Riot Gamesのバランスチームのリードゲームプレイデザイナー、Phroxzon氏により4/3に予定されているパッチ14.7の変更予定が公開されました。
注意:PBEでの変更点リストではなく、Rioterによる変更点リストの訳となります。
14.7 Full Preview!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) March 27, 2024
Buffs
Galio
- Mainly buffing AP ratios here to skew to mid and power in the passive to back up the longer fight time from last patch
Karma
- Divorcing the power of R shield from E to encourage more supportive casts
- Also increasing more of her utility… pic.twitter.com/kxxCYyx9PL
コメント訳
『14.7プレビュー詳細版!
強化
ガリオ
- 今回はミッドレーンに向けに主に魔力反映率を強化します。また前パッチよりも長くなった戦闘時間を支えるために固有スキルのパワーを強化します
カルマ
- サポーティブな使用を推奨するために、R版のシールドのパワーをEから切り離します
- 同時にWのユーティリティ出力を増加させます。このスキルはミッドレーンよりもスネアさせやすいことからサポート向け強化になると考えています
ラックス
- ミッドレーン向けに魔力反映率を強化します
- ラックスのサポート運用はちょうどいいスポットにあるのですが、この変更は両ロールに恩恵を与えます。サポートはザズ=ザクの弱体化の影響を強く受けます
- 差し引きで見ると、ミッドレーンの強化になることを想定しています
ナサス
- 学習曲線が最もゆるいチャンピオンの一体として、ナサスは一般的なスキル帯で活躍しているはずなのですが実際にはそうはなっていません
- この強化はレイトゲームの体力吸収タンクとしての性質を有効にすることに注力しており、またQでラストヒットできる範囲を少し広げています
オラフ
- オラフがジャングルで活躍できていた頃から時間が経ってしまいました、QとWのジャングル向け性能を増加させ、ジャングリングでのEを強化します
スモルダー
- これまでに燃焼ダメージと確定キルからかなりのパワーを取り除きました、なので今回の変更はゲーム序盤にもっと安定させられることを狙っています
- この変更は2つ目のアイテム枠としてショウジンよりもナヴォリが選ばれやすくする性質もあります
- 全体的に、以前のパワーレベルとの中間になることを目指しています(約3〜4%低下しました、そのため前パッチから大きく弱くなっていました)
サイラス
- 極めて単純なジャングル強化
- ジャングルをメインロールにするつもりはありませんが、多くのプレイヤーがジャングルでプレイすることを好んでいました。なのでこれを支援しようと思います
弱体化
フィオラ
- 今回は極めて単純な弱体化です
- かなり長い期間エリート層で強力でした。学習曲線がそれを妥当と思わせるチャンピオンだとしても(そうは思わない人もいることはわかっていますが……)フィオラが50%よりも高い地位に固定されるべきではないことは弱体化の理由になります
レク=サイ
- レク=サイ トップは強すぎます
- 彼女の勝ち方は対戦相手を無視してウェーブごとにサステインをスパムすることですので、これを低下させます
レル
- レルはプロでだけ強いチャンピオンであり、同時にプロでのフレックス性を下げることも求められています
- ジャングル向けの奇妙な数値を与えてもなお、ジャングルでのプレイ率はサポートに比べとても小さなものでした(サポートとしてプレイ中に、事故気味にドラゴンを獲得する程度でした)
- 全体的に、このジャングル向け数値は一般的なプレイで素晴らしい成果を得ているのであれば維持できるものでしたが、プロでのメタを操作しながら一般のプレイの勝率を下げなければならないのであれば、これに価値があるとは言えないでしょう
- ブリッツクランクの事例と同様に、私たちはこの試みの成果に満足しています。ですがレルを単一のロールで支えていくことが彼女を前向きに維持していける方法でした
ボリベア
- Rはジャングラーとしてプレイする時に極めてはっきりとしたゲームプレイ性の低い結果をもたらします(ダイブにやってきて、人が死ぬ)
- その結果、今回はクールダウンを弱体化します
調整
カミール
- 今回の目的はサポートカミールからトップカミールにパワーを移すことです
- Qのスキルランク上げを強化し、Eの最大上げからパワーを減らします
- ブラッドソングも同時に弱体化されます
ナミ、ソナ、サポートアイテム
- 今回の変更はサポーティブな出力にパワーを移し、「クリックしてダメージを出す」ことからパワーを減らします
- ダメージが増えた原因はサポートアイテムであるため、今回これを下方修正し、同じく想定以上のダメージを出しているサポートも下方修正させます
- ゆっくり時間をかけてここを削り取っていきます』
前日(3/26)時点のコメント
14.7!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) March 26, 2024
Systems
- Following up on the previous patch changes, further nerfs to support items
- Shiv nerfs are a follow up to the Crit item buffs from last patch; champs like Jinx/Zeri are too strong, but other champions are ~the right power level
Last Patch Followup
- Some… pic.twitter.com/WbzhRQwLwm
コメント訳
『14.7!
システム
- 前パッチの変更のフォローアップ、それとサポートアイテムの弱体化
- スタティックシヴの弱体化は前パッチのクリティカルアイテム強化のフォローアップです、ジンクス/ゼリのようなチャンピオンで強すぎになっていますが、他のチャンピオンでは概ね問題ない程度に収まっています
前パッチのフォローアップ
- 前パッチでは強化されすぎ/弱体化されすぎたチャンピオンがいました
- ガリオ、ケイン、スモルダー、カルマサポート
- このチャンピオンたちへの変更の方向性は概ね満足しています、ですがパワーレベルについては狙った通りには行きませんでした
- 弱体化を受けたチャンピオン(ケイン、スモルダー)については以前までとの中間を狙います。カルマサポートについては以前の状態に戻します、現在はミッドのほうが優れた運用になっています
- ガリオに関しては以前のポジションに戻すことを目指していますが、体力ビルドとスキル回転がよりよくなるようにパワーを再分配するだけです
サポート
- このパッチでは、サポートによるダメージを減らしつつユーティリティ性の出力を増やすという傾向を全体的に持たせています
- 同時にカミールの第一ロールをトップレーンへと戻す変更も行います。カミールが時折サポートでも運用可能であることは問題ないと考えていますが、サポート運用が彼女のメインロールを犠牲にすべきではなく、カミールの運用のほとんどがサポートになるべきでもありません
- ジャンナは「ザズ=ザクのレルムスパイク」と「帝国の指令」の両方が弱体化されているため、リストから意図的に外されています。これで不十分であるなら再調整を行うことでしょう
明日はチャンピオンについてより詳細にお話ししましょう!』
画像訳ここから
チャンピオン 強化
ガリオ
- 巨像の一撃(固有スキル)
- 反映率 40%魔力 ⇒ 50%魔力
- デュランドの守り(W)
- ダメージ軽減率 20-40% ⇒ 25-45%
- 正義の鉄拳(E)
- ダメージ 75-235 ⇒ 90-250
カルマ
- 魂縛(W)
- スネア時間 1.4-2秒 ⇒ 1.6-2秒
- 信念の抵抗(R+E)
- メイン対象以外へのシールド量 EとRのシールドの30% ⇒ Rからのシールドの90%
- これは22%の強化になります
- メイン対象へのシールドと移動速度増加に変更なし
ケイン
- 飛影斬(Q)
- 反映率 80%増加攻撃力 ⇒ 85%増加攻撃力
- これはベース/影の暗殺者に影響します。ダーキン変身後は影響ありません
ラックス
- イルミネーション(固有スキル)
- 反映率 25%魔力 ⇒ 30%魔力
- ライトバインド(Q)
- 反映率 60%魔力 ⇒ 65%魔力
ナサス
- ソウルイーター(固有スキル)
- ライフスティール 11/16/21% ⇒ 12/18/24%
- サイフォンストライク(Q)
- 基本ダメージ 30-110 ⇒ 40-120
オラフ(ジャングル)
- 斧投げ(Q)
- NEW モンスターに対して5-25の追加ダメージを与えるように
- 根性比べ(W)
- 持続時間 4秒 ⇒ 5秒
- マナコスト 30 ⇒ 50
- 捨て身切り(E)
- 通常攻撃によるクールダウン解消 1秒 ⇒ 1秒、モンスターに対しては2秒
- ラグナロク(R)
- マナコスト 0 ⇒ 100
スモルダー
- 基本ステータス
- 物理防御 24 ⇒ 26
- スーパーこげこげブレス(Q)
- クリティカル率によるダメージ増加 最大30% ⇒ 最大50%
サイラス(ジャングル)
- 鎖の鞭(Q)
- ダメージ補正 ミニオンとモンスターに対し40% ⇒ ミニオンに対し40%、モンスターに対し70%
チャンピオン 弱体化
フィオラ
- 基本ステータス
- 攻撃力 68 ⇒ 65
レク=サイ
- ゼル=サイの怒り(固有スキル)
- ミニオンを攻撃した時のフューリー獲得量補正 50% ⇒ 20%
レル(ジャングル)
- 全ての対モンスター追加ダメージを削除
- 基本ステータス
- レベルごとの魔法防御 1.85 ⇒ 2.05
ボリベア
- 稲妻の猛攻(Q)
- クリティカル時にスキルダメージ含めて反映されていたのが、100%合計攻撃力ぶんにのみ反映されるように
- 嵐を起こす者(R)
- クールダウン 140-100秒 ⇒ 160-110秒
チャンピオン 調整
カミール
- プレシジョンプロトコル(Q)
- 移動速度 30-40% ⇒ 30-50%
- クールダウン 9-6秒 ⇒ 9-5秒
- タクティカルスイープ(W)
- 外側範囲の追加ダメージ 対象の最大体力の5-7% ⇒ 対象の最大体力の6-8%
- フックショット(E)
- ダメージ 80-200 ⇒ 60-180
- ブラッドソングが弱体化されます
ナミ
- 潮の流れ(W)
- ダメージ 60-220 (+55%魔力) ⇒ 60-200 (+50%魔力)
- 回復 55-135 (+25%魔力) ⇒ 55-155 (+40%魔力)
- 跳ね返るたびの補正 -15% (+100魔力ごとに7.5%) ⇒ -10% (+100魔力ごとに10%(これは強化です)
- 潮使いの祝福(E)
- ダメージ 20-80 ⇒ 20-60
ヌヌ&ウィルンプ
- おすすめアイテムの調整
ソナ
- パワーコード(固有スキル)
- ヒム・オブ・ヴァロー(Q)でのダメージ増幅 40% ⇒ 50%
- ヒム・オブ・ヴァロー(Q)
- オーラによる通常攻撃への追加ダメージ反映率 20%魔力 ⇒ 10%
- パーセヴァランス(W)
- 回復反映率 15%魔力 ⇒ 30%魔力
- セレリティ(E)
- 味方への移動速度 10-14% ⇒ 10-18%
システム 弱体化
ブラッドソング
- 自動効果「追撃」の基本攻撃力反映率 150% ⇒ 100%
帝国の指令
- 自動効果「調整射撃」のダメージ 対象の現在体力の12% ⇒ 対象の現在体力の10%
スタティック シヴ
- 価格 2700ゴールド ⇒ 2900ゴールド
ザズ=ザクのレルムスパイク
- 自動効果「ヴォイドの爆発」のダメージ 20 (+20%魔力) (+対象の最大体力の4%) ⇒ 10 (+20%魔力) (+対象の最大体力の3%)
- クールダウン 8/7/6秒 ⇒ 一律10秒
画像訳ここまで
質疑応答
Q. ボリベアのサンダードスカイはもうだめか。Rのナーフはトップレーンにも影響するのに、なんの補償もないのはPhreakがボリベアを使わないからか?
シニアQAエンジニアのRiotNorak氏
A. まだボリベアのQでサンダードスカイは機能しますよ! 他のスキルがこのように作用することはほとんどなく、あまりにも強い一撃だったのでボリベアQの全ダメージがクリティカルしないように私がしました。
基本ダメージの90 + 100%合計攻撃力 + 120%増加攻撃力
この全てがクリティカルしていました!
別の見方をすると100%基本攻撃力 + 220%増加攻撃力、それが確定クリティカルで75%増加してたんですね🤯
他の弱体化ではなくこの変更にしたアイデアはボリベアのサブレディットからもらいました。私のコメント履歴からそれへの私のリプライをチェックしてみてください!(原文)
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