6月10日にDev Updateの動画と公式記事が公開されました。関連する質疑応答を紹介します。
コメント・質疑応答
ランダムミッド(ARAM)について
Q. ついさっき友人とARAMのマップが再利用されないのはリソースの無駄使いだよなって話をしてました。ARAMのマップ変更が楽しみ!
ゲームモードチームのシニアエンジニアリングマネージャー、H28_G_Evo氏A. これは私たちがずっと関心をもって取り組んできたものであり、技術を構築して良い状態に持っていくことだけが必要でした。:D 何かをリリースし、プレイヤーからのフィードバックを受け取ったりデータを見たりしてそこからアイデアを閃くことはよくあるのですが、それを実現するにはそれなりの時間がかかるのです。(原文)
Q. 今後マップが追加されるようなことがあったら、それはランダムなマップローテーションに組み込まれるのでしょうか? それともそのマップのみになるのでしょうか?
H28_G_Evo氏 必要なときにその確率を動かすレバーがいま私たちの手元にあるので、将来的に新規マップを追加することは可能でしょう。ですが当然ながら、現時点で今後の新規マップやその出現確率について確定しているものはありません。他と同様に私たちはデータやプレイヤーの評価を集めてこのゲームモードにとって最良の選択を目指していきます(原文)
Q. チャンピオンカードを選んだ後、選ばれなかったカードは即座にベンチに送られるのですか? それとも全員同時にベンチに配置されるのでしょうか?
H28_G_Evo氏 プレイヤーはまず自身の2つの選択肢から10秒ほどの内に1つを選び、もう片方はベンチに置かれます(ただし自分以外にはロックされた状態で、あなたはいつでも交換できます)。この時間の後にベンチが全員に解放されてこれまでと同様にトレード、ベンチとの交換、スキン選択等が可能になります。(原文)
Q. ここ数年になってARAMの変革が進んでますね。どのような変化があったんですかね? 技術革新? リーダーが交代した?
H28_G_Evo氏 数年前のアリーナの実装以来、私たちはLoL全体のゲームモードを支える技術面に大きく投資をしてきました。同時にモードチームの現在のリーダーシップは2022年後半以来ほぼ一貫した体制(私も含まれます)になっています。この一貫性はプロトタイプ作成や新モードの実装、時間をかけた改善等々に大きく貢献しています(原文)
Q. 新マップは進歩の橋みたいに大きく異なるものじゃなくてスキン程度の差であってほしいな
LeagueStudio代表、Meddler氏A. ゲームプレイ上の変化は進歩の橋に比べると意図して小さなものにしています。どう感じたか教えてください、まだ変化が大きすぎると感じられるようなら、あるいは気にしすぎで小さすぎるようであれば、調整することに私たちは前向きです(原文)
Q. 結局のところARAMにArcaneのマップは戻ってこないの?
Meddler氏 今回のARAMマップローテーションの試みが上手くいったなら、いつかは進歩の橋を復活させたいなと思っています、嘘ではありません。今回の実装においては進化の橋とブッチャーズブリッジのどちらかを選ばなくてはなりませんでした(チーム内で3マップにしたいという話になっていたので)。前回からかなり時間が空いてしまっていたのもあってブッチャーズブリッジを選びました(原文)
続きQ. ARAMのマップの数を3つにしたかった理由は何かあるのですか?
Meddler氏 大きな要素としては「慣れ親しんだハウリングアビスでの体験」「精霊の花祭りマップでの新鮮な体験」そして「ブッチャーズブリッジでのノスタルジーな体験」が良い比率に感じられたことがあります。進歩の橋を追加するならマップごとの確率をいじらない限りその数に歪みを感じさせてしまうでしょう(後から追加する可能性は否定しませんが、各カテゴリーひとつずつから始めてどのような反応があるかを見たいと考えました)(原文)
Q. ARAMでマップもランダムに選ばれるってやべえな! ブッチャーズブリッジの復活も超嬉しい!
Meddler氏 マップローテーションが好評だったならまたいつかチャレンジしたいです(原文)
Q. ARAMメインのプレイヤーにとってチャンピオンカードのシステムになることは改善なのか改悪なのか。3枚目のカードが表示される確率やその変動がどうなっているかが気になるね。
リードモードプロデューサー、RiotCadmus氏A. 3枚目のチャンピオンカードの出やすさは2つの要素で変動します。- 確率の基本値は所有するチャンピオン数でわずかに増加します。たくさん持っていたら、確率が上がります
- "pity"(訳注: 残念、同情、哀れみの意味)の確率が組み込まれており、3枚目がでなかったゲームを何試合も重ねた場合には、3枚目が出てくるはずです
(訳注: 2の内容はのちにRiotCadmus氏本人によって間違いだったと修正されています。続くコメントもお読みください)(原文)
Q. 全チャンピオンを所持していてARAMでほぼ毎回2回リロールしていたプレイヤーにとってはどうなりますか? 3枚目のチャンピオンカードが開かれる確率がかなり高くなるのでしょうか?
RiotCadmus氏 現時点の調整ではおそらく4か5ゲームごとになるかと ― ですがその健全性については監視していくつもりです(ベンチのチャンピオン数が多くなりすぎることを懸念しています、実装後も監視は継続します)(原文)
Q. (訳注: 上記の2つのRiotCadmus氏のやり取りをr/ARAMに紹介したスレッドにて)さあARAMメインたちよ、このRioterのコメントを見てくれ。俺の理解ではこれはつまりこういうことか?- 毎試合チャンピオン2体から選べる。この時点で今まではリロール0回の可能性もあったのだからバフだ
- さらには3体目が出る確率もある。これはチャンピオン所持数が多いほど出やすくなるそうだが、ここにpityシステムとやらが4〜5ゲームごとに適用される(全チャンピオンを持っていようと4〜5ゲームごとなのかは不明)。これはリロール2回のあとにまたリロール2回のゲームを始めることも可能だった今よりもナーフになると言える
RiotCadmus氏 いくつか追加説明をさせてください ― 業務上の会議の合間にredditにサッと投稿をするにあたって私はもっと言葉選びと反応に気を付けるべきでした :D- "pity"の表現は単純に誤りでした ―システムに「hard pity」(訳注: いわゆる「天井」の意味か)は設定されておらず、3枚目のカードが表示される確率は所有するチャンピオン数に応じてある程度の幅でランダムになります。ピック周りのシステムについて検討していたのですが、様々な理由から最終的にこの要素は不採用にすることに決まりました ― 将来的にこれについて再検討することもあるかもしれません
- 「わずかに」はあまり正確な言葉ではありませんでした、現在の調整において全チャンピオンを所持する場合と所持数が少ない場合との差は極めて大きなものになっています。全チャンピオンを持ったプレイヤーであればおよそ30%のゲームで3枚目のカードが表示されます(最終的な調整はまだ未定です)。一方でチャンピオンを20体しか持っていないプレイヤーの場合はおよそ8%のゲームで表示されます(こちらも最終的な調整は未定です)
基本的に私たちはARAMの多様性を高く保ちたいと考えており、今回の変更においてはチャンピオン所持数が少ないアカウントが有利になる状態にならないようにすることを目標としています。チャンピオンの母数が少ないことで安定性が高くならないように気を配っているのです ― なのでこの変更が実装されましたら私たちの意図を汲み取ってくれるとうれしいです。
不明瞭な情報提供とそれによる混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。(原文)
Q. リロールが不要な時は消費を抑えられる今のシステムと比べるとこれはナーフだろうと感じるね。
RiotCadmus氏 平均的に見れば ― 多くのプレイヤーがリロールシステムを限度まで回さないでベンチにチャンピオンを出さないことが通常なため、チャンピオンの選択肢は今よりもわずかに増加する程度だろうと予想しています。
この取り組みは慎重であるべきだと考えています ― ARAMのピック画面にあまり多くのチャンピオン選択肢を出しすぎると、ピック率の高いチャンピオンがゲームに登場する確率を高めることにつながるからです。これは私たちが根源的に恐れ避けようとするシナリオです、なので今後のアップデートでも注意を払っていくつもりです。(原文)
Q. ARAMメインのプレイヤーにとってチャンピオンカードのシステムになることは改善なのか改悪なのか。3枚目のカードが表示される確率やその変動がどうなっているかが気になるね。
リードモードプロデューサー、RiotCadmus氏
A. 3枚目のチャンピオンカードの出やすさは2つの要素で変動します。
- 確率の基本値は所有するチャンピオン数でわずかに増加します。たくさん持っていたら、確率が上がります
- "pity"(訳注: 残念、同情、哀れみの意味)の確率が組み込まれており、3枚目がでなかったゲームを何試合も重ねた場合には、3枚目が出てくるはずです
(訳注: 2の内容はのちにRiotCadmus氏本人によって間違いだったと修正されています。続くコメントもお読みください)(原文)
Q. 全チャンピオンを所持していてARAMでほぼ毎回2回リロールしていたプレイヤーにとってはどうなりますか? 3枚目のチャンピオンカードが開かれる確率がかなり高くなるのでしょうか?
RiotCadmus氏 現時点の調整ではおそらく4か5ゲームごとになるかと ― ですがその健全性については監視していくつもりです(ベンチのチャンピオン数が多くなりすぎることを懸念しています、実装後も監視は継続します)(原文)
Q. (訳注: 上記の2つのRiotCadmus氏のやり取りをr/ARAMに紹介したスレッドにて)
さあARAMメインたちよ、このRioterのコメントを見てくれ。
俺の理解ではこれはつまりこういうことか?
- 毎試合チャンピオン2体から選べる。この時点で今まではリロール0回の可能性もあったのだからバフだ
- さらには3体目が出る確率もある。これはチャンピオン所持数が多いほど出やすくなるそうだが、ここにpityシステムとやらが4〜5ゲームごとに適用される(全チャンピオンを持っていようと4〜5ゲームごとなのかは不明)。これはリロール2回のあとにまたリロール2回のゲームを始めることも可能だった今よりもナーフになると言える
RiotCadmus氏 いくつか追加説明をさせてください ― 業務上の会議の合間にredditにサッと投稿をするにあたって私はもっと言葉選びと反応に気を付けるべきでした :D
- "pity"の表現は単純に誤りでした ―システムに「hard pity」(訳注: いわゆる「天井」の意味か)は設定されておらず、3枚目のカードが表示される確率は所有するチャンピオン数に応じてある程度の幅でランダムになります。ピック周りのシステムについて検討していたのですが、様々な理由から最終的にこの要素は不採用にすることに決まりました ― 将来的にこれについて再検討することもあるかもしれません
- 「わずかに」はあまり正確な言葉ではありませんでした、現在の調整において全チャンピオンを所持する場合と所持数が少ない場合との差は極めて大きなものになっています。全チャンピオンを持ったプレイヤーであればおよそ30%のゲームで3枚目のカードが表示されます(最終的な調整はまだ未定です)。一方でチャンピオンを20体しか持っていないプレイヤーの場合はおよそ8%のゲームで表示されます(こちらも最終的な調整は未定です)
基本的に私たちはARAMの多様性を高く保ちたいと考えており、今回の変更においてはチャンピオン所持数が少ないアカウントが有利になる状態にならないようにすることを目標としています。チャンピオンの母数が少ないことで安定性が高くならないように気を配っているのです ― なのでこの変更が実装されましたら私たちの意図を汲み取ってくれるとうれしいです。
不明瞭な情報提供とそれによる混乱を招いてしまい申し訳ありませんでした。(原文)
Q. リロールが不要な時は消費を抑えられる今のシステムと比べるとこれはナーフだろうと感じるね。
RiotCadmus氏 平均的に見れば ― 多くのプレイヤーがリロールシステムを限度まで回さないでベンチにチャンピオンを出さないことが通常なため、チャンピオンの選択肢は今よりもわずかに増加する程度だろうと予想しています。
この取り組みは慎重であるべきだと考えています ― ARAMのピック画面にあまり多くのチャンピオン選択肢を出しすぎると、ピック率の高いチャンピオンがゲームに登場する確率を高めることにつながるからです。これは私たちが根源的に恐れ避けようとするシナリオです、なので今後のアップデートでも注意を払っていくつもりです。(原文)
新スキン、「伝統的な衣装」シリーズ
Q. 「伝統的な衣装ビクター」が成功を収めた場合、他のリワークされたチャンピオンにもそのようなスキンを実装してくれますか?
あるいはハウリングアビスにタワーの崩壊を戻したり、Arcaneの進歩の橋をランダムなマップとして追加するような考えはありますか?
Meddler氏 「伝統的な衣装」スキンについて ― まだこのシリーズを復活させるかどうかは未定です。もしビクターのこのスキンが好評だった場合には他でも時期を見て検討することになることでしょう。このタイプのスキンは当時ほとんど人気がなく、所持しているプレイヤーもほぼ使わないような状態だったため作ることをやめた過去があります。
タワーの崩壊 ― タワーの瓦礫のことですかね? まずないだろうと思います、あれは本当に非難轟々でした
進歩の橋 ― ARAMマップローテーションがプレイヤーに受け入れられた場合には、進歩の橋もいつか追加したいと考えています(原文)
Q. 旧ビクターを再現したスキンいいね
Meddler氏 なにかいい名前あります?(原文)
続き
Q. 機械の先触れビクター(訳注: Machine Herald: モデルチェンジ以前の二つ名)はどうです? フルカスタム(Full Machine) ビクターと被っちゃいますかね?
Meddler氏 私たちは基本的にはそういった似た名前を避けるのですが、今回の場合はその可能性はありますね(原文)
Q. ビクターの昔の姿を模した新スキンは旧ボイスを使うべきだ。あとスキン名は「機械の先触れ」で。
Meddler氏 この新スキンは旧ボイスを使います。スキン名はまだ未定です。(機械の先触れのリクエストがあったことは覚えておきます)(原文)
Q. つまり本当に「伝統的な衣装」スキンが復活するんですね?このスキンシリーズが復活するのか、それとも今回の一回限りなのか気になります。
Meddler氏 おそらくはそうです。これからについてどうするかはまだ未定です(原文)
Q. 従来のリワーク時の「伝統的な衣装」スキンは旧ボイスを使うのが慣例でしたけど、ビクターの新しいスキンもそうなってくれるかな? 新しいのもいいんだけどいまいちしっくりこなくて。
Meddler氏 そうです、旧ボイスです(原文)
Q. 次のプレステージ/イグゾルテッドスキンが誰になるかはまだ明かせませんか? Act2の後半か終わり際になると思うんですけど。
Meddler氏 モルガナの次のイグゾルテッドスキンはヴィエゴの予定です。プレステージスキンがどうだったかはすぐには思い出せませんでした。(原文)
その他
Q. 精霊の花祭りノベルゲームの攻略キャラはどれほどいるのでしょうか?メインはAct 2からだとは思いますが、過去の参加キャラクターも出てきますか?
シーズンチームのプリンシパルプロダクトマネージャー、Reav3氏
A. 今回はミニバージョンなので4キャラクターのみです。開発ブログにも書かれているようにこのゲームの主な体験は2.5Dの横スクロールアクションです(2.5Dの横スクロールアクションを完了した後にアンロックされます)ので、以前の「精霊の絆」の楽しい体験を思い起こすものになるでしょう。
現時点は他の3キャラクターはシークレットなのですが、過去と現在どちらからも選ばれていますよ(原文)
Q1. Meddler不在のDevUpdate?
Q2. 彼はサバティカル休暇に行ったんじゃなかった?
Meddler氏 撮影の日は都合がつかなかったとMeddlerが言ってました(原文)
(訳注: 他人目線ジョーク)
Q. August(訳注:数々のチャンピオンをデザインしてきた名物Rioter)の顔のシャツを着たPhloxがマジメな顔をしてるのは最高だね!
Meddler氏 私たちは仕事するにあたって大したドレスコードは設定していないのですが(概ね「服を着ろ」だけです)、でもこれはちょっと許されないレベルの呪物なのではないかと……(原文)
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