2016年7月21日木曜日

Worlds前の試合序盤についてのアップデート


Scarizard氏による、タレット・ミニオンの湧き方についての変更の詳細訳となります。

Pre-Worlds Early Game Update


やあみんな。

Worldsが近づいてきましたので、プロプレイの現状に対していくつかの重要な変更を検討しています。特に重視している部分のひとつは、前回のパッチのレーンスワップ独走メタです。

レーンスワップは成功させるのが難しいものですが、それがもたらす戦略的トレードオフはごく少ないという感触になりはじめています。レーンスワップがさらに流行し、チームはそれをもっと効率的に行うようになったため、受動的なタレット交換ばかりになり、試合序盤のダイナミックな戦いがなくなっていってしまいました。レーンスワップが試合の最初の展開につきものになってしまえば、試合序盤は相互作用のないものになってしまいます。この問題に対処するため、いくつかの変更を行う予定です。

ハイレベルなプレイでは、レーンスワップのリスクを高める要素を加えます。目的はレーンスワップを撲滅することではなく、実際にトレードオフの生じる戦略的選択肢のひとつにすることです。

参考までに、変更内容を以下に挙げます。

最初に、タレットへの攻撃・防御に対する動機を高めます。最初に壊されたタレットは「ファーストブラッド」の報酬を与えるようになりますが、自軍チャンピオンがいればタレットは防衛しやすくなります。
  • NEW: 「タレット ファーストブラッド」ゴールド: 直接関与で+275ゴールド、それ以外に+25ゴールド(最大でチーム各員に合計400ゴールド)
  • NEW: タレットのAIをアップデートし、自軍チャンピオンがいれば防衛しやすくなります(6.16で実装予定)

次に、ファーストプッシュ戦略にとって理想的なレーンへの対策です。ボットレーンのアウタータレットの防御数値は他レーンに対して理想的ではなく、砲撃ミニオンはレーンごとに順番に湧くようになります。

Fortification(タレットが持つ一時的なダメージ減少バフ)の変更
  • 持続時間: 7分間→5分間
  • ダメージ減少: 35%→50%
  • ボットレーンのタレットからFotificationを削除(これについてはもっと細かな調整を模索中です)
  • アウタータレットのHP: 3300→3500
砲撃ミニオンの湧き方を変更
  • 各チームは1ウェーブにつき1体の砲撃ミニオンを獲得し、砲撃ミニオンの湧くレーンは循環していきます。
  • つまり、ボットには3ウェーブ目に砲撃ミニオンが湧き、ミッドには4ウェーブ目、トップには5ウェーブ目となり、以降繰り返していきます。
  • 試合時間20分経過後は、ミッドに40ウェーブ目の砲撃ミニオンが湧き、ボットとトップの両方に41ウェーブ目の砲撃ミニオンが湧き、以降繰り返していきます。
  • 試合時間35分経過後は、全てのレーンのミニオンウェーブに砲撃ミニオンが含まれるようになります。
変更のタイミングが良いわけではなく、プレイオフに突入する前にチームが調整を行えるよう、すぐにでもこの変更を行うのが理想だというのはわかっています。とはいうものの、ゲームの現状にとっては重要なことで、オフシーズンを待たずに変更を行う価値のあることだと考えています。今年10月にWorldsでプレイされるものとほぼ同一のメタで、Worlds選抜に参加するチームにはプレイして欲しいので、これらの変更を行うチャンスは今しかありません。来るべき次期パッチでこれをテスト中ですが、Worlds前の大きな変更としてはこれが最後になります。


タレットのAIの挙動について

現在計画しているのは以下のようなことです。

1. 味方がタワーの射程外にいるが、敵がタワーの下でその味方を攻撃している場合、タワーが味方を助けられるようにします。現在の挙動は直感的でなく、自軍タワーから大きく離れてゾーニングされており、敵チャンピオンはタワー下でリスクなしにこちらを攻撃してくる場合、とてもつらく感じます。

2. タワーにチャンピオンへのターゲット取りを記憶させるコンセプトをいくらか与えます。基本的にタワーは、ごく最近に自軍チームのチャンピオンにダメージを与えた敵チャンピオンが射程内にいなくなるまで、ミニオンの攻撃に戻ることはありません。非ターゲット状態になる能力を使って低レベルでダイブを仕掛けてくるチャンピオン(エリスやフィズなど)に対して、大きな影響があると予想されます。タワーの狙いを他のチャンピオンに移すテクニックは存続しますし強力ですが、そういった状況でタワーを守る試みは不公平であるべきではありません(現在は攻撃側にリスクがないだけです)。レーンスワップと同様に、試合序盤のタワーダイブを撲滅したいわけではなく、リスクを犯すとか十分に高い対価を支払うとかいったことは受容していますが、全力で防衛したい時に困ることがなくなるような状況にしていければと思っています(タワーは壊れるし、自分はいっしょに死ぬしといった状況を少なくする)。