告知

[公式情報リンク]

■ 公式サイト:LoL | Teamfight Tactics | レジェンド・オブ・ルーンテラ | VALORANT | ユニバース
■ 公式Twitter : LoL | TFT | LoR | VALORANT | Wildrift
■ LJL - Esports : 公式ページ | Twitter | Facebook | instagram

[パッチ・メンテナンス情報]

LoL | TFT | パッチスケジュール

[その他]

Clash 概要説明 | 名誉システム

2015年1月30日金曜日

The Gonzo Awards 2014:2014年のeSportsにおける最悪大賞


リクエストがありましたので、The Daily Dot掲載のRichard Lewis氏の記事「The Gonzo Awards 2014: The worst of the worst in esports (Part 1)」「The Gonzo Awards 2014: The even worst of the worst (Part 2)」の中でLoLに関する部分のみの抜粋訳を掲載します。


この記事は、一つの見解です。このDaily Dotの見解を、真剣にとらえる必要はありません。

昨年は、eSports分野において本当に新しい年だったでしょうか? 胴回りが太くなりながら、髪が薄くなりながら、長い時間をかけたなら「はい」と言うでしょうが、脳が恐ろしさにひるみ、甲高い声で叫ぶように、反射的に「いいえ」と言うでしょう。私達は、幅広い意見を意図的に無視しているかもしれませんが、これが現実です。

私の見解としては、未熟さと失敗が明らかにされたと考えています。
昨年は確かに今までと違うeSportsの年でした。そして、今年の1月の見通しは、今までの出来事からでは、ほとんど予測できません。

昨年、「eSportsの年」の終盤は、おかしな状況でした。懸念や失敗には縁のない成功者が、高価なマウスパッドとヘッドセットで長年築き上げられてきた山の上から降りてきます。彼らは、私達全員が成し遂げたことについて熱く語ります──「昨年、私達がeSportsを価値あるものにしました」ということを。このメッセージを耳にした人達の間に、ぬるい満悦感が広がっています。さらに、新たな共感も伴い、彼らは自分達オタク同士を考察します。このような人とのつながりが、コアゲーマー達に、軽率で汚い話題さえも容認させてしまいます。歓びの声は、彼らのオーナーの責任範囲を越えて届く拍手の音や、従順な人の背中を何度も非難する声が大きいので、聞こえなくなってしまっています。

もしかしたら、彼らは、今この時には正しいのかもしれません。もしかしたら、昨年は、私達が過ごす変わった年の最後の年だったのかもしれません。2015年は、面白い年になるのかもしれません。

もしそれが本当になるのだとしたら、これは、私が絶対に書くべき最後の記事になるかもしれません。
自画自賛の中、eSportsのエリート達への免除を賞讃する中、私の見解(すでにCadred.orgとEsports Heaven、そしてこのDaily Dotに公開された)は、不当な理由により作られた、この印象的なeSportsの年の未熟さと失敗を明らかにするものです。

LANイベントにおける2014年最悪のパフォーマンス


韓国でのブートキャンプ後のCLGが、NA LCS Summer Play-offs Quarter Finalで見せたパフォーマンス


Counter Logic GamingがLCSで最終週の試合を行わずに、韓国での長期ブートキャンプを行うことをアナウンスした時、CLGのファンにはその発言の意図が見えていた。
中立的なファンには、その一方で 彼らがすでにWorldsに出場した気になっていることと、そのために韓国で最高のチームと練習する必要があると宣言したことは、とても傲慢な行為に見えた。

もしその過酷なトレーニングを映画で表現するとしたら、”Hearts on Fire”がBGMに鳴り響く中、MonteCristo氏がDoublelift選手にもう一回腕立て伏せをするよう怒鳴る、ロッキー4のトレーニングシーンのようになるだろう。実際起こったことはPulp Fictionの“bring out the gimp”のシーンに近く、二週間のあいだ合意なしに優れた選手達に残酷な仕打ちをして、二週間の間、際限なく立ちはだかる、自分たちよりも明らかに技量の優れたプレイヤー達を相手に、ひどく残酷な仕打ちを受けたのだろう。不透明な霧に包まれた部分の中身は、時差ぼけと深夜労働に違いない。

Riotがペナルティーを与えるのに十分なルール上の言葉を見つけることができないまま、CLGはCurseと戦うためにブートキャンプから帰ってきた。
Curseはチームに問題を抱えたままだった。

辞書にある「平均的」という言葉の体現となるアルバイトから休養を取っていたDavid “Cop” Robertson選手、そして同じように典型的なスターであるJoedat "Voyboy" Esfahani選手も弱りきり、疲れ切っていた。
これはCLGが余裕で勝てることを意味していた。しかし、彼らは勝てなかった。最初の一戦で見せた平凡なパフォーマンスが限界で、恥と嘲笑の悪夢のスパイラルに陥った。

人々はCLGが機能していないと過小評価した。 レポートはチームによって分かれたが、どのチームも「4人と1人の韓国人」というありえない評価を下した。

このシリーズはAustin "LiNk" Shin選手がプロフェッショナルリーグのなかで最も残念な選手の一人であるという評価を強固なものにした。Cop選手は懐疑的な者たちを黙らせるパフォーマンスを引き出した(彼のサポートである Alex "Xpecial" Chu選手に多くの助けをもらってだが)。

Shin "Seraph" Wooyeong選手のパフォーマンスは、「Diego "Quas" Ruiz選手を世界一のTopレーナーにしたのはだーれだ?」という質問が飲みの席のクイズで出されること間違いなしというぐらいひどいものだった。
事実として、彼がチームメイトから使用を禁じられていたチャンピオン(Nidalee)を手放したことは、勝利を勝ち取ることを難しくしていた。

3-0で負けた後も、屈辱は終わっていなかった。ゴシップが流れたのだ。Andy "Reginald" Dinh氏が黒人流の煽りを始め、Twitterにバーチャルギャングのサインを流し始めると、昔からのライバル関係が炎上した。
CLG側もあわててこのことを知ったファンをなだめようとしたが、ブラック・ダリア事件の捜査官よりも手がかりは不足していただろう。

それはキャリアを行き詰らせ、組織に長い影を落とした、高く付いた失敗だった。TSMのコーチであるChoi "Locodoco" Yoon-sub氏は簡潔にこう述べた。
「土壇場の努力がいつも成功で終わるとは限らない」

2014年見ていて最もイライラしたファンボーイたち


Team SoloMid


TSMのファンにとって、今年は最高の年だっただろう。 TSMは予想を裏切るような良い成績で2014年のシーズンを終えた。 彼らはPAX Primeで行われたSummer Splitにて当初の予想を裏切り、NAのグループからWorld Championshipsに駒を進めると目されていたDignitas、LMQ、そしてCloud 9を打ち破り勝利したのだ。ファン達はおそらく静かな満足感に浸っていたに違いない。

それどころか彼らは、よくあるシラミのアウトブレイクよりもイライラする、集団での行動を許可する委任状を受け取ったと思い込んだのだ。

見たところ彼らは多数派グループであり、League of Legends のなかでもっとも成功したブランドのひとつとつながっているにもかかわらず、どういうわけか他の人間から差別されていると確信し、まるでeSports秘密警察に見つからないようにLeague of Legendsの一般的なファンがそれを隠しているかのように、自分達の状態を犠牲者だと不平をいう。
皮肉なことだが、彼らチームについての議論がフォーラムに存在しないことを考えてみると、チームが同時多発性のマイナス投票で脱線させられるのを避けていたのは、ヨセフ・スターリンのように熟練した的確さをもって「正しい」歴史で覆い隠されていたということだろう。

みんな、それを見逃していなかった。イベントで延々と力強い三文字をチャットし続けるかどうかで、誰よりもLeague of Legendsを理解していると証明しようとしたり、gankが来たときに叫ぶことによってゲームに影響をしようとしたり(これを防ぐためのDelayに気づいていない)、もしくは単に炎上した象徴であるDuncan “Thorin” Shields氏の件など、TSMファンの迷惑度が2014年で突出して増加傾向にある。

実際、彼らは今年の最も恥ずかしく、不快なエピソードのいくつかに尽力した。彼らは、eスポーツの情報を発信しているOnGamersからShields氏の解任に重要な役割を果たした。なぜなら彼がツイートのなかで、TSMのファンにとって最愛のJason "WildTurtle" Tran選手のことをあつかましくも「知恵遅れ」と呼んだからだ。 その後彼らはLeague of Legendsの中でも最高のトークショーであるSummoning Insightに集団で攻撃し、言論の自由についての強固な見解を取った。

同様に、彼らはいくつかの非常に非難されるべき行為を正当化しようとした。、Team SoloMidはチームを批判した人物を雇っている報道機関と仕事をすることをを拒否し、ファンはこの子供のわがままのような行動を”プロとしてふさわしい行動”とみなした。彼らの偉大なるリーダーAndy "Reginald" Dinh氏によって拍車をかけられ、World Championshipsの間、TSMがグループを突破できないという考えや、TSMのプレイヤーがほかのチームのプレイヤーに比べて劣っているという意見を述べたものを、彼らはソーシャルメディア上で攻撃したのだ。

彼らの救世主がChristopher "MonteCristo" Mykles氏の不正を公の場で告発したとき、中傷は非常にオープンかつ閉鎖的に行われ、フェアなゲームと見なされ、この行動は賞賛された。彼らは言う、「こんな感じになにも恐れずにやるんだ、Regiがそういっていたんだ」と。両親の付き添いがなければ公共交通機関を利用させてもらえないような子供から、古典的な殺人の脅迫を含む悪意のある反応をソーシャルメディア上で受けることに対し、賛成する者などいないはずだ。

もちろん、このすべては許容されている。このようないかなる種類の批判もとてもプロフェッショナルとはいえないし、業界全体の足を引っ張っていることを絶対に忘れてはいけない。それがTSMのみについて言及したものであっても、だ。

2014年最悪の「マネージャー」


Noh Dae Chu

この賞を受賞する人は、たいていコミカルな人物だ。やってることはすべて的外れで、彼らがやってるeSportsのビジネスはカニエ・ウェストの暴走のようなものだ。大体彼らはこそこそと尻尾巻いて逃げるだけで、唯一コンタクトを取ってくるのは「もしeSportsの歴史を書いた年代記から彼らについて書いたエントリーを削除しなければ、お前を投獄してやる」という、クレヨンで書かれた「弁護士の手紙」を数年後に送って来る時だけだ。

今年を振り返ると多くの受賞候補者がいるにもかかわらず、そこには特別なクソッタレが惜しみなく立っている。今のところマネージャーの肩書きを引っぺがして、彼を商品表示法違反で牢屋にブチこむべきだ。注意義務を気に留めず、一定ラインを保つための肉体的暴力で脅し、八百長に関与して最終的には自殺未遂に追い込んだということ以外に言うべきことはあるだろうか

AHQ Koreaのマネージャーは最初から嘘をついていた。スポンサーがすでに選手の給料や生活費用、住む家や設備などの費用を支払っていると約束したのだ。ところが、彼はコストをカヴァーするためにローンを取っていた。そして彼はお金を返す方法についていくつか斬新なアイディアを持っていた。つまり、彼はプレイヤー達に対して、彼が賭けた試合に負けるように強要していたのだ。もしプレイヤーが勝とうとすると、彼はプレイヤー達を何度も脅した。スキャンダルが明るみになった後、Cheon "Promise" Min-Ki氏は公開した文章で以下の様な説明を行った。

「我々がチームを作った時、我々はAHQがお金とコンピューターについてスポンサーしてくれると言われたんだ。彼らがチーム名を名乗る権利のためだけにデバイスを提供したことは知らなかった。我々のマネージャーのNohは嘘をついていたんだ。そして彼は我々の住む場所や生活費にコンピューター、そして給料を払うためにローンを組んでいた。彼は違法なeSportsの違法な賭けと八百長で儲けることで、借金を返すと同時に利益を出そうとしていた。」

彼の計画が明るみに出た時、Cheon氏はこれを止めさせようとした。恥辱と汚名に心を痛め、Cheon氏は死を望み12階から飛び降りることを選択した。屋根を壊し、ごみの収集箱に飛び込んだことが彼に一命を取り留めさせた。彼が昏睡状態から目覚めた時、Noh Dae Chu氏はひどい悪役の大半が行うように、姿を消していた。

今のところ西欧は、eSportsのユートピアとして見られていた韓国の、このショッキングなカーテンの裏側をのぞいたことの大半を忘れているように見える。Cheon氏が謝罪し、あふれるような寄付金が支援によって満たされている間、お金とステータスのために5人のプレイヤーの生活と評判を台無しにした人物はかろうじて言及されたに過ぎない。韓国当局は、おそらく彼を追い詰めるだろうが、彼の逮捕や新しい情報については一向に報告されていない。

うそつきや泥棒が非難されるのならば、弱者や隙の多い人間を食い物にするやつらは本当のクズだ。Noh Dae Chu氏が今回の件のすべての元凶だ。おそらく過去最悪のeSportsマネージャーであると同時に、今後意地汚い人物を図る新しい尺度になるだろう。

2014年最も恥知らずだった集金者


Harold Goldberg: The League of Legends Experience


Harold Goldberg氏によるLeague of Legendsの記事がプレイボーイに掲載された時、シーンは狂乱した。彼らは言った、ついに俺達はやったんだと。すべてのスレッド、すべてのコメント、そしてツイートはFOX News styleの偽の物語の一部となっていった:何度も繰り返せ!これは真実なんだ! 人々は、それが、eSportsの歴史においてこれまで書かれたことがある最もすばらしい記事であり、私達は正しいのだからもっとこういう記事が書かれるべきだと宣言した。この欠陥のあるロジックは、プレイボーイがLeague of Legendsを取り上げた唯一の理由を徹底的に無視した。なぜならeSportsは正しいからだ。まだ、多くのプレイヤー達はこの勝利に浸っていた(安いジョークが来るぞ!)──なんだかかんだ言って、プレイボーイに彼らの記事が載ったことは、彼らが付き合う女性を手に入れるまで、本当にあと少しのところまで到達させただろう。

次の週が来るまで、まるで著者がある種のヘミングウェイの再来であるかのように誰もがGoldberg氏について話し、赤ワインで酔っ払って意識を飛ばしながら”LAN Cafeの死”についてペンを走らせた。実のところ彼は、ゲーミングについて書いた本でアマゾンのレビューで星2を獲得した「All Your Base Are Belong to Us」の作者だ。古臭いタイトル(訳注:「All Your Base Are Belong to Us」は2001年ごろに流行ったインターネットミーム)と“goatse.cx”みたいなカヴァーは置いておいて、彼の自称傑作は作者が長い間ゲーマーであるということが信じられないぐらいゲーミングについて非常に多くの事実誤認が含まれていた。彼は初のアーケードゲームがPongであるという誤った指摘をした。 Computer Spaceが初のアーケードゲームだ──事実、彼は間違った主張をしたことを認めた。

それでもまだ、誰もがeSportsの新たな人気者に媚び諂っていた、なぜなら誰かが我々のことを意味不明な人間だという扱いをしたとしてもただ愛していたからだ。Goldberg氏は、みんなが大好きな詐欺の手段であるKickstarterを使った、安っぽい金儲けの計画を考えた。彼はゲームとシーンに一目ぼれし、インタラクティブなデジタルコミックやらなにやらのくだらないもののためにクラウドファウンドをすることを決意したのだ。、数百万人の西部の子供達の両親からもらった自由に使える1ドルにも満たないようなお小遣いによってかなえられるだろうという薄暗い最低の願望の元、彼は最高目標を108,000ドルと設定した。

多くの人々がこのKickstarterに投資し、求められた膨大な支出を正当化しようとした。目標が達成されても、使い道は後で紹介されることになっていた。チャレンジのゴールは不快感を与えていた。Goldberg氏は通信販売のように彼自身の仕事を大げさに宣伝し、低予算で行われた選手へのインタビューを74,000ドルで開放すると告知した。皆さんのハート/財布への愛を感じとれますか? 同時に投資者への報酬は奇妙なものだった。200ドルで30分、250ドルで一時間彼とスカイプをすることができるという物だった。主に私が彼について思っていることを正確に伝えるために、彼にそのチップを払うことを考えつきはしたが。

はったりと大言壮語にもかかわらず、最終的に彼は5000ドルという最低目標を足を引きずるように超え、なけなしの6,802ドルを獲得した。コミュニティーにとってはすばらしいニュースだった。私たちはeSportsファンとして一体となった自信を増しつつ、2015年を迎えられるだろうか──そこにいる人々全員がリターンを受け取るのではなく、eSportsについて学ぶ人々に「正当なもの」を支払いたいというこのトレンドは、過去のものになっていくのかもしれない。



翻訳:tenzyu(@tenzyu_)、ulg(@ulg_
編集:あおれんじゃ