2015年1月22日木曜日

2015 LCS 公式規則集の変更点


2015 LCS 公式規則集の変更点が発表されました。

要約
  • 2015 LCS Official Rulesおよび2014年からの変更履歴を公開しました。
  • 2015 LCS rulesetには、何点かのポリシー(周辺機器、サブ、引き抜き、選手の服装、競技パッチ)に関するアップデートが含まれています。
  • 規則集には、以前概要を発表したRegional Residency Requirement[地域居住要件](Interregional Movement Policy[地域間移籍に関するポリシー])、Work Eligibility(労働資格)、ヘッドコーチ、スポンサーシップ売却、Championhip Point、自動降格についての追加規則も含まれています。

LCS規則集に追加された新規則


競技の公正性、プレイヤー、チーム、それに他のいかなるゲームの要素に対しても影響を起こしかねない問題を分離するために、LCS規則集に新しい規則の追加を始めました。ほとんどの規則の変更は、Leagueにおいて日々積み重ねた経験に端を発していますが(たとえば労働資格や他の問題)、チームやオーナー、選手たちからのフィードバックより出発したものもあります。

問題が明確になれば、私たちはそれに取り組むためのベストな方法を探します──ベストな実践を吟味し、内部での作業を進め、抜け穴になりかねない箇所を潰し、社内チームと議論を重ねます──新規則の下書きを作ったり、既存の規則に調整を加える前に。プロ選手およびプロチームというものを規定し、Leagueの全体的な健全さを示すもの、それが私たちの規則集であって欲しいと思っています。考えうる全ての抜け穴と問題を確実に考慮するため、私たちは複数回の吟味を行っています。ポリシーを完成させた後、各チームにそれを配布し、それが適用されればどのように働くのか、説明を行っています。

そして今、2015 LCS Official Rulesおよび2014年からの変更履歴を読むことが可能になりました。来シーズンに向けて、概要と、一部の大きな規則変更についての説明をお読みください。

周辺機器ポリシー(条項5.2および5.3)


Worlds 2014の期間中、ステージで使用されるデバイスの競技的公平性を保証するため、私たちはプレイヤーの持ち込んだ機器の調査プロセスを開始しました。この調査は順調に進み始めましたが、デバイスにLCSの対戦の公平さを危うくしかねない調整が施されている可能性に対して、LAN環境のセキュリティを追加することにいたしました。

今年のLCSを始めるにあたり、LCSで使用される全ての周辺機器はスタジオに保管されます。
  • 各LCSチームは、Leagueでのアクティブメンバー1人につき、2セットの周辺機器(マウス2個、キーボード2個)を提出せねばならない。その内1セットが優先的に使われるセットとなり、もう片方はバックアップとなる。
  • これらの周辺機器は、工場で封をされ、未開封であり、完全な新品でなければならない。受領にあたり、周辺機器は現地にあるボックスに厳重に保管され、LCSの監督なしではプレイヤーの手元に返却されることはない。
  • LCS当日、以下の手順が行われる。
    • プレイヤーの周辺機器は、プレイヤーが受け取るためにステージのローディングエリアに設置される。
    • プレイヤーはこれらの周辺機器を対戦時間中に使用し、対戦が終了した後は、周辺機器を保管場所に返却しなければならない。プレイヤーはステージのローディングエリアから周辺機器を持ち去ってはならない。

これにより、LCS監督外でこれらの周辺機器が使われることはなくなるため、休憩を挟んだ時に所有権がわからなくなってしまうことが防止できるはずです。LCS公式は、年間を通してイベントのために移動が必要な時、責任をもって周辺機器の移送を行います。

プレイに理想的なのは毎日家で練習に使って手に馴染んだものであり、それが使用中に壊れていることがあるため、工場で封をされた新品の機器を使うと違和感を感じることが多いのは、私たちも理解しています。プレイヤーが快適なプレイを行うための便宜として、シーズン開始前にスタジオで周辺機器をテストし、要請があれば使い慣れたキーキャップを新品のキーボードに付け替える手続きを行えるようにします。

サブに関するポリシー(条項3.2および3.5)


最初に、全てのサブは現在Solo queueのRanked ladderでDiamond V以上であることが、LCSの参加条件として求められます。私たちは各チームに対し、サブ・プレイヤーを真面目に起用して欲しいと考えており、サブの起用を無闇矢鱈と行って、LCSチームのメンバーとなることの利益や特権を享受する行為を制限したいと思っています。

第二に、緊急事態が起こった時、予定されている試合の開始時間の2時間前までが、サブを見つけるためにチームへと与えられた猶予となります。以前のポリシーでは、LCSの対戦までに全メンバーを満たすことのできなかった対戦は、自動的に没収試合となっていました。正メンバーに何かが起こったり、短期的な緊急事態があった時、そういったチームに全メンバーを揃えるための機会を与えるための、新しい便宜です。

私たちはスケジュールの再設定や、対戦を延期する可能性も見据えています。定められた週に向け、チームは来る対戦への大量の準備に取り掛かるため、スケジュールの再設定は全てのチームに大きな影響を及ぼすでしょう。公平さを期し、対戦相手のチームに不公平な負担を強いることのないよう、できれば試合の延期は避けたいと考えています。

また、チームが代理プレイヤーを見つけられるまで、配信開始を無期限に延期する可能性もありますが、最終的には、配信の延期が2時間を越えた場合、視聴者およびスタジオで待機中の対戦相手のチームに対して非現実的な緊張を強いてしまいます。

プレイヤーが病気にかかった等、非常に困難な状況の緊急事態に対しては気の毒に思いますが、他のプレイヤーを救ってくれるサブ・プレイヤーがチームにいるのであれば、最終的に没収試合は避けられるはずです。今シーズンのためにサブ・プレイヤーを募る場合、チームのオーナーに対し、私たちは直ちに採用を行うよう勧めています。

スポンサーシップ(条項3.7.6)


昨シーズン、あるゲーム会社があるLCSチームにスポンサー提携を要請し、そのチームは競合するゲームのプロモーションを公式に行っていました。私たちはオーナーと対話を行い、私たちの目的と投資がLCSの成長のためだとすれば、LCSチームや参加プレイヤーがRiot Gameの競合企業のスポンサー提携を受けるのであれば、それはLCSの成長を妨げることになると伝えました。

今年、私たちは透明性のためにこれを公式ポリシーへと移行することにしました、この問題における私たちの立場を公に表明したいからです。

LCSは、League of LegendsプレイヤーおよびRiot Gamesにとって核となる経験です。LCSはLeague of Legendsのために存在し、League of Legendsが提供すべき最高の儀式のひとつなのです。そこでは多くの素晴らしい試合が行われています──そして私たちも自分たち自身にとっての素晴らしい試合を数多くプレイするのです──私たちは、競合するゲームや企業などの広告媒体として、LCSとそれに連なる一連の物事が使われてはならないと信じています。明言しておきますが、LCSに参加するプロたちが、自分で選んだビデオゲームを普段プレイし、空き時間にそういった配信を行うのは、概ね良いことだと思っています。

プレイヤーおよびコーチの服装(条項5.4)


来シーズン、プレイヤーには揃いのユニフォームを着用してもらうことにします。Leagueの体裁をレベルアップさせることに加え、ユニフォームによりチームの独自性を促進し、古くからのファンと新規ファンの両方にとって、別のチームを見分けることを容易にするためです(そしてファンへの定着を図ります)。私たちはまた、プレイヤーとは異なるコーチ陣の専門技術を際立たせたいと思っていますので、LCS開催日のヘッドコーチには、少なくともビジネスシーンで日常的な服装をしていただくことにします。

以前まで、LiveサーバとLCSの間には2週間のパッチの隔たりがあり、新チャンピオンおよびリメイクされたチャンピオンは1ヶ月間使用できませんでした。各チームの意見を仰ぎ、競技シーンの一貫性を全プレイヤーがプレイできるものに沿わせる努力を行った結果、新チャンピオン/リメイクされたチャンピオンが使用不能な時間を2週間に短縮することができました。ゲームを変えてしまうバグのあるチャンピオンやアイテムについては、引き続きLCS公式が使用を見合わせる処置を取ることがあります。

引き抜きおよび買収(条項10.2.3)


最近行われた裁定にあるように、買収および引き抜きはLCSにおいて重要な問題で在り続けています。チームメンバーもしくはその支援組織員が、LCSで他チームと契約中のチームメンバーの契約状態について話をすることは、現在禁じられています。オーナーたちからのフィードバックに基づき、今後この問題についての懸念により良い対処を行うべく、チームメンバーの状態について尋ねることについてもフォローする過程をもって、このルールをアップデートしました。

現在、当該プレイヤーが所属するチームの運営に許可を得た上で、あるチームの運営が他のチームとのプレイヤー契約をしようとするのは、差し支えない行為です。契約済みメンバーの状態について話し合いたい2チームの運営間での問い合わせが行われている期間中、そのやり取りはLCS公式にもはっきりと把握できていなければなりません。これについては、チーム運営間のメールにLCS公式をCCで加えてもらえれば、全く問題ありません。

私たちの目的は、交渉の席にLCS公式を加えることではありません──それはチームとプレイヤーの問題です。私たちは単に、異議があった場合の確認を取りたいだけであり、その場合には中立的第三者(LCS公式)による明確な記録が求められ、提供されます。

結論


この記事は規則の全ての変更をカバーしてはいませんが、来シーズンのルールにおける主要な変更の追加説明になれば幸いです。私たちはオーナー、コーチ、チーム、プロたちと、シーズン開始に先立ち、新しいポリシーに従うための時間を与えるべく作業を進めています。私たちはファンの皆さん全員とLCSのシーズンを迎えることが楽しみでなりませんし、来るLeagueの変更についても、説明と理由をお伝えできるようにしていくつもりです。

以前概要を発表した変更の施行や、地域居住要件(地域間移籍に関するポリシー)についてのアップデート、Championship Pointsや自動降格といったことをもっと詳細に知りたい場合は、こちらの規則集全文をお読みください。

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