Riot Gamesのバランスチームのリードゲームプレイデザイナー、Phroxzon氏により8/28に予定されているパッチ14.17の変更予定が公開されました
注意:PBEでの変更点リストではなく、Rioterによる変更点リストの訳となります。
前日時点のPhroxzon氏による投稿
Thanks to @RiotPhreak for covering me last patch, now you're stuck with me again.
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) August 20, 2024
In 14.17 we're continuing to make changes to adjust the meta in time for Worlds (on 14.18).
ADC's
- Systems changes this patch are targeted at Absorb Life, Cut Down and Fleet Footwork.
- A lot… pic.twitter.com/Nh7SzCDNku
コメント訳
『前回のパッチプレビューはカバーしてくれてありがとうPhreak。今回は再び私が担当します。
14.17ではWorlds(パッチ14.18)に間に合うようにメタの調整を続けていきます。
ADC
- このパッチでのシステム変更は体力吸収、切り崩し、フリートフットワークが対象です
- (特に)ミッドにいるADCの多くがこのルーンを使い続けて成果を残しており、この小さなメタの変更(ルーン、APとADCアイテムの変更、経験値の変更、等々)の集積によってソロレーンのADCはかなり強力になっています
- 14.16では1stアイテムのパワースパイク(ルインドキングブレード)の弱体化、チャンピオンごと(コーキ、ルシアン)の弱体化が少なくとも効果的であったことが早期データから見て取れます
- ボットレーンの先頭を走るチャンピオンの一部(アッシュ、エズリアル)にも下方修正を行っています
サポート
- 時間をかけて様々な範囲に行われた多くの変更の組み合わせにより、メタゲームから遠距離攻撃チャンピオンのサポートは(概ね)姿を消しました
- 今年の前半はブラッドソングによって支えられていましたがそれは14.10までで、今年初めのレッドサイドボットレーンへのギャンク変更、全体的なサステインの増加で回復の価値の低下、タンクサポートの強化などによりその影響力は下がりほとんどみじん切りにされた死に体になっています
- メタの魅力を向上させる調整にはどの要素が最適なのかを検討しているところです(例:セレスティアルオポジション、アフターショック、チャンピオン個別調整、ワーモグ etc.)
- しかしながらここでは同時に、そのようなチャンピオンに当てはまらない外れ値も少ないながら存在しており(セラフィーンや前パッチで変更したセナ)、下方修正が必要です
- 遠距離攻撃、近接攻撃のサポート対決がもっとあり得るようにしようとしています
オーロラ
- ここまでのところでは、調整後のオーロラは十分妥当な位置にあります。ですがもう少しの下方修正を行います
- 彼女のウェーブクリアとダメージ出力の調整が落ち着き、ミッドレーン運用がやや増えており理想的です。オーロラは全体的にトップよりミッドの方で強くしておきたいと思っています
- また、私たちはオーロラのQとRのビジュアルをもっと見やすくしようと社内でテスト中です。これでオーロラによるフラストレーションを減らせればと思っています
- 同時にエリート層への偏りを減らす調整を模索中です
- プレイヤーがオーロラに対するカウンタープレイ(Qを避ける、Rとそれによる逃走に注意する→Rの角度に意識を向ける)を学んでいくことで、時間の経過につれて弱くなっていくと予想してもいます
チャンピオンについての詳細は明日』
パッチプレビュー詳細版
14.17 Full Preview
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) August 21, 2024
It's the final patch before Worlds.
Talked about the systems changes yesterday, talking about a few of the specific champion changes.
High level, we're looking to continue getting a few more mages into Mid lane, nerfing AD systemic options further,… pic.twitter.com/RI7IJpkEJq
コメント訳
『14.17パッチプレビュー詳細版
Worlds前最後のパッチになります。
昨日はシステムの変更について話しました、今日はチャンピオンの変更についていくつか解説します。
総じて、ミッドレーンにもう少しメイジを増やす調整を続け、ADのシステム的な選択肢をさらに弱体化し、ADジャングラーをやや上方修正し、強過ぎなタンクサポートアイテムを体系的に弱体化していくつもりです。
ケイトリン
- ケイトリンはここしばらくメタに登場していませんでした
- 彼女の技量が求められるスキルの一つをわずかに扱いやすくし、脅威ビルドに偏らないようなスケーリングの向上を目指します
APジャングラー(ブランド、リリア)
- 運命の灰のパワーレベルに沿うようにAPジャングラーを下方修正させるという方針を継続させています
- このアイテムは他の主流ではないAPチャンピオンがジャングルを警戒に狩って動けるようにする効果を果たしていると私たちは考えており、他のチャンピオンをこれに沿うよう調整します
グレイブス、キンドレッド
- 今回は何人かのADジャングラーをメタに戻そうとしています
- ダメージの根幹になるスキルへの効果が出ないはずのない強化を行います
- キンドレッドは他のチャンピオンをターゲットにしたクラーケンの弱体化(ゴホゴホ ADミッド ゲフゲフ)により特に気の毒な成績になっています
リサンドラ、ライズ、ツイステッド・フェイト
- このパッチのメイジ向け強化の中にはニッチな需要に応えることを意図したものがあります。リサンドラの場合はよりユーティリティに寄せたメイジとして、レーンでの存在感を高めます
- ライズは長いこと姿が見られず、現在の他のミッドのチャンピオンに比べやや弱いと感じています
- ツイステッド・フェイトは最近はその魅力を失っています。メタでもっとその姿が見られるよう、彼の基本となる部分に確実な強化を与えます
ルブラン
- 彼女はWorldsのメタにとって貴重な存在になるでしょうが、ソロキューの特にエリート層において全体的に強すぎます
- 全体的にかなり高いバン率にもなっており、弱体化は妥当でしょう
オーロラ
- 昨日も言ったように、オーロラはかなり深い習熟を求めるチャンピオンである上にすでに優秀な成績を残しています。つまりプレイヤーが彼女をマスターするような長期スパンで見た場合、強すぎる可能性があるということです
- 高いスキルを持つプレイヤーがそうではないプレイヤーよりもかなり効果的にプレイしている状況を観測しており、このエリート層への偏りを減らすために複数の敵チャンピオンにウルトを当てる有効性を引き下げることにしました
ランブル、ケネン
- ランブルとケネンは最近はやや強すぎであり、その結果としてミッドレーンにADチャンピオンを持ち込む理由の強力な補強になっていました
- 他のチャンピオンのスペースを開けるためにも、すこし下方修正します
サポート
- (特にメタを主導している)タンクサポートが購入するアイテムを弱体化します(サポートが1stアイテムとしてワーモグにラッシュすることに対する大きな弱体化)→ワーモグは稼いでいるタンクにとっては依然として概ね強力であると認識しています
- セラフィーンとセナにも下方修正を行います。特にセラフィーンはここのところWを最大に上げることで強くなっており、これをいくらか抑えることにしました
- セナのAPビルドは現在のパッチでは強すぎであり、非主流のビルドとしては主流のビルドに迫りすぎていました
サイラス
- サイラスは強化を受けてからは好調で、成績も向上しました
- 体力に寄せたビルド(往々にしてAPが低い)が純APビルドに対しもう少し競争力を持てるように、反映率を弱体化します』
チャンピオン 強化
ケイトリン
- 基本ステータス
- 攻撃速度反映率 0.594 ⇒ 0.610
- (訳注:攻撃速度の計算時に元となる数値)
- ヨードルトラップ(W)
- クールダウン 30/24/19/15/12秒 ⇒ 26/22/18/14/10秒
グレイブス
- エンドライン(Q)
- クールダウン 13-7秒 ⇒ 13-6秒
- 往路ダメージ 45-105 ⇒ 45-125
キンドレッド
- 矢の輪舞(Q)
- 攻撃速度増加 30% ⇒ 35%
- 忍び寄る恐怖(E)
- ダメージ 80-160 (+80%増加攻撃力) ⇒ 80-200 (+100%増加攻撃力)
- クールダウン 14-10秒 ⇒ 14-8秒
リサンドラ
- アイスシャード(Q)
- ダメージ 80-200 ⇒ 80-220
- フローズングレイブ(R)
- スロウ 30/45/75% ⇒ 45/60/75%
ライズ
- オーバーロード(Q)
- ダメージ 70-150 ⇒ 75-155
- ポータルワープ(R)
- クールダウン 210-150秒 ⇒ 280-140秒
ツイステッド・フェイト
- ワイルドカード(Q)
- ダメージ 60-220 ⇒ 60-240
ヴァルス
- 乾坤一擲(Q)
- ダメージ 15-235 (+125-145%合計攻撃力) ⇒ 90-370 (+150-190%増加攻撃力)
- (これはタンクビルドでは弱体化、その他では強化です)
- 滅びの矢雨(E)
- 反映率 90%増加攻撃力 ⇒ 110%増加攻撃力
チャンピオン 弱体化
オーロラ
- 世界の狭間(R)
- ダメージ 200/325/450 ⇒ 175/275/375
アッシュ
- 基本ステータス
- 体力 640 ⇒ 610
ブランド
- 炎上(固有スキル)
- ジャングルモンスターに対するダメージ上限を追加
- 炎上ダメージは1秒ごとに30まで
- 爆発ダメージは250/325/300/375(レベル1/6/11/16で増加)まで
エズリアル
- 基本ステータス
- 攻撃力 62 ⇒ 60
カタリナ
- 貪欲なる暗殺者(固有スキル)
- ダメージ反映率 70/80/90/100%魔力 ⇒ 60/70/80/90%魔力(レベル1/6/11/16で増加)
ケネン
- 雷遁手裏剣(Q)
- 反映率 85%魔力 ⇒ 75%魔力
ルブラン
- シジルマリス(Q)
- 反映率 45%魔力 ⇒ 40%魔力
- ディストーション(W)
- 反映率 75%魔力 ⇒ 70%魔力
リリア
- 夢を集める大枝(固有スキル)
- ジャングルモンスターに対するダメージ上限 70-150 ⇒ 70-100
パイク
- 基本ステータス
- 物理防御 37 ⇒ 33
ランブル
- ポンコツタイタン(固有スキル)
- オーバーヒート時の通常攻撃による体力割合ダメージ 対象の最大体力の6% ⇒ 対象の最大体力の5%
セナ
- ピアシングダークネス(Q)
- 回復量 40-120 (+80%魔力) ⇒ 40-100 (+60%魔力)(攻撃力反映率に変更なし)
- ドーニングシャドウ(R)
- シールド反映率 70%魔力 ⇒ 50%魔力
セラフィーン
- サラウンドサウンド(W)
- シールド 60-160 ⇒ 60-140
- クールダウン 22-18秒 ⇒ 一律22秒
サイラス
- 王殺し(W)
- ダメージ反映率 70%魔力 ⇒ 60%魔力
システム 弱体化
体力吸収
- 敵ユニットキルによる回復
- レベル1-5:1-5 ⇒ 1-2
- レベル6-10:6-11 ⇒ 3-7
- レベル11-18:12-23 ⇒ 9-23
切り崩し
- ダメージ増加条件 対象の体力が50%以上 ⇒ 対象の体力が60%以上
フリートフットワーク
- 回復量 5-120 ⇒ 5-100
- 移動速度増加 20%、1.25秒持続 ⇒ 15%、1秒持続
セレスティアル オポジション
- 自動効果「山の祝福」によるスロウ 60%、2秒持続 ⇒ 50%、1.5秒持続
ワーモグ アーマー
- 価格 3100ゴールド ⇒ 3300ゴールド
- 自動効果「ワーモグの心臓」による移動速度増加 10% ⇒ 5%
画像訳ここまで
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