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2015年4月9日木曜日

H2kのコーチ、Pr0lly氏のFecebook投稿訳


リクエストがありましたので、H2kのコーチであるPr0lly氏がFacebookに書き込んだ、LCSでのPick/Banの実際についての投稿の訳を掲載します。

Pr0lly - long time facebook.. but i come in peace. i...

Facebookではお久しぶりですね……私は平穏無事に過ごしています。この投稿をしようと思ったのは、Twitterの文字制限が問題だからというのが大きな理由ですが、CLGと彼らの行ったPick/Banについて最近起こったRedditでのドラマを見た後、H2kについても少し洞察になるものを与えられるかなとも思ったからです。

では。LCSコーチが担当チームとそのPick/Banなどをどのように扱うべきなのかについて、たくさんの推測が飛び交っています。Redditの多くで「してはいけないこと」とされていることを私はたくさんやっているので、すごく愉快に感じていますが、それは私のチームにとっては正しいことだと信じています。

主な不平は、Pick/Banにおいてコーチの戦略が選手に影響できることについてです。私はこれを理解できませんし、必要なことだと考えています。私は天才とは程遠い存在ですし、ミスをすることもしばしばなので、いつも試合前から、それにステージに上がった後ですら、自分の持つ戦略でチームを強化し手助けとなるようにしています。私たちのP/B戦略の骨子は、いくつかの理論構築と輪郭を皮切りに始まり、続いて選手たちが「悪魔の代弁者」となっていきます。

最近最も良かったケースは対CW戦で、私たちはCassio/Draven/Urgotをbanしました。Cassio/Dravenのban理由は非常に明確でしたが、Dravenを使用可能なままにするという考えでプレイしました(最終的には良い理由があったのでそれを覆しました)。2つめの論点はUrgotのbanで、私はKalistaをbanしない理由であった「これが選手たちの重要点であるから」という点を正しいと主張せねばなりませんでした。レーンで攻撃的なKalistaを(CWの)Freeze選手にプレイさせれば、彼が試合全体を通してプレイを主導できるというのは、正当な説明でしょう。練習試合を2週間行った後、チームのbot laneはADをスケールさせて生き伸びることができる、と私は十分に確信しましたので、そのチャンピオンをbanする必要性を感じなくなりました。また、私たちは先週UrgotにカウンターできるPickを準備できていませんでしたので、代わりにbanすることを提案したところ、全員が賛成しました。Maokaiは(CWの)YoungBack選手が最も得意とするチャンピオンのため、紫側でMaokaiをbanするなど、いくつか他のban戦略も提案してもらいました。その構成でプレイできる理由と、レーンでそのピックが可能な要素を私が説明すると、Odoamne選手はそれに対してプレイできる十分な自信を持ち、チームは相手にMaokaiがいても勢い良く十分なプレイができるようになりました。Ban phaseはこれで終わりました。全ての選手が自分自身の意見を表明し、私はそれによって彼らの自信/信頼の程度を判断することができたので、試合で彼らが十分に力を発揮できていたのはわかっています。

他方、Pickはとてもやりやすいもので、練習試合で練習したものについては全員が覚えていますし、現在各自のロールについて使いやすい/カウンターピック/チーム構成依存のチャンピオンを混ぜることにしています。なのでコミュニケーションは「オーケー、ファーストピックでMaokaiが取れた、2番めのピックでXとYが欲しいけど、敵はカウンターをピックするかな?それとも安全なピックかな?」と選手たちは返事をし、敵のチャンピオンプールを知り、代わりにPickすべき優先的なものが他にあればアドバイスを行うといった形になっています。選手たちが事前の認識にないものをやりたがり、私がアドバイスしなかったものをPickしたがるのであれば、私が「悪魔の代弁者」となる番です。それを取る価値があることを確信させるため、最悪のケース想定を話し、両者が同意します。カウンターピックのマッチアップで選手たちがやりづらくなる場合や、選手にとって自信のないPickになってしまう場合は、私はそういったチャンピオンをPickしてほしいと思いません。チーム構成等のためにはそれがベストだと思っていても、私は選手たちの自信に最も重きを置いています。その反面、私は選手たちに自己中心的なPickをしてほしくないと思っています。私がそれに反して賢いチーム構成を行えたとしても、自己中心的なPickに、賢いチーム構成を上回るだけの本当の価値があるのかを決めるのは、チーム自身にさせてはいますが。私たちの計画や、ゲーム中のPick & Banにはたくさんのギブ・アンド・テイクがあります。選手たちの意見を聞かなければ、Pick/Ban phaseでとても弱くなってしまうでしょう。

そうですね。全部を書き出してみて、かなりの要点を忘れていることに気が付きました。少しやっつけ仕事になってしまったかもしれません。なので、ここで得られるものはちょっとしたヒント程度だと思います。私が完全無欠な天才であればいいのですが。これで私がH2kのPick/Banについて信用を失うことになるかもしれません。私はこのことで多くの賞賛を得ていますが、私たちのP/Bはチームが新しく生み出したものであって、私だけのものではないと皆さんに知っていただきたいと思います。ともあれ、ありがとう!