この記事では、コミュニティのための新しいコンテンツ制作ツールとして2月8日に発表された「League Director」および「Replay API」についての雑多な情報を収集しています。
公式告知(NAの告知内容の公式訳)
PBE: League DirectorとReplay API(新たなコンテンツ制作ツール) | League of Legends
NA公式告知
PBE: League Director and the Replay API (new content creation tools)
Rioterによる主なコメントや質疑応答
Associate Video ProducerのRiot ThEntropist氏が、ツールの基本的な使い方がわかるチュートリアル動画(英語)を紹介しています。
概要紹介
カメラ移動の基本についてのチュートリアル
Q. Creator Suiteではもやでぼかしをかけたり、空の色を変えたりといったことができましたが、このエディタでも同じことができますか?
A. もちろん、既に実装済みです。(原文)
Q. 出力ファイルの品質はどんなものでしょうか。現在のリプレイシステムで出力できるwebm動画の画質はひどくって。
A. このAPIでなら、どんなFPS指定であってもロスレスでwebmファイルへの出力が可能です。なので微に入り細にわたって美しく冴える画質ですよ。(原文)
Q. 背景を透明に設定して、透過画像を出力することはできますか?
A. 透明にはできませんが、一定色にすることはできるので、その後にその色を透明に加工してください。(原文)
Q. 出力はwebm形式だけなんですか?
A. レンダリングにはいくつかのオプションがあります。そのうちひとつがwebmです。(原文)
Q. チャンピオン1体だけがグリーンバックで動いている動画を作りたいのですができますか?
A. フレームごとに出力できますので、グリーンバックも簡単にできるはずです。チャンピオン1体だけというのは無理で、全表示か無表示のみです。(原文)
Q. 完全無料のフリーで使えると書いてありますが、ライセンスはGPLv3以降ではなく、Apache2.0なのでは?
A. League DirectorのソースコードはApache 2ライセンスで、Riot Gamesの知的財産利用については以下をご覧ください。
https://www.riotgames.com/en/legal(訳注:日本語はこちら - 法務表記)
(原文)
SkinSpotlights氏の関連ツイート
以下はこれまでコミュニティの動画コンテンツやRiot Games内製動画の制作に広く使われてきた「Creator Suite」製作者のSkinSpotlights氏の関連ツイートとその訳です。
Creator Suiteは新しいReplay API対応にアップデートされますが、リリース時期は未定です。Creator Suite will be updated to use the new Replay API but no ETA.— SkinSpotlights (@SkinSpotlights) 2019年2月7日
Creator Suite will continue to function as normal because the Replay API doesn't offer all the features which are present in the Creator Suite. API Edition of the tool will also have the features ported over.
Replay APIは現在Creator Suiteに存在する全ての仕様を提供していないため、今後も通常通り機能します。APIバージョンのツールにも仕様の移植は行っていきます。
新APIにより、パッチごとの維持作業は少なくなるので、新APIがサポートしない機能開発に使える時間が増えました。Also with the new API it means patch by patch upkeep is less, which means that time can be allocated to more features which the new API doesn't support.— SkinSpotlights (@SkinSpotlights) 2019年2月7日
Still not 100% set in stone but may bring back Game Objects, Particle Manager might be getting fleshed out a bit more.
100%決まったわけではありませんが、Game ObjectsやParticle Managerといった仕様をもう少し洗練させて実装し直すかもしれません。
機能開発のための余裕ができる前ですが、ツールをAPI使用のためにアップデートした後、リプレイを再生した際に試合の早送りと巻き戻しをサポートするためのリプレイマネージャーの制作にもう一度取り掛かろうと思っています。Though before I allocate that time to expanding, after the tool has been updated to use the API I will be revisiting making a replay manager that will support patching the game forwards/backwards to ensure you can play replays.— SkinSpotlights (@SkinSpotlights) 2019年2月7日