2015年4月23日木曜日

Cloud9のHai選手が競技プレイから引退


北米のLCSチーム「Cloud9」のmid laner、Hai “Hai” Du Lam選手が一線を退くことが発表されました。今後のHai選手は、Cloud9の運営スタッフとなります。


Thank you Hai — Cloud9

以下はHai選手の公式声明の訳です。

私はCloud9のmid lanerから降りることにいたしました。この理由について皆さんによくわかってもらえるよう、できる限り全てを説明しようと思います。

何よりもまず、Cloud9を支援し、プレイしてきた期間を通して私を応援してくれた皆さんに、感謝を伝えたいと思います。自分の夢を追い、プロ選手になるという機会を持てたことについて、心から感謝しています。Jack氏の存在なくして、私たちは今のチームになれなかったでしょう。彼は常に、各選手と組織、チームについて最高の気配りをしてくれました。

私がチームから降りる決断をしたのは、以下の問題からです。
  • 私の手首の状態は悪く、これ以上無視することができません。これは必要なプレイを行う能力と、さらなる改善を行うための能力、両方の枷となってしまっていました。チームメイトがプレイするソロキューの試合数についていくことができず、そのことは彼らにとって公平ではありません。この負傷を抱えたままプレイするのでは、せいぜいあと1 split程度しかプレイできないでしょうし、それも確実にとは言えません。
  • チームの環境や士気が、Worlds 2014以来、常に低いままでした。2014年のSummer Splitでは目を見張るような成果が出せませんでしたし、Worldsでもベストを尽くせませんでした。Worldsでの優勝を掴み取るため、失ったものを取り戻そうと多大な努力をしたのですが、結局は苦戦し、チームの雰囲気は低迷し始めてしまいました。IEM San Joseでの優勝により、Cloud9の空気は少し改善したのですが、その雰囲気もすぐに消え去ってしまいました。
  • これは皆さんにはっきりとお伝えしたいと思います。私のプレイや、私自身に対するコミュニティからの批判のせいで、チームを降りるわけではありません。それが気にならなかったのかと言われれば肯定できませんが、チームメイトが私を信頼してくれたおかげで、それを払拭できていました。しかし長い時間が経ち、チームメイトも私のプレイヤーとしての能力や、司令塔としての能力に対して信頼を失い始めました。これは本当につらいことでした。これは私が克服できた障害ではなかったと思いますし、実際にこれが契機になりました。自分はチームの最初期から常に、メタが移り変わる中でもSupport Carryとしての役割を果たし続けてきたと考えていますが、私のプレイスタイルはもう上手く行かなくなってしまいました。
  • 私は新しいmid lanerが加入することを希望し(もうすぐ告知されるはずです)、苦労は伴いますが私たちが抱えていた問題は解決して、チームは新しい出発点に立つことでしょう。問題は全て解決するのかって? 確実とは言えませんが、問題解決に挑戦できる時間があるとすれば、それは今でしょう。彼らは改善し、再び北米最高という称号を取り戻し、国際的な舞台でも存在感を取り戻せる、私はそう確信しています。私が信じるCloud9を、皆さんも応援し続けてほしいと思います。
私が引退後にやりたいと思っていることですが、Cloud9のChief Gaming Officer(CGO)という新しい役割に取り組んでいます。私の仕事は、全てのゲームについて新しい才能やチームを獲得すること、新しい提携先を獲得し、現在の提携関係を維持すること、となるでしょう。また、自分たちのブランドを育成中の選手たちを導き、彼らがここで過ごす時間を最大限に活用できるように取り計らい、eSportsの成長とともにCloud9の名を轟かせるため、全力を尽くしていきます。

Cloud9のオーナーであるJack Etienne氏も、以下の声明を出しています。

Hai氏が競技プレイから退くことを発表いたします。これはHai氏との別れではなく、彼をCloud9の運営スタッフに迎えるということです。この2年間、Hai氏とともにCloud9を育ててきたことは、私の人生で最も輝かしい経験のひとつであり、彼がCloud9で新しい役割に就いたことに、とてもワクワクしています。新規もしくは既存のゲームタイトルについて、私たちCloud9が成長を続ける中で、Hai氏は重要な役割を果たすことになるでしょう。

2013年5月の結成以来、全く同じメンバーでLCSに参加し続けるという極めて稀なチームであったCloud9ですが、 Hai選手の引退に伴ってこの記録にも終止符が打たれることとなりました。