Riot GamesのLead Gameplay Designer、Jeevun 'Jag' Sidhu氏により、Worldsパッチに向けたサモナーズリフトチームの新たな方針が公開されました。
8/27 12:47 公開
9/1 18:45 ドレイヴンについての記述の誤訳を訂正
Summoner's Rift Team's is trying some new tactics for the patches leading up to League's World Championship. Read up here!
— Jeevun Sidhu (@JeevunSidhu) August 26, 2021
spoilers: it's 3 pages of Corki buffs. pic.twitter.com/D18kKHE5Tz
ツイート訳
『サモナーズリフトチームがWorldsチャンピオンシップに向けたパッチで新たな方策に挑戦しています。お読みください!
ネタバレ:3ページにわたるコーキの強化です』
画像訳
こんにちは皆さん、サモナーズリフトチームのJagが、どのようにして11.18と11.19でWorldsメタにアプローチしていくかを話そうと思います。毎年、私たちチームはWorlds前にプロ向けの強化と弱体化を行っています。その理由をいくつか
- はじめに、見慣れないピックがチャンピオンセレクトで起きたとき、トーナメントで最もエキサイティングな瞬間になります。
- 2015 Worldsではエリミネーションラウンドが始まるとそれまで支配的だったダリウスがナーによって退けられました。
- 2016 WorldsではザイラがメタになりFinalsまで駆け上がりましたが、サポート ミス・フォーチュンによる不意打ちをくらいました。
- 最近はこのようなことは起きていません、そして私たちはこれがまた起きることを望んでいます。
- プレイオフからのメタゲームが変化したと感じられると、観戦がよりエキサイティングになります。各地域の決勝戦とまったく同じピック/戦術だったときにはゲームの最適解が発見済みなような気がして – 時には停滞しているように感じられます。
- 多くのWorlds観戦者は(あなたがたです!)可能ならば自分のメインチャンピオンがステージに登場するところを見たいという願望を持っているでしょう。心酔しているチャンピオンがプロのトップレベルのプレイで活躍することほどスリリングな経験はありません。
振り返ってみると、これらの目標を達成するための過去の方策のいくつかは改善に使えるだろうと思っています。時にはライブサーバーで維持することはできないだろう手法でチャンピオンを強化し、その後速やかに巻き戻しを求められたこともあります。時にはソロキューのメタをプロ向けの強化でめちゃくちゃにしてしまったこともあります。なので2021では、3つの新しい明確な目標をWorldsメタに掲げています。
- プロのプレイに注力する、しかしソロキューを破壊しない。
- 巻き戻される可能性が高いと感じられる変更は行わない。
- プロのメタゲームで選択肢を広げる機会を探す。
ええ、ということで、目標を達成するために採用した方策がこちらになります。
- メタで支配的になったチャンピオンが多様性を混乱させないように弱体化します。そのチャンピオンをメタから削除する必要はありませんが、優先度を大きく下げる必要があります。例えば – ピックorバン率が80%を超えるチャンピオンは、40%近くまで下げられることを理想とします。
- プロですでに5-15%のピック/バン率があると考えられているチャンピオンを探し、30%に近づくように軽い強化を与えます。このチャンピオンはプロとソロキューの両方で何をしているかを私たちが知っていて少しプロ向けの強化が必要なだけなので、これは簡単な強化対象です。
- ソロキューに大きな影響を出さないプロ向けの変更でプロのメタに参加させられるチャンピオンを探します。これは「プロの束縛」を追加もしくは増加させかねない変更で、通常のパッチでの変更では減らそうとする類であるため最もスパイシーな目標です。例えば複数レーンでフレックスになるポテンシャルを増加させる、ウェーブクリアを改善する、ゲーム序盤のスノーボール性を増やすなどが含まれます。
- この作業を2つのパッチに分けます – Worlds A(11.18)とWorlds B(11.19)です。その効果を測定して調整をするための次のパッチがあるので、Aパッチにはリスキーな変更が予定されます。またこれによりプロ選手が本番のステージに上がる前に複雑な変更に習熟し学ぶための時間を用意できます。
- 強化と弱体化のバランスをとりたいという私たちの普段の願望を一時的に停止します。このような変更の多くは推測が可能であるため、実験を自由に行いたいのです。
プロ重視の変更の候補を私たちがどのように評価したかを説明するために、次の2種のカテゴリーがありました。
- A) かつてプロで人気だったチャンピオンをすこし後押しします。これはそのチャンピオンがなにをするかすでに知っているために危険は少ないのですが、プロの試合に出た時のサプライズ性は小さいため退屈でもあります。例として、リリアをより使えるようにするために検討されている変更リストになります。
- 基礎攻撃速度および攻撃速度反映率 0.625 ⇒ 0.640
- 基礎体力回復 1.5 ⇒ 1.1
- 固有スキルの対モンスター回復量 18-94 ⇒ 24-101
- B) プロの試合ではあまり見られないチャンピオンに大きく手を加えます。これは皆さんにとってもエキサイティングになります – プロのファンでなくても、そのチャンピオンの使い手ならこの変更は刺激を与えてくれるでしょう。ですが危険も大きくなります。以下は私たちがドレイヴンのプロでのピック数を増やそうとしての変更の例になります。(但し書きとして、
これはおそらく実装されないでしょうこれは実装されないかも知れません)(訳注:9/1 18:45 誤訳訂正) - 死の車輪(R)のダメージで敵チャンピオンの体力をドレイヴンの現在の名声スタックよりも低くした時、そのチャンピオンをキルする。
ここまで皆さんが読んでくれましたなら、この方策のリスクには意味があることを認めていただきたいと思います。私たちはプレイヤーの皆さんに相応しい配慮をもってゲームを扱うために最善を尽くします。終わりに、全ての危険な変更は11.18で行われます。もしもこの変更でやりすぎてしまいソロキューやプレイヤーベースに負の影響を与えてしまうとしたら、必ず戻します。私たちの長い旅路にお付き合いいただきありがとうございます。皆さんも是非ともWorldsパッチを楽しんでください。
追伸 プロよ、アムムを使ってください。Qが2回も!
画像訳ここまで
質疑応答
Q. アクシャンはなぜ使用不可なのですか
A. そうしたかったのですが、それは私の判断ではありません。(原文)
Q. リリアは3ロールで活躍しているのに強化する理由が理解できません。
A. これはレーンの弱体化でジャングルの強化です。(原文)
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