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2018年7月14日土曜日
ゴールドファンネリングに関する質疑応答、8.15での変更内容、ツールチップのアップデート
7月13日付のMeddler氏の投稿より、ゴールドファンネリングの弱体化に対する質疑応答、8.15予定の変更内容一部、ツールチップのアップデートについての訳です。
原文
Quick Gameplay Thoughts: July 13
ゴールドファンネリングに関する質疑応答
今週前半、ゴールドファンネリング対策の変更についてお話した際、そこで話していなかったことについて多くの疑問が湧き上がっていました。今日はそういった疑問にお答えしたいと思います。同じ内容を以前から繰り返して読んでいる方々には申し訳ありませんが、これについては話を最小限に留めるより、大いに話し合ったほうがよいと思っています。
Q. なぜファンネリングを弱体化するのか、使われている戦術と比べて何がおかしいのか?
A. ファンネリングを弱体化するのは、序盤の相互作用とパワーカーブの両方への影響からです。ファンネリングは確かに、チーム構成と戦術に対して興味深い多様性を作り出すこともあります。ですがこれによってミッドレーンは相互作用が活発なレーンから低いレーンと化し、チャンピオンへのゴールド収入はバランスの取れたものよりもかなり多くなってしまいました。良好さが保たれているケースもありますが、他のケースではカウンタープレイが排除されすぎています。
Q. ではボットレーンでのファンネリングが良くて、ミッド&ジャングルで許されない理由は?
A. 1チームに2体のチャンピオンがおり、片方がファームを全て取っていくというのが両方に共通している特徴ですが、その様子は大きく異なっています。ボットレーンではチャンピオン1体に1レーンのゴールドの流れが全て収束しますが、2レーンのゴールドが単体に集中するというわけではありません。くわえて、ボットレーンでは両チームがダメージ交換やハラスを行い、少なくとも片方はキルを狙うチャンスをうかがうという、大きな相互作用が維持されています。
Q. ツイステッドツリーライン(TT)ではファンネリングがずっと存在し続けているのですが。
A. はい、TTで長らくそれが核となるプレイが行われてきたとすれば、この変更を施したらとてつもない大変動が起こるでしょう。少なくとも短期視点では、ゴールドファンネリングの弱体化を意図する変更はサモナーズリフトのみに留めるつもりです。
Q. サポートのゴールドが問題なのだから、ジャングルではなくこちらを弱体化しないのはなぜ?
A. 私たちの観察では、ファンネリングはミッドレーナー(もしくはミッドのゴールドを注がれるジャングラー)が、15分時点で敵ミッドよりも50%以上多いゴールドを持っているようにします。サポートが得ているゴールド収入を大きく減らしたとしても(つまり15分時点で500ゴールド少なくする)、ファンネリングを強力にしている核となる問題に対処することにはなりません。全体的なパワー面でにおいてサポートが必ずしも適切な場所にいるとかいないとか言いたいわけではないのですが、この問題に限って言えばサポートが主な原因だとは私たちは考えていません。
8.15での変更内容
8.15で検討している項目の一部を以下に書きます。いつもどおり、パッチ作業が進めば追加される項目があるでしょうし、削除される項目もあるでしょう。準備が間に合ったか、正しい方向の変更と判断できなかったか、といった理由で追加や削除は決まります。
アニーの強化:8.14に予定していたアニーの強化は、作業に時間がかかるため8.15予定となりました。まずは通常攻撃の射程を少し長めに戻すテストを行います。
ライアンドリーの強化:同様の理由でライアンドリーの強化も8.15に延期しています。CCとの相性の良さは維持するつもりですが、リーライと同時に積まなければ良い選択肢にならない多くのチャンピオンにとっても、ライアンドリー単独で積むことが良い選択肢になるような変更を探っていきます。詳細は未定です。
ゴールドファンネリングとテレポート弱体化のフォロー:これらの変更後の状況をじっくり観察するために必要な時間とは別に、もう少し仕上げ作業が必要だという予測です。
プレイオフのバランス調整:Summer Splitのプレイオフパッチが8.15になる地域があります。このため全体的な変更の程度は極めて低く抑えます。プロプレイでひどく問題になっている1~2体のチャンピオンに的を絞った弱体化が必要であれば行うつもりです(プレイオフパッチは通常パッチよりもプロプレイにおけるバランス調整を優先的にするタイミングのひとつです)。
ツールチップのアップデート作業
昨日の告知を見逃した方向けになりますが、LoLのツールチップをアップデートするプロジェクトが進行中です。詳細は以下のリンク先をご覧ください。今後のパッチでは様々なアプローチに挑戦して、最終バージョンになる前に時間をかけてフィードバックを集めていきます。
Tooltips Update(NAボード、英語)