11月9日付のMeddler氏の投稿より、一部タンクのバランス改善、ルーンと能力値の変更にともなうクラスごとの影響についての訳です。
注意事項:以下の内容は今後の作業や計画を含みますが、将来的な実装を確約するものではありません。
原文
Quick Gameplay Thoughts: November 9
通常プレイとプロプレイの間で一部のタンクに生じているバランス問題の改善
既存のプレシーズンの目標に加えて、通常プレイとプロプレイの間で有効性に大きな差がある一部のチャンピオンについて、その差を縮めるための作業にも取り組んでいます。現在作業中なのはセジュアニ・ガリオ・オーンで、両方の文脈でバランスに難点を抱え続けているチャンピオンたちです。
こういった差を正す変更には、プロが大きく活用できる強さをどこか別の場所に移す、といった作業が含まれるのが一般的です。当該チャンピオンをプレイする壁となってしまっている、意図しない部分を取り除くこともできます。この良い例は、アリスターにおける昨年と6.22でのアップデートです。アリスターのCCは発動直後ではなく遅延発生になり(Eのスタン)、WQコンボとの間に適切な間隔が設けられることにより、こうした差は劇的に縮まりました。プロプレイでのアリスターのバンピック率は非常に高いままですが、通常のゲームでの状態は大きく改善されています(たとえば勝率で言うと、40位~下から数えたほうが早いということはなくなりました)。
現在検討しているチャンピオンへの変更点を以下に書きます。これらは全て作業中ですので、テストを続けていく間に変更が入っていくでしょう。以下の変更の中には、8.23で実装されないものもあります。
- ガリオ
強化:Qのダメージを上げ、高ランク時に消費マナを大きく減らします。ハラスできる頻度が増えるので、最適なガリオのプレイにおけるウェーブクリアの重要性は減るでしょう。同時に、Eのダッシュ速度を上げて詠唱時間も少し短くするので、狙った相手に当てたり、回避に使ったりといった点で使いやすくなります。
- セジュアニ
強化:試合後半での強さを増すべく、レベル毎の体力増加量、物理防御増加、攻撃速度増加を増やします。ランク1時のQ・W・Eのダメージも少し増やしますが、ランクを上げると大きくダメージが増加していきます。序盤の強さがプロプレイではとても好まれていますので、行き過ぎたパフォーマンスの差への対処としては能力値スケールを調節レバーとするのが良いでしょう。
- オーン
強化:レベル毎の物理防御と体力増加量も高くします。Wはアンストッパブルを復活させ、ダメージを上げ、固有スキルをリワークします。オーンの変更作業は最も進捗が進んでいるもので、プロプレイと通常プレイの差を縮める以外の理由も大いに含まれています。
(訳注:詳細についてはオーンに予定している変更内容も参照)
ルーンの能力値とさまざまなクラス
ルーンの能力値に対してプレシーズンで行われる変更は、一部クラスに対してとりわけ大きな影響を及ぼすでしょう。どうなるかを見極めた後、影響の程度がはっきりする前に補填を行うのではなく、必要であればすぐに対応として変更を行う計画です。予測としては、現在不滅パスが提供している増加体力はタンクサポートにとても合うものですが、おそらくは複数の能力値と交換することで弱くなってしまうので、タンクサポートが最も影響を受けるグループになるのではないかと思います。プレシーズン直前の今、タンクサポートの多くが非常に強力ですので、前もって強化を行うのではなく、問題になり次第評価と対応を行うというのが最良のアプローチだと考えています。
Meddler氏による追記(原文)
執筆時点以降の情報を追記します。セジュアニとガリオの変更については、もっと時間をかける方向です。なので8.24以降の実装になるでしょう。PBEからは間もなく削除されて8.23の準備のみを反映するようになりますが、作業は続けています。
セジュアニについては、出せるダメージ量がプロプレイで評価されているとすれば、そこに占める固有スキルの強さがどれだけなのかという点を調査しており、以上に書いた変更の変更や追加を検討しています。一部のCCを変更するのではなく、こちら側から攻めるのがいいかもしれません。
ガリオについては、もっと大きな変更を施すことも考慮しています。