明日、日本時間の15時30分からの開始が予定されている「League of Legends World Championship Grand Finals」に向けて、出場チームの1つ、「Samsung Galaxy White」の紹介記事となります。
■ Samsung Galaxy White(SSW)
・チーム紹介
「Samsung Galaxy White(SSW」)は韓国のプロゲーミングチームで昨年に引き続き、2年連続の出場となります。
2012年に「MVP Ozone」として発足して以来、韓国のプレミアトーナメント「OGN Champions」へ出場し、数々の実績を残しています。2013年の9月にSamsung傘下のゲーミングチームとなり、「Samsung Galaxy Ozone」にチーム名を変更、今年の6月に再度チーム名が変更され、現在の「Samsung Galaxy White」となりました。
今年の韓国予選では「Samusung Galaxy Blue」に次いで2位で通過しました。
本大会では圧倒的な実力を見せ、落とした試合は準々決勝での「Team Solomid」との第3試合のみです。
序盤から試合をコントロールすることが多く、ゲーム開始後10分経過した段階でリードした試合はいずれも勝利しています。
また、PICK/BAN戦略にも長けており、同チームの試合では「PICK/BANの段階で勝利を収めていた」というケースも多々あります。
「Samusung Galaxy White」は「OGN 2014 Spring」と「OGN 2014 Summer」のそれぞれ準決勝で姉妹チーム「Sumsung Galaxy Blue(SSB)」に2度敗れていましたが、今大会の準決勝で同チームを3-0で下し、"準決勝で姉妹チームに破れる"というジンクスを払拭しています。
大会実績
- NLB 2012優勝
- OGN 2012-2013 Winter ベスト8
- OGN 2013 Spring 優勝
- OGN 2013 Summer 3位
- Season 3 World Championships グループリーグ3位
- OGN 2013-2014 Winter 2位
- OGN 2014 Spring 3位
- OGN 2014 Summer 3位
・プレイヤー紹介
Top : Jang "Looper" Hyeong-seok
昨年のWCSではHomme選手の代役として出場しました。
前回大会ではSingedで特徴的なTeleportを使用したことで話題となりましたが、安定性の高いパッシブなレーニングに加え、判断力に優れたTeleportによって、マップ全体へのプレッシャーを備えています。
SingedやRumbleを始め、AP TankやMageのTop Lanerを得意としており、今大会では最も多くの種類のチャンピオンを使用したプレイヤーの1人です。
準々決勝のSinged、準決勝のAkaliやKassadinなど世界規模の大会ではあまり目にすることのないチャンピオンを使用しています。
今大会で使用したチャンピオン
3回 Maokai
2回 Kayle, Ryze
1回 Alistar, Dr. Mundo, Rumble, Kassadin, Akali, Singed
参考: 準々決勝 SSW vs TSM 第2試合
Jungle : Choi "DanDy" In-kyu
現在、世界最高のジャングラーとの呼び声が高いプレイヤーです。
現在の大会のメタで使用されるチャンピオンはほぼ全て網羅しており、Gank、小規模での戦闘他、「Samsung Galaxy White」が序盤に優位を築くにあたってのキープレイヤーです。
また、集団戦においてはイニシエートと敵 AD Carryへのプレッシャーに優れ、全体的なプレイのレベルが高いところが特徴です(チームメイトのImp選手はDandy選手のことを完璧だが決定力に欠けると評しています)。
「OGN Champions Summer 2013」ではLee Sinを使用して、Rを5人に当てる「Pentakick」を成功させています。
今大会で使用したチャンピオン
5回 Kha'Zix
3回 Lee Sin
2回 Rengar
1回 Jarvan IV, Elise
参考: Xenics Blast vs MVP Ozone 第2試合
Mid : Heo "PawN" Won-seok
今年の2月に姉妹チームの「Samsung Galaxy Blue」からDade選手と入れ替える形で加入したプレイヤーです。
非常に優れた技量を備えたプレイヤーで、2013年に行われた「World Cyber Games」の韓国予選の準決勝で、「Season 3 World Championships」を優勝したばかりの「SKTelecom T1 K」を 2-0 で破っています。
世界で最高のMid Playerと言われる「SKTelecom T1 K」所属のFaker選手の「クリプトナイト(スーパーマンを無力化する物質のこと)」、「神殺し」と呼ばれることもあります。
PawN選手のチャンピオンプールは広く、「OGN Champions Summer 2014」ではユーティリティーに優れたOriannaやZiggsなど中心に使用していましたが、今大会ではKatarinaやZed、Talon、Fizz、KassadinなどのAssassinを中心に使用しています。
今大会で使用したチャンピオン
3回 Jayce, Fizz
2回 Yasuo
1回 Talon, Zilean, Zed, Kassadin, Katarina
AD Carry : Gu "Imp" Seung-bin
「Samsung Galaxy White」の"悪童"といえば、Imp選手。
名前の由来は「World of Warcraft」から、その「小悪魔」的なイメージとぴったりだったとのこと。
「OGN 2013 Spring」で優勝する以前は他のチームから「Imp選手さえ押さえ込めば勝てる」と思われていたほどに警戒されていました。
自信に満ちた発言と挑発的な態度が一部でひんしゅくを買うこともありますが、その態度とは裏腹にインタビューでは自身を「不器用で才能のないプレイヤー(ダメージ計算が出来ず、ミニマップも見ることもできない)」と評しており、彼の自信は努力とそれによって大会で結果を残せたことによる裏づけがあってこそだと話しています。
得意チャンピオンはVayne、Twitch、Caitlyn、Varus。今大会では半数以上の試合でTwitchを使用しており、その積極的なプレイスタイルで試合を動かしています。
また本人が特に自信を持っているのはVayneで、今大会でもグループステージの対「Dark Passage」戦で使用しており、Pentakillを記録しています。
今大会で使用したチャンピオン
7回 Twitch
2回 Corki, Tristana
1回 Vayne, Lucian
参考: グループステージ DP vs SSW
Support : Cho "Mata" Se-hyeong
「Team Solomid」のLustboy選手をはじめ、多くのプレイヤーから世界最高のサポートとの評価を受けているプレイヤーです。
サポートプレイヤーとして重要な素養となる視界確保に定評があり、相手が試合を動かそうとするプレイをする際にそれに対するカウンタープレイを得意としています。
Mata選手は特にThreshで高い評価を受けていますが、OGN Champions Winter 2013-2014でLee Sinを2回使用する等、多彩なチャンピオンを使用することでも知られています。
今大会ではJannaを使用した6試合で 6 kill / 4 death / 103 assist 、KDA 27.25という脅威の数字を叩き出しています。
今大会で使用したチャンピオン
6回 Janna
3回 Thresh
2回 Morgana
1回 Nami, Braum
・配信
LoLeSports公式
- Twitch.tv/Azubu/Youtube : http://watch.na.lolesports.com/en_US
日本語
- Twitch.tv : http://www.twitch.tv/esportssquare
- ニコニコ生放送 : http://live.nicovideo.jp/watch/lv195292837