2021年3月27日未明に発表された新チャンピオン「グウェン」について、Rioterのコメントを収集・翻訳しています。
チャンピオン シーズン 2021 │Dev Video より |
グウェン基本情報
- トップレーナー想定のAPファイター(近接攻撃)
- パッチ11.8で実装予定(推測)
- デザイナー(敬称略)
- ゲームプレイ:Stashu, Maxw3ll
- ナラティブ:SkiptomyLuo
- アート:Lonewingy, Riot Zeronis
- VFX:Riot Bloois
公式記事リンク
- 愛を込めて | チャンピオンティーザー:グウェン – リーグ・オブ・レジェンド - YouTube
- グウェン:聖なるお針子 | チャンピオンゲームプレイトレーラー – リーグ・オブ・レジェンド - YouTube
Riot Scruffy氏(リードゲームプレイデザイナー)
Gwen should be an interesting addition. A squishy AP fighter without the tools to assassinate ranged carries would be doomed but
— Mark Yetter (@MarkYetter) March 26, 2021
That's where Gwen's unique skills come in - a pocket of Hallowed Mist protecting her for the time she needs to go toe to toe with other front liners https://t.co/rf2vkVfGPT
『グウェンは興味深い新チャンピオンになるはずです。遠距離キャリーを抹殺する手段を持たないのにもろいAPファイター、というのは成功できない運命でしょうが……
そこでこそグウェン独自のスキルが活きます―狭い範囲に展開する聖なる霧は、敵前衛に対して接近戦を挑む時、彼女を守ってくれるのです』
Reav3氏(リードチャンピオンデザイナー)
Q. みんな「新チャンピオンはイゾルデにきまってるさ」
Riot「やつら釣られてやがるwww」
A. 何も言わないのは難しかったですね。(原文)
Q. 何も言わないでくれてありがとう。とっても嬉しいサプライズだったよ。
A. 今言えるのは、物語はまだまだ続くということです。(原文)
Q. 次のチャンピオンロードマップはいつ出ますか?
A. 現在執筆中で、グウェンがライブサーバーに実装された後に公開予定です。(原文)
Q. 今年も各ロールに新チャンピオンを出すんですか? 今年は既にヴィエゴがジャングル、グウェンがトップなので、ミッドメイジなどなどを?
A. シーズン開幕時の動画で言った通り、今年もロールごとに新チャンピオンを出していきます。(原文)
Q. グウェンの売りをもっと「動く人形」っぽいところにすることはできたと思うのですが。
A. 彼女は動く人形ではありません。ピノッキオと同様に、人形から人間になった存在です。オリアナや、あまつさえシャコに似てしまわないようにしつつも、人形っぽさの強いバージョンも開発初期にはありました。(原文)
Q. ゴスロリは確かにLoLになかった要素に思えるね。でも人形っぽく見えないのは不満だ。
A. これについては社内で多くの話し合いがあって、開発初期のバージョンはもっと「動く人形」味が強いものでした。人形から人間に変化したという方針に転換した主な理由は、シャコやオリアナと差別化するためです。動く人形が2体とロボットが1体いるのではなく、ロボットが1体、動く人形が1体、人形から人間になった存在(ピノッキオのように)が1体としたのです。(原文)
Q. Zeronis氏(訳注:Riot Gamesの元シニアコンセプトアーティスト、2020年10月に退社)が退社前に残していったコンセプトアートと、チャンピオン開発エピソードを早く見たいな。Zeronis氏が前に手掛けたチャンピオンとは作風が違うけど、全体的にとても好きなデザインだから。
A. ご心配なく、Zeronis氏が手掛けた初期アートの一部はチャンピオン開発エピソードに掲載されます。私も彼のファンですが、このチャンピオンでは少し違うものにチャレンジしてほしかったのです。(原文)
非人間チャンピオンに関連して、Reav3氏の質疑応答
Q. ゲームプレイもテーマもかっこいいんだけど、同じようなものを続けてお出しされると正直飽きるなあ。1月の投稿で、不人気傾向でも難しいテーマに取り組むって言ってなかったっけ?
A. 単なる人間チャンピオンの開発を少なめにしていますが(人間/人型生物を少なくするという意味ではなく、レネクトンやエイトロックス、リリアのような人型チャンピオンを増やしたいということです)、チャンピオン制作にはとても長い時間がかかるので、2022年まではこれらの方針転換の成果ははっきり現われてきません。クリーチャー型チャンピオンをこれ以上作りたくないというわけでもなく、今後も作ります。突然大量のクリーチャー型新チャンピオンを作る計画を立てているのではなく、純粋な人間チャンピオンを少なめに計画しているということです。(原文)
Q. モンスター/クリーチャー型チャンピオンという定義に、レネクトンやリリアは入るんですか?
A. チャンピオン外見は現在、人間、人型生物、クリーチャーと定義していて、この3種類のチャンピオンのどれを作るかは今後かなり慎重に決めるつもりですが、人間/人型生物チャンピオンを主に作りながら、クリーチャー型チャンピオンを合間に挟んでいく、という形が続くと思います(クリーチャー型は総合的にプレイ人口がかなり小さくなる傾向があるためです。愛好者が少ないだけでクリーチャー型チャンピオンの制作は続けたいので、作る数が少なくなります)。(原文)
Q. 現在のチャンピオンで言うと、どのチャンピオンが具体的にどの分類に当てはまるんでしょうか?
A. セジュアニは人間で、アーゴットは人型生物になります。クリーチャーはたとえばユーミ、レク=サイ、ヴェル=コズ、キンドレッド、カ=ジックスなどです。(原文)
Q. これは現実的な分類なんですか?ユーミとカ=ジックスはさすがに違いすぎませんか?
A. 私は、クリーチャーに分類されるであろうチャンピオンを書いただけです。どんな分類にも文句は付けられると思いますよ(エイトロックスは違うんじゃないかと言う人がいれば、リリアも違うという人もおり、ヨネやゼドは違うでしょうという人がいれば、ゾーイやラックスも違うよと言う人がいるでしょう)。ユーミの愛好者とレク=サイの愛好者は違うタイプの人たちでしょう。LoLにはかわいらしいクリーチャーがいなかったのでユーミを作ったという理由はありますが、彼女を作った理由に、怪物的クリーチャーの愛好者たちにアピールしたかったということはありません。(原文)
Q. 具体的にどの程度変わる予定なのか、数字を出してもらえませんか? たとえば年に1体はクリーチャー型新チャンピオンを出す、とか。
A. 毎年1体ずつクリーチャー型チャンピオンが出るとは思えません。2022年に1体の実装は確実に計画していますが、それはクリーチャー型チャンピオンの実装に間が空いているからです(ユーミのようにかわいい系ではありません)。今年リリースする人外チャンピオンとしては、人型生物(リリア、エイトロックス、ヨードルなど)を予定しています。2022年より始めたいのは、純粋な人間チャンピオンを少なくすることであって、クリーチャー型チャンピオンを増やすことは必ずしも一致しません(なので人型生物や人間っぽいチャンピオンが増えます)。(原文)
Q. 上記の方針は2022年のVGU候補に影響しますか?
A. VGUも勘定に入りますが、現時点では、VGUか新チャンピオンかにかかわらず、クリーチャー型新チャンピオンを出してからかなりの時間が経過しているということです(最後にリリースしたのはユーミ)(原文)
Q. 次の新チャンピオンのメイジは、人型生物ですか?クリーチャーですか?
ヴィエゴの人気はどうですか?
グウェンはニッチチャンピオンと幅広い人気チャンピオン、どっちになると思いますか?
A. メイジチャンピオンは人型生物になります。
これまでのヴィエゴの経過は予想通りで、彼の受け入れられ方にはとても満足しています。
グウェンは大人気ではなく、そこそこの人気になるのではないかと思います。フィオラに似た立ち位置、プレイ人口に落ち着くのではないかというのが現在の予想です。(原文)
Riot Maxw3ll氏(グウェンのゲームプレイデザイナー)
『あまり詳細を語りすぎないようにしたいのですが、「聖なる霧」は基本的に、外側の敵から安全な範囲をグウェンに提供するスキルです。「風殺の壁」とも少し似たプレイが可能で、外にいる敵から彼女は守られますが、境界線を踏み越えて入ってきた敵は、普通に戦うことが可能です。
対象への到達能力に難があって、遠距離攻撃チャンピオンと戦える設計にはなっていません。彼女に必要なのは、前線をちょきちょき切っている間の、ちょっとした安全なのです』(原文)
Q. ちょっと混乱してるんですが、グウェンはスキルをひと回しすればファイターの体力を100%から0にできて、さらに柔らかいんですか。キットの内容が楽しみです。
A. 防御アイテムをいくつかビルドに取り入れてもいいと思いますが、バーストダメージを受けることは彼女の明らかな弱点です。(原文)
Q. スキル公開まで待てっていうんですかー?
聖なる霧は、風殺の壁よりもシン・ジャオのRに似ているように感じます。
A. ええ、コミュニケーションチームが仕事の成果を公開するまでもう少し待ってあげてください。たくさんの素敵なものであふれた成果なので、私からそれを奪いたくはないんです。
ゾーンのメカニクスは確かにシン・ジャオのRによく似ていますが、シン・ジャオのRが対象へのダイブと封じ込めを兼ねているのに対して、グウェンの霧は戦闘する選択肢を取れる時には悪手になります。敵の近接攻撃射程に入ったグウェンはやはりとても危険ですので、ヤスオが自身を守って戦う時、彼と戦おうとすればその懐に飛び込んでいくことになるような戦闘で、風殺の壁と同じような役割を果たすことになります。(原文)
Q. スカーミッシャーは最近になるまであまりリリースされていなかったクラスだし、APとなるとサイラスだけなんじゃないかな。
A. ええ、リリアは分類が難しいチャンピオンです。私は彼女をスカーミッシャー/メイジのハイブリッドと分類していますが、バトルメイジだという主張にも説得力を感じます。(原文)
Q. リリアはスカーミッシャーが持つ自己防御力に欠けるし、AoEのダメージスキルが多いので、バトルメイジだと思う。
A. 移動速度増加スタックはとても強力な防御手段で、多くの方向指定スキルを回避できますし、ほとんどのバトルメイジがやるような引き撃ち戦で戦う手段にもなります。もちろん、そういう主張もありだと思います。(原文)
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