットにしていたプレイヤーとは、超複雑なADCをプレイしたい特定の層で、その層からの受けはよかったのです。複雑さに比して、彼は手堅いピック率を維持しています。複雑なチャンピオンを大量に作ろうとは思っていませんが、そのようなチャンピオンを作る余地は明らかにあります。今ある問題としては、現状複雑なチャンピオンのほとんどがメイジであり、他のロールはメイジよりもその余地を占めるチャンピオンが不足しているということです(なので現在、複雑なタンクを制作しています)。高度に複雑なメイジとして際立っているのはアジールですが、ゾーイやライズのようなチャンピオンも、複雑度では高い方なのです。(原文


Q. タンク以外で複雑なチャンピオンが欠けていると思っているロールはありますか?

A. エンチャンター(原文


Q. 複雑なチャンピオンを作ろうとするなら、スキルそのものよりもその組み合わせによる表現の多様さを目指した方が良いのではないでしょうか? 例えばリー・シンはスキルそれぞれは単純なのにその組み合わせによってプレイヤーを満足させています。

A. ええ、もちろん、両方を作ろうと試みています。質問にあるようなタイプのチャンピオンは、幅広い層に対して大人気になるので、もっと頻繁に作っていこうとしています。アフェリオスやInvokerのように、キーの押し方を最適化する必要のあるチャンピオンを好むプレイヤー層が存在します。(原文


Q. 最近のチャンピオンではセトが好きなのですが、ミニオンダッシュや複雑なテクニックのない簡単なチャンピオンも欲しいです。

A. もちろんです。あらゆる複雑度のチャンピオンを作りたいと思っています。シンプルなチャンピオンも、もちろんその中に入っています。ちょうどとてもシンプルなチャンピオンの開発を行っていて、楽しみでなりません。そのチャンピオンについては、次のロードマップ記事で初言及できればと思います。(原文


Q. 今あるヒントから見るに、近接チャンピオン扱いになる?

A. Yes(原文ママ


(以下は6月24日追記)

Q. なぜヤスオとヨネは常にRiotの関心を向けられているのだろうかね。新チャンピオンがヤスオメインのプレイヤーの興味を引くかが実装基準になっているのか?

A. 私たちの関心がヤスオメインに特に向けられているのではなく、試合ごとの多様性が非常に大事だからです。LoLが飽きられずにプレイされる理由のひとつとして、試合の多様さがあると私たちは考えています。

全世界的に、ヤスオはゲームで最もピック率の高いチャンピオンとまで行かなくとも、その中の1体には大抵入っています。ピック率の高いチャンピオンは試合で頻繁に出会うので、試合ごとの多様性を豊かにするという目標には、実際には反する存在です。

そういったチャンピオンについては、プレイ人口を吸収するという目標のもと、意図的に制作するチャンピオンがあります。そうすることにより、試合の多様性を増すことになるからです。たとえば、過去にスレッシュがサポートで圧倒的なピック率があり、ヴェインもADCの中で圧倒的なピック率を誇っていた時がありました。パイクとカイ=サは両方とも、これらのチャンピオンのピック人口を大きく減らす試みでした(そしてそれは成功しました)。2試合連続でスレッシュに遭遇することはなくなり、スレッシュがいた試合の次はパイクと一緒になったということはありますが、その状態なら多様性は改善されています。

ヨネはヤスオのプレイ人口をある程度吸収する目的で作られ、実際にそれは少し成功しましたが、実際にはゼドのプレイ人口を奪ってしまうことになりました(ゼドもプレイ率が非常に高かったので、それでも問題ありません)。(原文


続き
Q. その場合だとしても、じゃあなんでエズリアルメインのプレイヤーに向けた新チャンピオンが出ないんですか?彼こそ勝率やメタに関わらず常に高いピック率を保っているじゃないですか。

A. 方向指定で主力スキルであるQが使える時間を頻繁にしたゼリは、エズリアルメインに向けた試みでした。(原文


Q. サミーラとダイアナにプレイパターンが似通っていることへの懸念はないのですか?

A. それほどでもありません。私はニーラのプレイテストを大量に行いました。表面上はよく似ているように見えるかもしれませんが、実際のプレイと感触はかなり違います。(原文


Q. 多様性の面からのプレイヤーの分散を追い求める姿勢の、その逆が心配です。タリックやラカンのようなディフェンシブ/エンチャンターはピック率が低いためにこのタイプの新チャンピオンが実装されない、という事態です。

A. もちろん、それについても気にかけています。魅力が低いロールで幅広くアピールするチャンピオンを増やしていく試みは、難しいことだとはわかっていますが、私たちがたどり着いたアプローチではあります。幅広くアピールするチャンピオンを作る次の試みはハイスキルがテーマのタンクですが、タンクは歴史的にニッチ寄りなロールですので、それが実現するかどうかはわかりません。(原文


Q. ゼリのリリースが今年に延期されて新チャンピオンの実装ペースが変わったけれど、ニーラは今年分のボットレーナー枠でいいの?

A. Yes(原文ママ


Q. 毎年の新マークスマン実装を楽しみにしていたプレイヤーたちが、実際にはスカーミッシャーのリリースだったので離れてしまうという懸念はありましたか?それともゼリのリリースからそんなに時間が経っていないので、大丈夫だと思っている?

A. そんなに気にしていません。ニーラはヴェイン/カイ=サ/サミーラのプレイヤー層にかなりアピールするとも考えていますので。(原文

(6月24日追記分ここまで)

リードゲームプレイデザイナー、Riot Axes氏

Q. 何年もスカーミッシャーは数人しかいなかったのに(イー、ヤスオ、トリン、ジャックス、リヴェン、フィオラあたり)、近接キャリーの人気があるってRiotが気づいた瞬間、堰を切ったみたいにリリースされ始めたね。

A. そうですね。スカーミッシャーはいつも非常に人気があるのですが、4~5年前に愛好者向けのコツをついにつかんだと感じた後、しばらくは全然注力していませんでした。

ですが、今年はスケジュールの偶然で、異様な密度でスカーミッシャーをリリースすることになって、ちょっと違ったクールな感じだと思っています――来年のリリース予定にさらに1体あるとは思えませんし、来年のスケジュールにスカーミッシャーが1体追加されるとすれば「都合の良いVGU対象がいるから(トリンダメアとかジャックスとか)」という理由になるので、新チャンピオンにはならないでしょう。2024年のリリース予定にもスカーミッシャーはいないと思いますが、先の予定になればなるほど未確定度が上がりますので、予定が変わる可能性は高くなります。

念の為に書いておくと、ゾーイがアーティラリーメイジに入るのと同様に、セトはジャガーノートですし、リリアはスカーミッシャーです……「純」がつけられるとは言えませんが、確実にそのカテゴリーに入るということです。(原文


ニーラ担当デザイナー、Squad5氏

ツイート訳

『ついにニーラが公開されてとても嬉しいです。ティーザーではわからない、彼女独自の要素がありますので、皆さんがどのように反応するかを眺めるのが楽しみです。

ネタバレですが―ニーラにリセットはなくて、回避はあります』

訳注:「回避(dodge)」はジャックスのEでも使われている言葉


Q. ルシアンやゼリみたいなリセットということ? 

A. ルシアンのダッシュやサミーラのダッシュなどにあるようなクールダウン減少は、彼女のスキルには全くありません。(原文


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