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2016年2月25日木曜日

LCSおよび全世界リーグのルール集

Rulesets within LCS and Global Leaguesの訳です。


要点:


昨年のフィードバックや所見にもとづいたLCSルールの展望から、いくつかの変更をLCSルールに適用します。

まず3点の変更を行います。
  • Penalty index:処罰に対して一貫性を持たせ予測できるようにするため、よくある違反行為とその処罰をリストにした「Penalty index」を作成します。
  • Penalty tracker:LCSシーズン期間中に課された全ての処罰を追跡できる、公式の場を作成予定です。
  • プロ選手・チームオーナーとの対話を増やす:LCSの処罰過程および構造について、プロ選手・オーナーとの対話を多くするよう努めます。

とても長い話ですので、安全ベルトをきっちり締めてくださいね。

現在2016シーズンが進行中ですが、LCSおよび世界に存在する全てのリーグにおいて機能するルール集について議論したいと思います。最重要事としては、ルールを定め推進する方法、リーグの健全さにとってそれは重要だと信じている理由、そして2016シーズンにおけるプロセスの効率化の評価する新しい評価法について、じっくり見ていきたいと思います。

私たちの目標は、競技シーンで最高レベルのプレイとスポーツマンシップを示すこと。その水準に合わせるため、選手・チーム・リーグにとって公平で安定した生態系を保証するために、目標とする柱を確立・維持していく必要があります。

地域別・世界規模の両方で定められるルールの目標は非常にシンプル、健全なリーグにそぐわない行動や処罰を防止することです。選手・チームの双方が、ルール違反の重要性を完全に理解できるよう、わかりやすく透明性のあるガイドラインを設計するということでもあります。ルールの見せ方によっては、この経験を改善し、大きく透明性を増すことができると私たちは信じています──2016シーズンにさらなる一貫性と予測性を処罰過程に加えるべく、3つの大きな変更を行います。



Penalty Index


それでは、競技シーンにおける典型的な違反行為とそれに対する処罰を追跡するときに助けとなる、2つの方法をご紹介しましょう。
(1) LCS penalty indexは、LCSにおいて3競技月間以内の参加資格停止事由となる違反行為リストです。
(2) global penalty indexは、全世界のリーグにおいて標準となる、3競技月間以上の参加資格停止事由となる大きな違反行為リストです。

直近の数シーズンは、各リーグにおける処罰は全て問題なく行われており、参加資格停止等の処罰はそれぞれの事件に合わせて決定されていました。処罰は公平にという意図のもと運用されていましたが、実際にはいくつかの欠点がありました。
  • 矛盾:時間が経過することにより、事件へのアプローチや哲学が変わり、地域間で裁定が変わったり、同じ地域であっても同様の違反に対する裁定が変わることがありました。
  • 予測不可能性:処罰の軽重にかかわらず、チーム・選手・ファンが処罰内容に驚くことがあります。裁定に一貫性があると感じられること、処罰が実効性のある抑止力として予測可能であることを確実にしたいと思います。
  • 決定の遅れ:個々の事件が起こった後に適切な裁定を下すための行動を始めると、結果が出るまで多くの時間がかかってしまい、チームと組織が宙ぶらりん状態になってしまうことがあります。調査と裁定の間にある遅延をカットし、関係者が裁定に沿った行動を取れるようにしたいと思います。

はっきり言っておくと、処罰をもっと頻繁に行いたいのではなく、処罰過程を効率化したいと考えています。リーグの処罰規範についてもっとわかりやすいコミュニケーションを行うことで、違反行為を取る動機を少なくし、チームと選手を教育していければと考えています。

Global Penalty Indexについて、NAおよびEU LCS地域のPenalty Indexについて、またそれが実際どのように運用されるかについては、こちらの投稿を御覧ください。



Penalty Tracker


透明性は価値あるもの、私たちはそう考えています。リーグの競技ルール違反に関して罰金や参加資格停止が発生するたび、経緯を詳しく公開する理由はこのためでもあります。書類提出の遅れから極まった悪質行為まで、全てに対する処罰を公表するために、現在までは1つの仕組みしか使ってきませんでした。大なり小なり、全ての違反に対して一定の文書を作るよりも、罰金および参加資格停止についての説明をするためのもっと良い方法があると考えています。

Penalty trackerでは、競技裁定(competitive ruling)よりも詳細は省かれ、違反について簡単な説明がなされるため、小さな違反についてはより素早い対応が可能になります。引き抜きや悪質行為のような複雑な違反については、問題になった処罰について説明した競技裁定を発表しますが、このような競技裁定も過去の記録を参照したいチームが探しやすいようPenalty trackerからリンクされ、先例をよりよく理解できるようにします。



プロ選手およびオーナーとの対話を増やす


2015年Summer Split終盤ごろから、各チームから選ばれた選手1名をRiotオフィスに招待し、リーグのフォーマットや2016年のPenalty indexから選手が受けられる利益など広範囲に渡るフィードバックを受けるため、定期的に議論する「LCS Pro Player Panel」のプロトタイプを開催してきました。ここから私たちはLCSフォーマットから選手権利の保護が弱いという点まで、多くの問題提起をフィードバックとして受け取り、Summer Splitのフォーマット変更選手・チーム間契約の変更など、2016年のリーグを改善するためのオフシーズン計画に大いに役立ちました。

LCSの設立以来、この種の問題については選手たちとは非公式に話し合ってきましたが、組織だった一貫性のあるフィードバックチャンネルを作ったことで、この過程は飛躍的に向上しました。昨年このグループにPenalty indexを初めて紹介したところ、彼らのフィードバックとインプットにより、最終バージョンはさらに洗練されたものとなりました。

LCS Pro Player Panelはまだ初期段階ですが、将来の発展と変更のためにフィードバックを模索し続けていきます。リーグのルールとそのベストな実行については、率先してこのグループと定期的に議論を続けます。処罰を受けた各選手とも、可能性のある処罰と今後それを避けるための説明機会を設けてゆきます。これまではこうしたことを非公式に行ってきましたが、LCSが未来へと前進するため、公式なプロセスの一部としたく思います。

LCSオーナーとも同様の会議をもっと頻繁に行っていきます。リーグにおける懸念について話し合い、彼らのフィードブックを私たちの処罰ポリシーおよびリーグの未来像へと織り込む能力を改善します。選手たちと同様、昇格・降格システムの抜本的見直しをはじめとして、既にオーナーたちからのフィードバックもオフシーズン計画に盛り込まれています。

この全ては、プロ選手およびオーナーたちとの対話を、リーグの処罰過程と構造にもっと取り入れていこうという大きな努力の一部になります。リーグのルールの背後にある目標のひとつは、チームにプロフェッショナルに振る舞ってほしい、良いスポーツマンシップを見せてほしいということにあるのです。選手・オーナーたちといっしょに、これが意味するところについての継続的な対話をもっと続けていくことは、この信念にもとづくものです。



終わりに


Penalty indexおよびLCSルールは、上記のことを石板に刻みつけたものではありません──LoL esportsはまだ幼く、リーグのベストな管理運営方法については、私たちも学びの途上にあります。システムは時間をかけて進化していくものでしょう。常々行っているように、これらの変更の結果を監視し、生態系をよくするために必要な変更を行っていきます。

読んでくれてありがとう!