3月20日付のMeddler氏の投稿より、好まれるポジションの傾向、9.7予定のバランス調整についての訳です。
注意事項：以下の内容は今後の作業や計画を含みますが、将来的な実装を確約するものではありません。
原文
Quick Gameplay Thoughts: March 20
好まれるポジション傾向
ポジション選択のデータについて前回お話ししてから少し時間が空きましたね。最近のデータを見たいという要望もありましたし、今日の投稿はこれを取り上げるのに良いタイミングでしょう。たくさんのデータとコメントを以下に用意しました。総括はこんな感じになります。
- 好まれるロールの傾向は、やりたいプレイスタイルとロールごとの強さ認識の両方が入り混じって反映されたものです。たとえばランク戦のオンシーズン・オフシーズンや、あるポジションが強化・弱体化されたという認識、新チャンピオンがリリースされたばかりのポジションなどにより、好まれるロールというのは大きく変化します。
- 好みは地域によって大きく変わり、メタの違いやさまざまなプレイヤーグループの好みを反映しています。
- MMRごとに違うメタや強さの解釈が反映されるとすれば、同様に好みはMMRによってもかなり違ってきます。プレイヤーの技量に相互に関係しているとすれば、望ましいプレイスタイルというものも反映されているかもしれません（これまでの観察結果では要素として小さいものではあります）。
さてまずは、全地域の全MMRをひとまとめにしたデータです。最も顕著な傾向は、クリティカルアイテムの変更とシーズン開始後にボットレーンを好む率が大きく増したことで、シーズン開始とともにサポートを選ぶ率も増え、プレシーズン以来ジャングルやミッドは減少気味になっています。注目点としては、ボットレーンが2位に浮上したのはここしばらくなかったことで、一方ジャングルは2位から4位へと落ちています。
高MMR帯も同様の傾向があり、全体傾向から特に離れたものはありません。全体と比べてトップの人気が少し落ちており、今年はジャングルも落ちているものの、真ん中辺りを維持してはいます。
ブラジルの傾向を見てみると、ミッドの人気が非常に高く、上位に来ているロールは全地域の高MMR帯と近くなっています。
EUNEを見てみると、ブラジルと同様にミッドを好む率が高いのですが、サポートの選択率が非常に低くなっており、その他3ポジションは同じ順位になっています。昨年のミッドシーズンでの変更後しばらくボットの順位が低くなっていたのを除けば、これはこの地域でずっと見られている傾向です。
現在の韓国では他の地域のようにミッドが大きく好まれる傾向はありませんが、過去にはそういう傾向が続いていました。サポートを好む率が他ポジションに近いのも同様です。
北米で特筆すべきなのは、ジャングルの選択率が非常に低い点になるでしょう。
ベトナムではジャングルの人気が非常に高く、最近は少し落ち込んだものの、サポートの選択率がずっと低いことも併せて対照的です。ボットの選択率が他地域と比較して不安定という特徴もあり、他地域の傾向と同様ではありますが変動がより激しくなっています。
9.7で可能性のあるバランス調整対象
- リサンドラの弱体化。特にプロが使った時の強さを対象としています。
- モルガナ、特にミッドレーンでの評価を行います。9.6では要不要を判断できなかったため、弱体化を施しませんでした。まもなく再評価を行い、弱体化が必要かを見極める予定です。
- ダークシールは現在、序盤の安全性とサステイン、そしてリスクのあるスノーボールの両方の需要に応えられるアイテムと思われるため、弱体化を行います。弱体化内容としては売却価格を低くして、もっとギャンブル性を高めるといった方向です。
- ウィッツ・エンドをもっと妥当なアイテムにすべく、実験的な変更を行います。本実装する確率は50%といったところですが、少なくともPBEではテストします。
