Riot Gamesのバランスチームのリードゲームプレイデザイナー Phroxzon氏により、4/30に予定されているパッチ25.09の変更予定が公開されました。
注意:PBEでの変更点リストではなく、Rioterによる変更点リストの訳となります。
前日(4/8)時点のPhroxzon氏による投稿
Patch 25.9 Preview!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) April 22, 2025
Negative Behavior
- This patch we're rolling out a large update to our Negative Behavior systems, targeting a major increase in our abilities to ELIMINATE intentionally losing behavior
- Not going to say much more than that, but we're expecting this to give… pic.twitter.com/EdRp5CZekn
コメント訳
『25.9パッチプレビュー!
悪質行為
- このパッチでは悪質な行為に対するシステムに大きなアップデートが行われます。意図的に負けようとする行動を排除する能力を大きく増加させることを目標としています
- これ以上に語れることはないのですが、これが私たちのゲームにおいてさらなる検出と取り締まりを構築するための基礎となってくれることを期待しています
- 最初は誤検知を最小限にするために慎重に稼働開始し、システムが意図した通りに機能することを確認してから強めて行きます
シーズンの変更
- 生まれ変わった美麗な精霊の花祭りマップとデッド時のスクリーンをお楽しみに :)
- ヴォイドグラブの出現を遅らせるようなシーズン2の大きなオブジェクト変更をしていくことから、「飽きられるくらい安定している」チャンピオンへの挑戦的な変更は少しのあいだ保留します
- ローム戦略の根幹やゲーム序盤のグラブに向けた変更によって多方面に変化が生じることでしょう
システム調整
- シーズンスタート時に大きな変更を行って以来、ビスケットを大切に持ち続けることで戦闘時に大きな体力アドバンテージを得る戦略が人気になっています
- これがそれなりに強い選択肢でありながらも、その影響力を減らすようにする変更を行います
偉業とブーツ
- 偉業ブーツも今回強化されます。プレイヤーのみなさんが偉業ブーツが見た目ほど強くないことを認識してくれたので、私たちはその期待されるパワーに実際のパワーを近づけます
- この強化と併せて、ブーツシステム全体が強すぎにならないようにティア2ブーツにバランス調整をします。スイフトネスブーツへの小さな弱体化になります
- 共生靴底についてですが、進化前の強化リコールを削除します。これは現在の性能ではレーニングフェーズの力学をすこし歪めすぎていました。特にゲーム中盤以降のマップを動き回る性能にもうすこし寄せたいと思っています
テレポート対イグナイト
- 特に高レベルにおいてテレポートはいまだ支配的なサモナースペルであり、しばしば序盤と終盤の両方でイグナイトを打倒しきっています。私たちはイグナイトをもうすこし(特にこの高レベルな層で)使われるようにしたいと思っています。そこでイグナイトのスケーリング性能を強化し、より公平な競争ができるようにします
- 同時に、特にボットレーンや超序盤において全サポートがイグナイトを手にマップを屍山血河にするような事態は望んでいません。なのでイグナイトの数値はレベル6以降のみを強化します
- これによってスノーボールの度合いが高まる可能性はあります。ですが他の変更(ヴォイドグラブが遅くなる等)によって抑えられもすると予測しています』
パッチプレビュー詳細版
Full Patch 25.09 Preview!
— Matt Leung-Harrison (@RiotPhroxzon) April 23, 2025
Rod of Ages
- ROA has grown a lot more popular and given mages (in particular) an option to go against double assassin mid/jg in particular
- At the same time, it's just a tad too strong generically and doesn't pay enough of an immediate tradeoff for… pic.twitter.com/haesq1daYB
コメント訳
『25.09パッチプレビュー詳細版!
ロッド オブ エイジス
- ROAは人気者に成長し、特にミッド/ジャングルのダブルアサシンに対するメイジの選択肢になりました
- 同時に、全体的にちょっと強すぎてスケーリングの割に購入時点の弱さによるトレードオフが不十分になっています
- もしルビークリスタル2つのビルドパスがチャンピオンに望まれるものだった場合には、ROA購入時のダメージのトレードオフを負わせるべきなのでしょう
シェン
- 前パッチのシェンの変更は目標に届かず、非常に小さな影響に留まりました。結果が出るようにさらなるブーストをかけます
- 単純に、シェンは(ブラウムのように)それなりに強い場合ゲームを良いものにするタイプのチャンピオンです。彼にはソロキューに多い「敵を見つけた、キルする」系のゲームプレイ要素をもう少し追加して、ゲームでの脅威度は低いままにしつつ独力で強くなれる伸び幅を持たせます
オリアナ
- オリアナは彼女の同僚たち(シンドラ、ビクター、等)と比べて明らかに悪い状態にいます。その一方でチームへの依存度は高くプロでもピックされていませんが、その性質はかなり強いものであるはずです
- ROAの弱体化を受け、オリアナも弱くなるはずです
- プロとソロキューどちらの環境においても存在感を無くしていたこともあり、私たちはオリアナを強化することにしました
- Wに2-3ポイント振るのがオリアナの現最強スキルオーダーであり、これには序盤で少し弱体化が入ります。ですがレベル8以降は強化になります
カ・サンテ
- カ・サンテはプロのメタからはほぼ脱落したと言えます(グウェンの優先度が上がったこともあります)。なので彼のもっとも公平なスキル(W)のパワーを高めます
アッシュ
- プロでアッシュが運用可能になっていることが真実である一方、学習曲線がかなりゆるやか(たくさんプレイしても勝率が大して上がらない)でありながらソロキューではかなり弱い状態です
- フィアレスドラフトによってアッシュの存在感が増すことについてはあまり心配はしていません、一般のプレイにおいて良い状態にしたいと思っています
レオナとモルガナ
- レオナとモルガナの生存能力はかなり低下しています、なので両者とも強化を与えます
- モルガナはかなり対応型のサポートになっており前に出る理由があまりありません、なのでここを少し改善してバランスを取ります
- レオナは現在他の行動妨害重視のサポート(アリスター、レル、等)に比べかなり悪い状態になっています
グウェン、ナフィーリ、ヨリック
- この3名には適切な状態になるようフォローアップを行います
- プレイ感やパワー予算の割り振りについては良好に落ち着きました、しかし適切にするにはまだ調整が必要です
- ナフィーリはフラストレーション軽減のためにWの回転数を減らします
- グウェンはジャングルでのカウンタープレイがあまりないためジャングルを弱体化します
- ヨリックジャングルは単純に強すぎます、特に低スキル帯のプレイでは』
「Devブログで紹介したシーズン2の変更もあるのでチェックしておいてください、パッチノートは来週公開です」
チャンピオン 強化
アニー
- ファイアボール(Q)
- ダメージ 70-210 (+80%魔力) ⇒ 80-240 (+80%魔力)
- バーニングファイア(W)
- マナコスト 90-110 ⇒ 70-90
- やっちゃえ!ティバーズ!(R)
- 自動効果による魔法防御貫通 10-15% ⇒ 15-20%
アッシュ
- レンジャーフォーカス(Q)
- 通常攻撃1回分のダメージ反映率 111/117/123/129/135%合計攻撃力 ⇒ 110/117.5/125/132.5/140%合計攻撃力
- 増加攻撃速度 25/35/45/55/65% ⇒ 25.37.5/50/67.5/75%
カ・サンテ
- 切り開く猛進(W)
- ダメージ 40-120 ⇒ 45-165
レオナ
- サンライト(固有スキル)
- マークの持続 1.5秒 ⇒ 2.5秒
- シールド・オブ・デイブレイク(Q)
- マナコスト 35 ⇒ 30
- ゼニスブレード(E)
- マナコスト 一律60 ⇒ 40-60
モルガナ
- ブラックシールド(E)
- 魔法シールド 80/135/190/245/300 (+70%魔力) ⇒ 100/155/210/265/320(+70%魔力)
- 魂の足枷(R)
- ダメージ 175/250/325 ⇒ 200/275/350
- 増加移動速度 10/35/60% ⇒ 20/40/60%
オリアナ
- オーダー: 攻撃(Q)
- マナコスト 30-50 ⇒ 一律35
シェン
- 護刃招来(Q)
- 強化時(スピリットブレードが敵チャンピオンを通過した時)のダメージ反映率 対象の最大体力の4-6% ⇒ 対象の最大体力の5-7%
チャンピオン 弱体化
グウェン
- 基本ステータス
- レベルごとの物理防御 5.2 ⇒ 4.7
- 裁断(固有スキル)
- 中立モンスターに対するダメージ上限 5 (+15%魔力) ⇒ 5 (+10%魔力)
- チョキチョキッ!
- スタックによる追加攻撃のダメージ 10-30 (+5%魔力) ⇒ 10-30 (+2%魔力)
カリスタ
- 基本ステータス
- 体力 600 ⇒ 580
- 攻撃力 59 ⇒ 57
- レベルごとの攻撃力 3.25 ⇒ 4
- 引き裂く遺恨(E)
- 基礎ダメージ 10-50 ⇒ 5-45
ナフィーリ
- 群れの呼び声(W)
- クールダウン 22-18秒 ⇒ 26-18秒
- 獰猛なる刃(E)
- 通過時ダメージ 15-55 (+50%増加攻撃力) ⇒ 15-55 (+40%増加攻撃力)
ヨリック
- 魂の導き手(固有スキル)
- ミストウォーカーが中立モンスターから受けるダメージ 100% ⇒ 150%
システム 強化
イグナイト
- ダメージ 70-410 ⇒ 70-475(レベル6以降からを強化)
気迫
- 行動妨害を受けた際の物理防御/魔法防御の増加 6-12 ⇒ 一律10
システム 弱体化
ロッド オブ エイジス
- 体力 400 ⇒ 350
- 魔力 50 ⇒ 45
スイフトネス ブーツ
- 移動速度 60 ⇒ 55
システム 調整
ビスケットデリバリー
- 英気満点ビスケットによる回復量 減少体力の12% ⇒ 20 (+最大体力の2%)、減少体力によって最大100%増加(現在体力30%で最大)
偉業のブーツ
- ティア3ブーツ強化コスト 750ゴールド ⇒ 500ゴールド
- スイフトマーチ(スイフトネスブーツの強化先)
- 自動効果「ノクサスの狂熱」による合計移動速度10%を削除。移動速度の5%のアダプティブフォースを獲得するように
- 移動速度 70 ⇒ 65
- 永遠の前進(シンクロナイズド ソウルの強化先)
- 自動効果「ノクサスのシンクロニー」による移動速度増加 合計移動速度の10% ⇒ 合計移動速度の8%
- 連呪使いのブーツ(ソーサラー シューズの強化先)
- 魔法防御割合貫通 8% ⇒ 7%
共生靴底
- 移動速度 40 ⇒ 45
- 自動効果「ヴォイドの子ら」による強化リコールを削除(シンクロナイズドソウルには残っています)
画像訳ここまで
質疑応答
Q. シーズン2の変更で大きく影響を受ける恐れがあるチャンピオンやバランス上の問題はありますか?
Phroxzon氏
A. ボットとトップのメタがどうなるか監視しようと思ってはいますが、特別心配な対象があるわけではありませんね(原文)
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